ヘアケア剤を使いつつブラッシングをしたほうが、髪がきれいになります。意外に見落としがちなヘアケア法なので、やっていない人は試す価値があるでしょう。ブラシの選び方や使い方についても、覚えておくと損はありません。また髪の状態に合わせて選ぶと、ヘアケア剤の効果をアップできます。髪をきれいにしたい人は参考にしてみてください。
ブラッシングはなぜ必要?
ヘアケアと聞くと、ほとんどの人がシャンプーやトリートメントを思い浮かべると思います。確かにこれらのヘアケア剤を使わなければ、髪がきれいになりません。しかしそれだけで満足できない人もいるでしょう。その理由は次の2つです。
- 髪の毛に付いた汚れ
- キューティクル
ヘアケア剤でケアできない部分は、ブラッシングでカバーできます。ではどの程度ケアできるのか、次のブラッシングのメリットについて紹介している部分で見てみましょう。
ブラッシングが髪に与えるメリット
本格的に髪をきれいにしたいのなら、その前のブラッシングが必要です。髪の毛に付いた汚れをブラシが取り除いてくれるので、シャンプーやトリートメントがきれいに浸透できます。そのためヘアケア剤の効果以上に、髪をきれいにしてくれるわけです。
またブラッシングには乱れたキューティクルを、きれいに整えてくれる効果もあります。つまり寝る前にブラッシングをすると、摩擦で髪がボロボロになりません。さらに猪毛や豚毛のような天然ブラシを使えば、油分で髪を保湿できるのも魅力的です。
髪にツヤが生まれるので、外出までにブラッシングするなど、髪にいい効果ばかり期待できるでしょう。傷みが気になる人ほど、ブラッシングは必要です。
ヘアブラッシングの正しいやり方
ブラッシングで髪をきれいに整えるためには、正しいやり方を覚えておく必要があります。やり方を間違えてしまうと、髪や頭皮を気付けてしまうので注意しましょう。
- ブラシの背面に人差し指を置いて軽く持つ
- 毛先の絡まった部分から、ブラシを使ってゆっくりとかす
- ブラシで全体をとかしたら、中間部分をとかす
- 最後に根元をブラシでとかす
このように毛先から根元と、順番に絡まった髪の毛をとかすのがポイントです。少しずつとかしていかないと、キューティクルが剥がれてパサつきの原因になってしまうので注意してください。
ちなみに髪の毛が絡みやすいのなら、ブラッシングの前にヘアオイルなどをつけるのもおすすめです。キューティクルをいたわって、ブラシで髪の毛をきれいに整えましょう。
ブラッシング時に注意して欲しいこと
ブラッシングは髪の毛をきれいにする方法ですが、次で紹介する間違えたやり方をしてしまうと、髪の毛が逆に傷んでしまいます。今しているブラッシングが、間違えていないか確認しておきましょう。
- 適度な頻度でブラッシングできているのか?
- 髪の毛が乾いた状態でブラッシングできているか?
- ブラッシングの前に頭皮の状態をチェックしているか?
最低でもこの3つを意識して、ブラッシングをしてください。基本的に無理にブラッシングをしないほうがいいので、髪や頭皮の状態をよく見てからブラシを使いましょう。
過度なブラッシングは逆効果
ブラッシングは、髪をきれいにするヘアケア法です。しかし極端に頻度が多いと、髪の毛に負担がかかってしまうので注意しましょう。ブラッシングというのは、基本的に摩擦が起こってしまうからです。
傷んだ髪はキューティクルが剥がれており、パサつきの原因になってしまいます。適度のブラッシングは剥がれたキューティクルを整える効果がありますが、極端なブラッシングは状態を悪くしてしまうでしょう。
適度なブラッシングの目安は、朝と夜の2回までとしておくとわかりやすくておすすめです。毛先の絡まりを解し、無駄な摩擦を起こさないようにしてください。
- 起きてすぐブラッシング
- お風呂に入る前にブラッシング
続けることもブラッシングで髪をきれいにするために必要です。このようにやる時間も決めておくと、忘れずにブラッシングが続けられるでしょう。
お風呂上りの濡れた状態でブラッシングはNG
また髪の毛の状態を意識しておくのも、ブラッシングではかなり重要です。これもキューティクルが深く関わっており、剥がれてパサつきの原因になってしまうでしょう。
髪の毛というのは湿気を含むと、キューティクルが開いた状態になります。そして濡れた髪のままブラッシングをすると、ブラシにキューティクルが引っ張られて、修復できなくなってしまうわけです。できるだけドライヤーで髪を乾かしてから、ブラッシングをするように心がけてください。
髪が長いと乾かすのを面倒になりがちな上に、毛先も傷んでいます。乾かす時間を短くするために、タオルドライをしっかり行って髪を乾かしましょう。そして9割がた髪が乾いたら、ヘアオイルなどで保護してからブラッシングをすれば、さらに髪の状態がよくなります。
