梅雨の時期になると髪のうねり気になりますよね。そんなときに活躍するのが縮毛矯正!
ただし、縮毛矯正は髪へのダメージも高いので考えながらやらないと、くせ毛が悪化することも…。実際に縮毛矯正を失敗されて相談を受けることも多いです。
そこで今回は、縮毛矯正をする上で押さえておいて欲しいポイントを解説していきたいと思います。
梅雨になる前がいい?縮毛矯正はいつすべき?
縮毛矯正をするなら「梅雨になる前がいいのか?」それとも「梅雨に入ってからのほうがいいのか?」で悩まれる方もいると思います。特に初めて縮毛矯正をする予定の方は、全くわからないですよね?
縮毛矯正をする理想的な周期などを説明します!
縮毛矯正の理想的な周期とは?
縮毛矯正をする上での理想的な周期でよく「3ヶ月、6ヶ月、1年」などが挙げられます。私がおすすめする理想的な縮毛矯正の時期は、年に3回のペースで4ヶ月に1回くらいがおすすめ!
3ヶ月だと少し短く、6ヶ月は間が空きすぎていてヘアスタイルのキープが難しくなります。
ただ、これは本人が「どのくらいくせ毛が伸びてきたら気になるか?」という感覚に左右されることが多いです。根元が少しでも伸びてきたら、くせ毛が気になる方も実際にいます。逆に1年に1回ペースで梅雨の時期だけ縮毛矯正をされる方もいらっしゃいます。
4ヶ月という縮毛矯正の周期は、あくまで「目安」としてとらえてもらったほうが良いです。
自分にとっての理想的な周期は、担当してくれる美容師さんと相談しながら決めると良いでしょう。
梅雨真っただ中に縮毛矯正しても効果は変わらない?
たまにお客様から「くせやうねりが出やすい梅雨に縮毛矯正をすると効果が弱まりますか?」という質問を受けます。縮毛矯正は、梅雨真っただ中のうねりが出やすい時期にしても問題ないので安心してください。
気候によって縮毛矯正のかかりが悪くなるということはなく、季節問わず、してもらって構いません。ただ、「縮毛矯正の予約がしやすい」という観点からすると、梅雨前のほうが予約が取りやすい傾向にあります。
梅雨の時期の髪の広がりやうねり、縮毛矯正が適している?
梅雨の時期特有の、湿度による髪の広がりやうねりを抑えるには、縮毛矯正がベストです。
縮毛矯正をかける上でのメリットやデメリット、ストレートパーマとの違いなどを紹介したいと思います。とても重要なので縮毛矯正を失敗しないように知っておきましょう。
さらに男性の方で初めての縮毛矯正が不安な方は、下記の動画で初心者向けに解説しているので参考になると思います。
縮毛矯正が適している髪質
縮毛矯正が適している髪質を説明しようと思ったのですが、縮毛矯正に適していない髪質を紹介したほうが早いので、そちらから説明します。
ズバリ、縮毛矯正に適していない髪質は「ハイダメージ毛髪」です。逆にハイダメージ毛以外でくせ毛に困っている方は、全て縮毛矯正に適しています。
なぜ、ハイダメージ毛が縮毛矯正に向いていない理由は「ビビリ毛」になる可能性が高いからです。ビビリ毛とは髪がダメージの限界を超えたときに髪がチリチリになる現象のことを指します。基本的にビビリ毛になった髪は、元通りになりません。
ブリーチなどで髪が傷んでしまっている方は、縮毛矯正の前に髪のコンディションを整えるほうが先です。梅雨の前に縮毛矯正を予定している方は、しっかりと髪のコンディションを整えてから縮毛矯正をしましょう。
縮毛矯正のメリットデメリット
縮毛矯正のメリットとデメリットを説明します。
メリットは何と言っても髪のくせが伸びて、ヘアスタイルの手入れがしやすくなることです。髪が収まるだけで日頃のスタイリングが飛躍的に楽になります。特に女性の方は男性と比較するとメイクなどもあるので、髪の手入れまで時間がなかなか作れないことも多いはず。
縮毛矯正をすると髪の手入れが楽になり時間的な余裕も生まれます。髪がうねり出す梅雨の前の縮毛矯正はおすすめです。
次にデメリットは、髪へのダメージとヘアスタイルがワンパターンになりやすいこと!
