ヘアアイロンは、1度買うと買い替えることあまりないと思います。だからこそ、自分にあったヘアアイロンを使っていきたいですよね。そこで今回は、美容師がおすすめする美容室専売のヘアアイロンを6選に絞って紹介をしていきたいと思います。
Last Updated:2021/5/20
ヘアアイロンの選び方のポイント
ヘアアイロンの選び方のポイントは、ストレートアイロンやカールアイロンなど種類によるんですが大きく分けてこの3つに絞られます。
- 温度
- サイズ(カールアイロン)
- 価格
ひとつずつ説明をしていきます。
ストレートアイロンの選び方
ストレートアイロンを選ぶ時は、サイズよりも温度と価格が大事になってきます。
価格の相場
ヘアアイロンの価格は、正直ピンキリです。一般の方でも知ってる家電量販店のアイロンだと中には高い物もありますが1万円前後、または1万円以下でも買えたりもします。プロ用となると2万円~3万円くらいが相場です。
お客様用に物販として売るなら1万円前後のアイロンでもいいですが、自分で使う場合だと2万円~3万円を目安に買うと失敗はないと思います。
購入の際には温度に注目
ストレートアイロンを買うときに、温度に注目して欲しいです。よくあるストレートアイロンだと最高温度が200度くらいのものが多く、高いほうが温度の幅があって使いやすそうに見えますが、正直、最高温度は無視していいと思います。
なぜ、最高温度は無視していいのかというと「サロンワークで200度に設定してストレートアイロンを使うことがない」からです。
200度の高熱でお客様の髪にアイロンをすると髪への負担が大きすぎて髪がボロボロになってしまいます。アイロンをしたばかりのときはキレイに見えますが、お風呂に入って髪が濡れている状態になると想像以上に傷んでる場合が多いです。
私の場合だと、サロンワークで使うときのストレートアイロンの温度は150度前後くらいなので、最高温度は気にせずに選ぶと良いかもしれません。髪のクセを高熱でしっかりと伸ばすことができても髪が傷んでしまったら意味がないので、その辺は意識したほうがいいです。
カールアイロンの選び方
カールアイロンの選び方は、ズバリ“大きさ”です。大きさをミスってしまうと思ったようなカールが出なかったり、髪がクルクルになりすぎたりするので注意しましょう。
一般的に買う大きさだと18mm、25mm、32mm、38mmくらいが多いのかなと思います。髪の長さでカールアイロンの大きさを選ばないと失敗するので、目安としてはこれくらいをイメージしてもらえるといいです。
カールアイロンの選び方の目安 | |
---|---|
ショートスタイル | 18mm |
ミディアムスタイル | 18mm、25mm |
ロングスタイル | 25mm、32mm |
スーパーロングスタイル | 38mm |
あくまで目安なので、実際に使ってみて購入するのが一番と思います。
美容室で使用されているおすすめヘアアイロン
次に実際に使われているヘアアイロンはどんな物があるのか、おすすめの商材を紹介します。
プロ使用のおすすめストレートアイロン
実際にプロが使用している美容室専売のヘアアイロンを2つに絞って紹介します。
クレイツのツインブラシアイロン ジュメリィは、プレートで挟まないタイプのアイロンです。
通常、ストレートアイロンはプレートに挟んでクセを伸ばしていきます。しかし、このストレートアイロンはプレートではなくブラシでクセを伸ばすので髪に余分な負担がかからずダメージを抑えながらできるでおすすめです。さらに、プレートではなくブラシで伸ばすので、自然なストレートヘアを実現します。
メーカー | クレイツ |
---|---|
サイズ | 全長:250mm、ブラシ部:90mm、コードの長さ:約2m(360度回転) |
温 度 | 120~180℃(4段階温度) |
定 価 | |
商品番号 | 122458 |
メイクジーナのグラマー ストレートブラシは、先ほど紹介したクレイツのツインブラシアイロン、ジュメリよりもさらにダメージレスなアイロンになってます。
ジュメリは、プレートを使わずブラシで挟んでアイロンをするんですがグラマーストレートブラシは「挟まず」にアイロンをすることができます。髪を挟まないので髪へ無駄なストレスなくクセを伸ばしてくれます。髪をブラッシングするかのように、とかしつけながらクセを伸ばします。
唯一のデメリットは、挟まない分だけ他のアイロンと比べるとクセの伸びが少し弱いです。ある程度のクセだったら伸ばしてくれるので、自分の髪のクセと見極めながら使いましょう。
メーカー | メイクジーナ |
---|---|
サイズ | 長さ310×幅75mm、ブラシ部分長さ135mm、コード:1.5m(回転式) |
温 度 | 170~230℃(7段階温度) |
定 価 | |
商品番号 | 115280 |
美容室で使うカールアイロンならこの2つ!