スカルプケアのためにブラシで頭皮を叩かない
髪のブラッシングのついでに、頭皮を叩いて血行をよくする女性がいるかもしれません。しかしこの方法は、あまりおすすめできるケアではないでしょう。それはブラシの刺激で、頭皮が荒れてしまう可能性が高いからです。
頭皮というのは、思っている以上に敏感です。ちょっとした刺激で赤くなり、フケが出る人もいます。フケというのは乾燥だけでなく、炎症がひどいと出てくるでしょう。そんな状態になってしまうとスカルプケアどころか、髪の毛に悪影響です。
できるならブラシで叩くのではなく、手で軽く叩く程度に留めておいてください。わざわざブラシを使う必要はありません。
頭皮に傷やかゆみがあるときはブラッシングを避けて
また頭皮に炎症などの傷がある場合は、ブラッシングをする際に気を付けましょう。ブラシで傷をひどくさせる可能性もあるので、その場合は毛先だけブラッシングをすれば、安心して髪の毛だけをきれいにできます。
もちろんかゆみがあるからといってブラシで頭皮を掻きむしると、上記のように傷を作ってしまうでしょう。できるなら、ブラシは髪の毛だけに使うものと認識してください。頭皮が荒れる可能性を減らせるので、安心して髪の毛をきれいに整えられます。
使うなら、せめて頭皮用のブラシを使いましょう。これなら柔らかい素材になっているので、頭皮を傷ませる心配がありません。
ブラッシング用おすすめヘアブラシ
ブラッシングを効果的に使うには、ブラシの選び方も重要です。どれを選ぶべきかわからない人や、選ぶ時間がない人のために、おすすめのブラシを厳選してみました。
基本的にブラッシングで重要なのは、自分の髪質に合わせてブラシを選ぶことです。適当に選んでしまうと、髪の毛が逆にパサついて状態を悪くしてしまいます。
- 髪が太い人
- 髪が細い人
- くせ毛の人
- パサつきがひどい人
この4つの状態のうち、どれかに当てはまるのなら試してみましょう。状態によってブラシを選ぶと、使いやすくてストレスがありません。
髪が太い人におすすめのブラッシング用ヘアブラシ
ピカデリーのミリタリーパームブラシは、猪の毛を活用したブラシになります。猪毛は毛のひとつひとつが硬いという特徴があり、髪が太い人と相性がいいのが特徴です。
もともと猪毛も含めて天然素材のブラシは、ブラッシングをするだけでも、髪の毛が保湿しやすくなっています。また上記で紹介したように、毛が硬い特徴もあるのもポイントです。髪の毛が引っかかりやすく、太い髪でもキューティクルが整いやすいでしょう。
また静電気が起こりにくいという特徴もあるため、髪の毛が広がりにくく、ダメージを最小限に抑えられます。
ちなみにピカデリーのミリタリーパームブラシは、軽量で持ち運びやすいのもポイントです。髪の毛が太くて多い毛をブラッシングしても疲れにくいので、女性でも気軽に使えるでしょう。
サイズ | 全長122×幅60×奥行35mm |
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材 質 | 猪毛 持ち手部分は竹製 |
定 価 | 2,000円 |
商品番号 | 120384 |
髪が細い人におすすめのブラッシング用ヘアブラシ
URL-24アーバンブラシは、豚毛を使っており、猪毛と違ってブラシの毛が柔らかいという特徴があります。髪の毛が細い人でも、髪の毛の負担をかけずにブラッシングができるでしょう。
髪の毛が細いと無理に髪を引っ張れば、切れる可能性もあります。猪毛のような硬いブラシを使うのはよくありません。
また柔らかい特徴だけではなく、天然素材だからこそ、保湿力が高いのも魅力のひとつです。ツヤが生まれて若々しい髪が作れるので、細い毛の人の中でもパサつきが気になる人も使ってみましょう。
サイズ | 全長:210mm |
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材 質 | 猪毛、6行 |
定 価 | 3,600円 |
商品番号 | 47095 |
くせ毛の人におすすめのブラッシング用ヘアブラシ
くせ毛の人は、髪の毛を挟むタイプのブラシを使うようにしましょう。髪を挟み込むことによって、しっかり真っすぐにブラッシングすることができます。美容室でも使われているブラシなので、使いやすいでしょう。
またしっかり挟みやすい特徴から、ドライヤーを使ってブローがしやすいのも、くせ毛で悩んでいる人と相性がいい理由のひとつです。
髪の毛というのは、熱を加えると形が付けやすくなる特徴もあります。さらにブラッシングでキューティクルの形を整えられるので、普通にブラッシングするよりツヤが出やすくなるでしょう。
サイズ | 全長210mm |