縮毛矯正の髪へのダメージは「ブリーチと並ぶくらい高い」ってことを知っていましたか? くせ毛が伸びて髪にツヤも出るので、ついつい髪へのダメージが低いと思ってしまいがちです。
縮毛矯正で使用するヘアアイロンの温度は、180度くらいあります。その高熱のアイロンで髪を伸ばすわけですから、見た目が傷んでいないように見えなくも髪へのダメージは油断できません。さらに、縮毛矯正をかけると自然な柔らかさのある丸みが出づらくなりなります。
たまに違和感があるくらい真っ直ぐな髪の人を見かけませんか? 担当する美容師さんによっては、直線的なストレートになる可能性があります。どんなイメージの縮毛矯正にしたいのか、よく相談をしてから決めていきましょう。
ストレートパーマとの違い
縮毛矯正とストレートパーマの違いをご存知でしょうか?
2つとも髪をまっすぐにするためのメニューです。この2つの違いを簡単に説明すると以下のようになります。
- 縮毛矯正はくせ毛を伸ばす効果がメイン
- ストレートパーマはパーマを地毛に戻す効果がメイン
ストレートパーマは縮毛矯正と違い、くせ毛を伸ばすためのメニューではありません。パーマがかかっている髪をパーマする前の地毛の状態に戻すメニューです。
たまに、くせ毛の方で「ストレートパーマをかけたけど、すぐに落ちた!」みたいに言われている方を見かけませんか? あれはストレートパーマが落ちたのではなく、くせ毛に対してストレートパーマをしても効果が出づらいだけです。
梅雨の前にくせ毛を伸ばしたいなら縮毛矯正をしっかりとかけましょう。
縮毛矯正で失敗しないためのポイント
梅雨の前に縮毛矯正を失敗しないためにも守って欲しいことが3つあります。それは「ハイダメージ毛」「既に縮毛矯正をしている」「新しい美容室」です。ひとつずつ説明していきます。
縮毛矯正で失敗しやすいのはハイダメージ毛が原因?
先ほども説明をしましたが、ハイダメージ毛だと縮毛矯正が失敗する確率が高いです。ただ、中には「ハイダメージ毛だけど、どうしても梅雨は湿度が気になって縮毛矯正がしたい」と思う人もいると思います。そのようなときは、カットを視野に入れてハイダメージ毛部分を切り、縮毛矯正をしてみてはどうでしょうか?
傷んだ髪の修復を待つより、カットしたほうが圧倒的に早いです。
あとは「縮毛矯正の専門店」にお願いしてみるのも良いと思います。専門店は一般的な美容室に置いていない薬剤が多数あり、あらゆる髪の状態に対応してくれます。ただし、専門店の縮毛矯正は通常の美容室の価格より高い場合が多いので注意が必要です。
縮毛矯正の失敗しやすい原因は既に縮毛矯正をしているから?
縮毛矯正をしている上から縮毛矯正をすると失敗しやすいです。
例えば、半年前に縮毛矯正をしたお客様がいたとします。そのお客様が「そろそろ縮毛矯正をかけ直す頃かな?」と久しぶりに縮毛矯正をするんですが、そのときに失敗してしまう可能性が高いんです。
もともと縮毛矯正がかかっている髪は、傷みやすく非常にデリケートな状態! そのデリケートな髪に対して、強力な縮毛矯正の液を使ってしまうとチリチリに縮れてしまう場合があります。
担当する美容師さんと、髪の状態の見極めるためにもカウンセリングをしっかりしてから縮毛矯正をするようにしましょう。
縮毛矯正後のヘアケア
縮毛矯正をした後のヘアケアは、とてもシンプルなので必ずするようにしましょう。
縮毛矯正のヘアケアのやり方としは「髪をキレイに乾かす」「流さないトリートメントをつける」の2つです。たったこれだけでヘアケアが完了するので、参考にしてみてください。
縮毛矯正した人はキレイに髪を乾かす
縮毛矯正に限らずですが、髪をちゃんと乾かすようにしましょう。なぜなら、濡れている髪は非常にダメージを受けやすいからです。
濡れている髪は「膨潤」と言って水分を含み膨らんでいる状態です。この「膨潤」している状態は、摩擦のような物理的ダメージに弱く想像以上に髪が傷みます。
せっかく、艶のあるまっすぐなストレートヘアにしても髪が傷んで見えたら本末転倒です。髪を乾かすことでキューティクルも締まり、無駄なダメージを防いでくれるので、縮毛矯正をする方は必ずしましょう。
縮毛矯正した人におすすめしたいトリートメント
縮毛矯正をした人は、トリートメントが必要です。トリートメントの中でも特に大事なのが洗い流さないトリートメント!