美容室専売のカールアイロンも紹介していきます。
ベビリスのミラカール ゆるふわスチームは、カールアイロンで髪を巻くことが苦手な人におすすめのアイテムです。ストレートアイロンと違い、カールアイロンは髪を巻く時に少しコツが必要になってきます。私もお客様に簡単な髪の巻き方を説明するんですが、なかなか難しいみたいです。
このミラカール ゆるふわスチームなら髪をストレートアイロンの要領で挟むだけで自動で髪を巻いてくれます。カール大きさとしては、25mm、32mm、38mmで巻いてくれるので、髪の長さでいうとミディアム~ロングくらいの人に最適なカールアイロンです。
髪を巻くのが苦手な人は、使ってみる価値は“アリ”だと思います。
メーカー | ベビリス |
---|---|
ブランド | ミラカール |
サイズ | 約W84×D107×H274mm、コード長さ:約1.9m |
温 度 | 3段階(230℃、210℃、190℃) |
定 価 | |
商品番号 | 118199 |
クレイツのイオンカールアイロン 26mmは、ほとんどの美容師、理容師が使った経験のあるカールアイロンではないでしょうか。個人的な感想ですが、サロンにひとつはあるイメージです。
クレイツいえばカールアイロン、というくらい業界の中では有名なカールアイロンと言ってもいいでしょう。このカールアイロンは、髪を挟んだときの滑りが本当に良いのでスムーズにアイロンをすることができます。サロンワークをする上で、1本は持っておいて損はないカールアイロンです。
メーカー | クレイツ |
---|---|
ブランド | イオン |
サイズ | 本体:320×50×80mm 19mm、26mm、32mm、38mm |
温 度 | 150℃~190℃(5段階温度調節) |
定 価 | |
商品番号 | 46599 |
縮毛矯正用アイロンおすすめ2選
縮毛矯正をする時にクセをしっかりと伸ばしてくれる美容室専売のヘアアイロンを2つ紹介します。
多くの美容師、理容師に愛されている信頼と安心のメーカー、アドスト。そのアドストの商品のストレートアイロンDSプレミアム アイロンスリム19mmです。一般の方には知られていないメーカーですが、美容師、理容師の中では知らない人がいないくらい使ってるストレートアイロンな気がします。
しかも、このアドストのストレートアイロンは19mmと細めのサイズなので、人気の波ウェーブやショートヘア、メンズヘアにも対応できるので、かなり万能なアイテム。メンズでストレートアイロンを検討されている方へもおすすめできる一品です。
メーカー | アドスト(ADST) |
---|---|
サイズ | プレート幅:19mm、コード長さ:2.6m(360度回転) |
温 度 | 60~180℃(5℃毎の24段階デジタル表示) |
価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページでご確認ください。) |
商品番号 | 114285 |
レイナカンパニーのプロ ストレートスチームアイロンの特徴は何と言っても安さではないでしょうか。
ストレートアイロンは、価格がどうしても高額になってしまいます。学生さんやアシスタントの方からすると、なかなか手が届かない金額だったりすることもしばしば。2021年5月現在、キャンペーン価格で格安で販売しているので、手持ちがあまりなくてもストレートアイロンが欲しい、という方におすすめです。
メーカー | レイナカンパニー |
---|---|
サイズ | 全長:268mm、プレートサイズ:88×22mm、コード長さ:3m(360度回転) |
温 度 | 120~200℃ 5段階ボタン式 |
定 価 | |
商品番号 | 117729 |
ヘアアイロンが「故障したかな?」と思ったときは
ヘアアイロンを購入する前に保障期間がどれだけあるのかの確認とヘアアイロンが到着したら初期不良がないかを確認しましょう。そして、サロンワークでヘアアイロンを使っていて「故障したかな?」と思ったときは、買い直す前に保障期間以内なら交換をしたほうがよいです。
ただ交換するときに注意して欲しいのが「故障理由」です。購入した商品によっては、故障理由が原因で交換できなくなる場合もあります。ヘアアイロンの寿命は、5年くらいと言われており、5年過ぎて何度も故障するようになったら買い替えを検討するとよいでしょう。
ヘアアイロンのメンテナンス
ヘアアイロンのメンテナンスをしっかりとすることで故障のリスクを大幅に減らすことができます。
ヘアアイロンが故障してしまう、いちばんの原因が電源の入らない「接触不良」です。その接触不良の原因は、ヘアアイロンのコードの収納の仕方だと思います。ヘアアイロンとコードの部分にストレスがかからないように収納してあげましょう。こうするだけでも故障のリスクを減らすことができます。
あとは、使い終わったら髪を挟むプレート部分はしっかりと拭いてあげるのも大事です。ちゃんと拭かないと電源を入れたときにプレート部分から変な臭いがする場合があるので、お客様からしたら不快に感じます。
ヘアアイロンは自分なりの基準を決めて購入しよう!
いろんな種類があるヘアアイロンですが、シンプルに選ぶ基準は「自分が何を求めているか?」と思います。口コミも大事ですが「スペックは、多少劣っても価格が安いものがいいのか?」「値段が高くて高品質なものがいいのか?」など自分なりの基準を決めて購入するのが一番と思います。
それと私たちプロはアイロンのスペックも大事ですが、お客様に対して行う技術力も大事です。髪をアイロンで挟む力加減や髪のスライスの太さのなども、しっかりと研究しながら施術を行うことでより顧客満足度があるので技術練習もしておきましょう。
この記事を参考にして自分にとってベストのヘアアイロンを見つけてくださいね。