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材 質 | 毛材質:豚毛、ナイロン毛 柄材質:ポリカーボネート |
定 価 | 2,800円 |
商品番号 | 23822 |
髪がパサつく人におすすめのブラッシング用ヘアブラシ
サンビ L-301は、髪がパサついてツヤが欲しい人におすすめのブラシです。本来ブラッシングで髪をきれいにするには、天然素材を使っているブラシを使ったほうがいいでしょう。しかしサンビ L-301は豚毛が使われている上に、ナイロン毛も植毛されています。
ナイロン毛だけだと、むしろ摩擦で髪の毛が傷んでしまうでしょう。サンビ L-301は、地肌に優しいナイロン毛と、ツヤを出してくれる豚毛が絶妙なバランスで交互に植毛されています。保湿される上にツヤが出やすいと評判です。
メーカー | サンビ |
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ブランド | L |
サイズ | 全長:210mm 重さ:約69g 行:11行 |
材 質 | 毛材質:豚毛+先玉ナイロン 柄材質:天然木 |
定 価 | 3,500円 |
商品番号 | 79607 |
ブラッシング用ヘアブラシの選び方
ブラッシングで髪をきれいにするためには、基本的に次のポイントを頭に入れておきましょう。
- できるだけ天然素材のブラシを選ぶ
- 髪質に合わせたブラシ選びが重要
- 希望の髪型によっても選び方を変える
この3つを覚えておくと、ヘアブラシ選びで失敗しなくなります。
できるだけ天然の動物の毛で作られたブラシを選ぶ
せっかくヘアブラシを選ぶのなら、天然素材のものを選ぶと、髪が保湿されてツヤが出やすくなります。それはブラシの毛に付いた脂によって髪に馴染みやすく、保湿しやすいからです。広がった髪をブラッシングで落ち着かせるには、天然素材のブラシを使いましょう。
多くの場合は、「猪毛」と「豚毛」の2種類が使われています。無難なブラシなので、とりあえず選んでおいて間違いはありません。
髪質に合わせたブラシ選びが重要
髪質によってブラシを選ぶと、髪が扱いやすくなるので、覚えておきましょう。上記で紹介した素材を目安にすると、わかりやすいので試してみてください。
- 太い毛 → 猪毛
- 細い毛 → 豚毛
それぞれブラシの毛の硬さに違いがあるので、ブラッシングのやりやすさが違います。馴染みやすさにも違いがあるので、髪質でブラシを選んでみてください。
希望の髪型によっても選び方を変える
髪型によってもブラシの選び方が違います。セットのやりやすさに違いがあるので、次のポイントを目安に選んでみてください。
- ストレート → デンマンブラシ
- ボブ → ロールブラシ
デンマンブラシは、ハーフブラシとも言われています。このブラシは頭の形に添ってブラッシングできるように、少し丸みを帯びていますが、髪をまっすぐストレートにしやすいでしょう。また力が入りやすくなっているので、しっかり髪を引っ張ってブラッシングできます。
それに比べてロールブラシは、ふんわり仕上げるのが得意です。360度全てブラシになっているので、カールを作りやすくなっています。ドライヤーと併用すれば、さらにセットがしやすいので試してみましょう。
ヘアブラシのお手入れ方法
ヘアブラシは手入れをしておかないと、ブラッシングで髪が逆に汚れてしまう場合があります。できるなら1週間に数回手入れをしておくと、安心して使えるでしょう。
特に天然の動物の毛を使ったブラシは、脂によってホコリなどが付着しやすいため、2日に1回程度を目安にしてください。できるだけ頻繁にケアしてみましょう。
ケアの方法としては、素材によって違います。
- 天然素材のブラシ → 綿棒や手で汚れを除去
- プラスチック → つけ置きや水洗い
基本的に天然素材のブラシは、水洗いできないので注意しましょう。こまめに手で汚れを落としてきれいにしておくと、1回の手入れが楽になります。
逆にプラスチックのブラシは、特に難しいことを考えず、水で洗い流しても問題ありません。
ブラッシングでも髪はきれいになる!選び方と使い方を守ってケアしよう!
ブラッシングは、意外に見落としがちなヘアケア法です。トリートメントなどのヘアケア剤ばかり使わず、ブラシを使ってケアをしたほうが、物理的にキューティクルを整えられます。そのため効率的にツヤが出やすくなるでしょう。
基本的に天然素材のブラシを選び、毛先から順番に髪を整えてください。それさえ守っていれば、髪は徐々にツヤが出て若々しい髪に生まれ変わります。
またブラシを比較的に短いタイミングで定期的に手入れすれば、清潔な状態を維持できるでしょう。使ったらその都度、手できれいにしておくのがおすすめです。
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