たっぷりの栄養成分が髪をコーティングしてくれて、摩擦のような物理的ダメージから守ってくれます。洗い流さないトリートメントをつけて髪をしっかりと乾かすことで、綺麗な縮毛矯正がキープできます。
ここで、縮毛矯正と相性の良い洗い流さないトリートメントを3つ紹介したいと思います。
ラインハルトの「タリオ ヴァージンヘアモーニングプロテクト」です。スプレータイプの洗い流さないトリートメントで、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。オイルタイプの洗い流さないトリートメントにベタつきを感じたり重さを感じたりする人にはぴったりです。
メーカー | ラインハルト |
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ブランド | タリオ ヴァージンヘア |
サイズ | 200ml |
形 状 | 液体 |
香 り | 柑橘系 |
定 価 | |
商品番号 | 69019 |
ロレッタの「ビューティーエクスペリエンス ロレッタ ナイトケアクリーム」です。ロレッタの商品はパッケージも可愛く女性に非常に人気が高いメーカー!
オイルタイプではなくクリームタイプの洗い流さないトリートメントになっています。そのため、スタイリング剤をつけるのがなんとなく苦手だなと思う人におすすめのアイテムです。軽い感じにつけられるので限りなく素の髪の状態を楽しめます。
メーカー | ビューティーエクスペリエンス |
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ブランド | |
サイズ | 120g |
形 状 | 乳化 |
香 り | ナチュラルアロマローズ |
定 価 | |
商品番号 | 69000 |
ミルボンの「ディーセス エルジューダ サントリートメント セラム」です。この洗い流さないトリートメントはオイルタイプになります。髪のパサつきや広がりを抑えてくれて、しっとりとしたなめらかな質感を与えるのがメリット!
ハイダメージ毛の方にはぴったりのアイテムと言えます。さらに、日焼け止めの機能もあるので日差しの強い日に使っても効果的です。
メーカー | ミルボン |
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ブランド | エルジューダ |
サイズ | 120ml |
形 状 | オイル |
香 り | グレープフルーツオアシス |
SPF/PA | SPF25/PA+++ |
定 価 | |
商品番号 | 104205 |
梅雨時期の髪のうねり対策は縮毛矯正が最も効率的で簡単!
今回のテーマ「梅雨目前!縮毛矯正はいつすべき?早めの準備・施術予約を!」についての内容をまとめていきます。
- 梅雨の真っただ中に縮毛矯正を効果は変わらない
- 縮毛矯正の理想的の周期は4ヶ月(ヘアスタイルによって変わる)
- くせ毛を伸ばすのが縮毛矯正でパーマを地毛に戻すのがストレートパーマ
- 縮毛矯正のメリットはくせ毛が伸びて髪のごわつきや広がりを抑えてくれること
- 縮毛矯正のデメリットはヘアスタイルワンパターンになりやすいこと
- ハイダメージ毛で縮毛矯正をするとビビリ毛になる可能性が高い
- 縮毛矯正のヘアケアは洗い流さないトリートメントでOK
以上の点を意識して梅雨前に縮毛矯正をすることをおすすめします。
お客様の中には「縮毛矯正をすると髪が傷むから嫌!」みたいに思われて毎日ストレートアイロンでくせ毛を伸ばしている方も多いです。しかし、毎日アイロンするなら縮毛矯正のほうが結果的にはダメージも少ないですし手入れが楽です。
くせ毛で悩まれている方は、担当の美容師さんとしっかりカウンセリングをして縮毛矯正をしてみてはどうでしょうか?
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