雨の日の髪のスタイリングで悩んだ経験はありませんか？ せっかく朝セットしたのに、職場に着く前に髪が乱れたりすると最悪です。
そこで雨の日でも髪が広がらないスタイリング方法をお伝えします。結論、スタイリングのやり方次第で髪のコンディションを良くすることは可能です！ 雨の日の髪がなかなか決まらない人は参考にしてみてください。
雨の日に髪が広がる、うねる原因
雨のに日に髪が広がる原因は大きく分けて以下の2つです。
- 水分を吸収して髪が広がってうねる
- カラーやパーマのダメージによって髪が広がってうねる
ひとつずつ説明をしていきます。
雨の日に髪が広がる原因は水分を吸収しているから
雨の日に髪が広がる原因は「水分を吸収しているから」です。くせ毛や直毛など髪質関係なく髪は水分を吸収します。ただし、直毛と比較するとくせ毛のほうがより広がりやすいです。
くせ毛が直毛より広がりやすい理由として、髪は水分を吸収するとカールが出やすくなる特徴があるからです。雨の日はカールが出やすくなる分だけくせ毛の方は広がりやすくなると覚えておきましょう。
雨の日に髪が広がるのはカラーやパーマのダメージが原因
カラー、パーマ、普段のヘアアイロンによるスタイリングで「傷んだ髪は水分を非常に吸収しやすい」です。
髪が傷むと乾燥してパサつきだします。乾燥してパサついた髪は、非常に水分を吸収しやすい状態です。そのため水分をどんどん吸収してしまい広がってしまいます。髪のダメージはまとまりの悪さに直結することを覚えておいてください。
広がり、うねり防止のためのホームケア
雨の日の髪って天気が良い日と比較してボサボサに広がってうねりやすいです。そこで必要になってくるのがホームケア！
髪のケアに関しては美容室でのケアも大事ですが、それ以上にホームケアが重要です。毎日、継続してする髪へのケアが雨の日でも髪のコンディションを整えてくれます。
シャンプー&トリートメント
雨の日に髪が広がりうねるのを防ぐにはシャンプーやトリートメントは保湿が高いもの使うと良いです。取るべきアクションは下記の2つになります。
- シャンプーやトリートメントは保湿が高いものを使う
- トリートメントは放置時間を長めに置く
この2つはお客様がホームケアをするときでも簡単にできるので、雨の日に髪が広がってうねる人には提案してみましょう。
特に男性だとシャンプーは「保湿よりも洗浄力が強いものを使いがち」です。先ほども説明したとおり、雨の日に髪が広がってうねる原因は水分によるものです。髪が乾燥した状態だと水分を吸収してしまいます。あらかじめ髪を保湿してあげることで、水分の吸収を事前に抑えることができます。
ただし、いくら保湿をしているからと言ってトリートメントを髪の根元にベタベタ付けるのは危険です。髪の根元にトリートメントがつくと自然なボリュームまでなくなってしまうので、中間～毛先につけるようにしましょう。
ブラッシング
雨の日に髪のコンディションを整えるならブラッシングは大事です。ただ、ブラッシングにはいろいろなプラスの効果があるので雨の日とか関係なくやると効果的！
ブラッシングをしてもらいたいタイミングは下記の3つになります。
- シャンプー前
- シャンプー後に洗い流さないトリートメントを付けた後
- ドライヤーで髪を乾かしてる最中
シャンプー前のブラッシング
お風呂に入るシーンって多くの方が夜だと思います。夜はホコリや汗などで髪が汚れている場合がほとんどです。ブラッシングすることで「髪の汚れを浮かす」ことができてシャンプーの泡立ちが良くなります。
効果的にシャンプーやトリートメントを使うならシャンプー前のブラッシングをやるようにしましょう。この一手間をすると保湿成分を髪に与えやすくなります。
洗い流さないトリートメント後のブラッシング
雨の日に髪が広がらないようにするには洗い流さないトリートメントは大事です。ただ、注意点がひとつあります。それは洗い流さないトリートメントのつけムラです。
「つけムラ」や「つけすぎ」があるとドライヤーでの髪の乾きが悪くなります。ドライヤーをしても髪がなかなか乾かない方は、洗い流さないトリートメントのつけすぎかもしれません。
そこでやって欲しいのが、洗い流さないトリートメントをつけた後のブラッシングです。ブラッシングをすることで髪全体に満遍なく洗い流さないトリートメントをつけることができます。ブラッシングをした経験のないお客様でも簡単にできるので提案をしましょう！
