「ダメージヘアだから良いトリートメントを使っていれば髪はキレイになる。シャンプーなんて関係ないでしょ」と思っていませんか? それは大間違いです。きれいな髪作りの基本は「シャンプー」から。シャンプーを適当に考えていると、もっとダメージが進んでしまう可能性がありますので要注意。シャンプーを見直して、ダメージヘアを改善しましょう!
Last Updated:2021/9/17
ダメージヘアに適したシャンプーの選び方
ダメージヘアの状態に必要な成分は、まず水分と油分です。カラーやパーマなどの施術で傷んでいる場合、薬剤によってどうしても水分が失われがちになります。そこを補う水分を含んだ成分が入っているシャンプーを選びましょう。
補った潤いを逃がさないように、トリートメントやアウトバストリートメントでオイルを使用し、膜を作ってあげることが必要になってきますので、十分注意していきましょう。
パーマで傷んだ髪
パーマ後でダメージヘアになってしまった方にまず必要なのは、水分を補給すること。
パーマ施術は毛髪内の結合を切り離したりくっつけたりと、目に見えないところでかなり髪に負担をかけています。当然、一度切り離した結合は弱くなっていますので水分が逃げがちに。なるべく優しくて補修成分の高いケアが必要になってきます。
ヘアカラーやブリーチで傷んだ髪
ヘアカラー剤は2種類の薬を使いますが、染料となるのが1剤、髪の毛のキューティクルを開くのが2剤となります。明るいカラー、特にブリーチを使用する際は2剤をかなり強く設定しますので、キューティクルが弱くなります。
しっかりケアしないと、キューティクルがはがれてしまい、中の栄養が駄々洩れになってしまう恐れがあります。表面の保護と、傷んでしまった状態であれば「間充物質」という髪の毛の内部を補修する栄養成分が必要となってきます。
髪にダメージを与えてしまう主な原因
髪の毛にダメージを与えてしまう要因は、生活している中でもたくさんあります。
ヘアカラーをする方は多いでしょうし、ボリュームが気になればパーマだってしたいですよね。両方している方も少なくはないかと思います。その際のサロン施術で、まずダメージは必ず受けてしまうでしょう。
生活の中でも紫外線やドライヤーのかけ方でもダメージヘアにつながる要因はあります。濡れたまま寝てしまう、無理矢理力任せにくしでとかす行為も髪の毛に大きな負担を与えてしまいます。ぜひ、生活習慣の見直しも行ってみてください。
パーマ剤やカラー剤
カラー剤やパーマ剤の中には、髪の毛の結合を切り離したり、キューティクルを剥離させたりする成分が含まれています。当然それを使用すれば、髪の毛はダメージを受けやすい状態になってしまいます。
もちろんそれをそのまま放置しておけば、水分は逃げてしまい、パサパサに。栄養は流れ出てしまい、切れ毛や枝毛、絡みの原因になります。そうならないためにも、ケアは怠らずしっかりするように心がけましょう。
「セラミド」というパサつきを抑える成分が有効です。術後のケアにより、カラーもパーマも、もちも格段に良くなりますので、ぜひ頑張ってケアしましょう。
熱によるダメージ
熱によって受けるダメージは、“たんぱく変成”といって髪の毛内部の構造がまったく変わってしまいます。簡単に言うと生卵が目玉焼きになる状態です。
そうなってしまえば、当然髪は固くなってしまいますよね。放置せずに柔らかさをもたせる「ヒアルロン酸」や「プラセンタ」が含まれているようなシャンプーを使用することをおすすめします。
紫外線ダメージ
紫外線を浴びることで活性酸素が発生します。そのせいで、髪の内部の結合の「シスチン結合」が分解してしまい、髪が弱い状態になってしまいます。
キューティクルにも影響が出てきます。キューティクルは髪を保護するバリアとして機能しています。紫外線を浴びることでキューティクルがはがれやすくなるため、髪内部の水分が失われ、枝毛、切れ毛、髪のパサつきが起こりやすくなってしまいます。
できる限り帽子をかぶったり、日傘をさしたり、頭皮や髪用のUVケア商品もありますので、毎日使ってケアしましょう。
過度なブラッシングによるダメージ
ブラッシングもダメージヘアの大きな要因のひとつです。絡みを取るために過度に強く引っ張るようなブラッシングをすれば、ちぎれてしまいますし、キューティクルへの影響も出てきます。ちぎれてしまった部分の毛先の断面はギザギザになり、髪を満たす間充物質が流れてしまう状態に。
キューティクルは正常な状態であれば、ウロコのように重なり収まりますが、それが逆立ち、髪同士がこすれあい、表面からボロボロになってしまいます。
もし絡んでいる部分があればできるだけ力を入れずに、数回とかしていくうちに取れてきますので、ブラッシングはやさしく、丁寧に行っていきましょう。
シャンプー剤でもダメージがある?