ドライヤーで髪を乾かしている最中のブラッシング
ドライヤーで全体的に9割くらい乾かしたら髪の根元～毛先にかけてブラッシングをするといいです。髪の根元からブラッシングしながら乾かすことで根元に自然なボリュームができます。さらにブラッシングをすると髪のキューティクルがキレイに整いツヤが出ます。
雨の日に髪の広がりやうねりを抑えるにはブラッシングは効果的です。
雨の日のスタイリング剤の使い方
雨の日に髪をスタイリングする場合は、ワックス選びは肝心になってきます。結論から言うと雨の日は「水分の多いスタイリング剤は使わない」ことです。
避けたほうが良い種類は「ジェルやグリース」などの水分が多いスタイリング剤になってきます。髪の広がりやうねりが出るのは水分の吸収が原因。その原因となる水分が多いスタイリング剤は極力避けましょう。
そんなときに使って欲しいスタイリング剤は、オイル系やクリーム系のスタイリング剤です。オイル系やクリーム系は、保湿力が高く雨の日の髪をキープするには相性が抜群！ 梅雨など雨の多い時期だけでもいいので、スタイリング剤の変更をお客様に提案してみましょう。
雨の日のドライヤーの掛け方にも一工夫
雨の日に髪へドライヤーをするときもコツがあります。ポイントは「冷風」の使い方です。ブラッシングをしながら髪を乾かし終わったら最後に冷風を使いましょう。
温風で乾かして仕上げで冷風を使うことで髪型が崩れにくくなります。このときもブラッシングを同時にしてあげるとより効果的です。
雨の日の髪の広がり、うねりはアイロンで防げる？
雨の日に髪の広がりやうねり抑えるにはアイロンがおすすめです。アイロンで髪に熱処理を行うことで髪型がキープしやすくなります。ヘアアイロンで作るストレートヘアとカールヘアの2つについて説明をします。
雨の日の髪をストレートヘアでキープ
ドライヤーでブローをするよりヘアアイロンでストレートヘアにしたほうが「より強力」です。ブローのときと同じでヘアアイロン後に、ドライヤーの冷風で冷ましてあげるとよりキープ力が増します。
アイロンでストレートヘアにしたら、オイル系やクリーム系のスタイリング剤をつけてあげましょう。そうすることで雨の日の髪でも崩れない髪型が完成します。
雨の日の髪をカールヘアでキープ
ロールアイロンで髪を巻いて作るカールヘア。雨の日に髪を巻くにはコツが必要になってきます。それは「強めに巻く」ことです。
カールヘアはストレートヘアと違い水分を含むとカールが緩くなります。そのため、ゆるふわな感じに巻くとすぐにカールが落ちるので注意！ あらかじめ強めに髪を巻いて少々カールがダレても大丈夫なようにしましょう。
雨の日だからこそヘアアレンジで髪型を楽しむ方法も
雨の日の髪にヘアアレンジは非常に効果的です。特に髪の長さがミディアム以上のお客様には結びやすいと思うので提案をして欲しいです。
へアレンジのメリットについて説明をします。
雨の日の髪のへアレンジはメリットが多い
雨の日に髪を結ぶことによって広がりを抑えることができます。さらに髪がうねっていても結ぶだけで、そのうねりがパーマっぽく感じて嫌な印象を受けません。
ロールアイロンで巻いたカールヘアでウェーブがダレてきても結べば解決です。雨の多い日はお客様にシュシュやバレッタなどの髪留めを一緒に持ち歩くことを提案しましょう。
雨の日に髪はスタイリングの仕方で対応しよう
今回のテーマ「雨の日に髪の毛が広がらない方法はある？プロおすすめの対策方法」についてまとめていきます。
- 雨の日に髪が広がりうねるのは水分を吸収しているため
- シャンプーやトリートメントは保湿力が高いものを使う
- ブラッシングをすることでツヤ出て自然な仕上がりになる
- ドライヤーで髪を乾かしたら最後に冷風を使うと髪がまとまる
- ヘアアイロンを使うと髪型がキープしやすくなる
- カールヘアはアイロンをしてもウェーブがダレてくるから強めに巻く
- 雨の日の髪はヘアアレンジなどすると広がりやうねりが気にならなくなる。
どうしても、くせ毛のお客様で髪の広がりやうねりが気になっている方は縮毛矯正などを提案するのも良いと思います。雨の日などに髪のスタイリングで困っているお客様へアドバイスをしてみてください。
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