シャンプーでのダメージは洗浄成分に問題があります。「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」という成分が主に使われているシャンプーは、自分自身の頭皮や髪に残さなくてはいけない油分まで取り去ってしまします。
要は、“洗いすぎ”という現象が毎日起きているのです。そうすると、表面を守ってくれる油分がないので水分がどんどん抜け出てしまいます。それが毎日続けば、パサパサになっていきますよね。油分を取り過ぎない洗浄成分の入ったシャンプーを使いましょう。
良いとされているのは、赤ちゃんが使っても大丈夫なくらいやさしい「ベタイン系」、もしくは、油脂を取り過ぎずやさしく洗い上げる「アミノ酸系」がおすすめです。
ダメージヘアにおすすめしたいサロン専売シャンプー
ダメージヘアの方におすすめしたいシャンプーは、まず“洗浄成分がやさしいこと”が一番大切だと言えるでしょう。強い洗浄成分だと油脂を取り過ぎてしまいますので、よりダメージを進行させかねません。
シャンプーにも水分補給や栄養成分のあるものだと、より良いものと言えるでしょう。毎日傷めるのか、毎日きれいになるのかは、シャンプー選びにかかってきます。シャンプー選びはヘアケアにとって、とても重要なポイントのひとつになります。
「コカミドプロピルベタイン」という、子供が使用しても安心なくらい優しい洗浄力で、地肌へのダメージも防いでくれます。カラーケアシリーズなので退色防止もしてくれますし、カラー剤のアルカリでダメージを受けた髪を、速やかに弱酸性に戻してくれる効果もあります。カラーで傷んでしまう方には特におすすめです。
カラーケア用になっていますが、洗い上がりがパサつきを防止する「セラミド」や髪の毛に柔らかさを出す加水分解コラーゲンが配合されていますので、滑らかで柔軟性ある柔らかい仕上がりを実現します。
シャンプーだけなのにしっとりとまとまってくれますので、カラーヘアでなくてもダメージの強い方には使用していただきたい一品です。
メーカー | シュワルツコフ |
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ブランド | BCクア |
サイズ | 250ml、750ml、レフィル600ml |
香 り | フルーティフローラル |
定 価 | |
商品番号 | 107935 |
「ココイルグルタミン酸TEA」という頭皮や髪をいたわる洗浄成分が主成分なので、安心して使っていただけます。ノンシリコンシャンプーで、毛穴つまりや髪の毛自体に余分なコーティングをしてしまう心配もありません。
「メドゥフォーム油」というリムナンテス科の種子から抽出した天然オイルが髪に浸透し、気になる髪のダメージをケアし、髪の表面のツヤをきれいに出してくれます。
カラーや、パーマ、熱処理によるすべてのダメージヘアに適していますので、とにかく「ダメージが気になる」という方には使い続けていただきたいシャンプーです。自然なまとまり感も与えてくれますので、おすすめです。
メーカー | ナプラ |
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ブランド | ケアテクトHB |
サイズ | 300ml、750ml、レフィル1.2L |
香 り | フローラル |
定 価 | |
商品番号 | 72918 |
ダメージヘアが気になる方へシャンプーアドバイス
ダメージヘアは根気よく向き合えば改善します。良質な洗浄成分で、髪にやさしいシャンプーを使うこと、栄養豊富なトリートメントを使いましょう。
お風呂上りにはキューティクルを保護するために、アウトバストリートメントを毛先にしっかりとつけてからやさしくとかし、必ずドライヤーで乾かすこと。毎日の積み重ねですが、根気よく続ければ必ずきれいなツヤ髪になれますので、頑張りましょう!