日本人なら絶対に着こなしたい着物。そのためには、着物に合ったバランス良い着物メイクをすることが大切です。着物は結婚式などの特別な日に着用するイメージが強いです。他にも近所のお祭りに行く時に浴衣を着用する機会がありますね。そんな時でもしっかりと和装メイクができているといいでしょう。
着物メイクの基本・コツ
着物メイク=和装メイクは、日本人の雰囲気をしっかりと主張できるようにしましょう。
そのためには、派手にならず、控えめで平面的なメイクバランスが大切です。逆に立体感や派手さを出してしまうと、洋風的な印象になり、着物とのアンバランスさが目立ってしまうでしょう。ここでは、着物を着用した時にぴったりのメイク方法を各パーツごとにご紹介します。
【着物メイク】ベースメイク
着物メイクのように、特殊なメイクをする時は、ポイントメイクばかりに目が行きがちですね。ですが、そのポイントメイクを生かすのは、基盤となるベースメイクが大切です。
顔は今流行りの小顔を意識するのではなく、着物に負けない大きな顔づくりを意識します。そのためにも、着物メイクは陶器のようなマットさを兼ね備えた肌作りを目指しましょう。そのほうが、平面的で着物負けしないメイクが完成します。
一方、洋風的な艶や立体感を醸し出すようなメイクは、着物着用時には控えたほうが良いです。
【着物メイク】ベースメイクのポイント①
スキンケアで肌を整える
ベースメイクを綺麗に仕上げるためには、肌を整えておく必要があります。化粧水、乳液、美容液などで肌をしっかり整えておきましょう。仕上がりの目安は肌に手のひらがすいつくようになることです。
注意:乾燥の程度は肌年齢により違いがあります。その年代に見合うスキンケアをセレクトしましょう。
【着物メイク】ベースメイクのポイント②
下地やコントロールベースの活用
着物メイクは厚塗りにならないように仕上げることが大切です。ですが、シミやくすみが残ったままだと着物メイクが映えなくなるため、カバーする箇所はしっかりと補正しましょう。そのためには下地やコントロールベース、コンシーラなどのサブアイテムの使用が望ましいです。部分的に補正することで、ファンデーションの厚塗りを防ぎます。
【着物メイク】ベースメイクのポイント③
リキッドで肌に艶感を!
着物着用時のファンデーションは、艶感や立体感などを抑えてマットな陶器風に仕上げましょう。そのように仕上げるためには、パウダータイプよりもリキッドタイプがおすすめです。
注意点:リキッドはパウダーと比較すると、油分が多めです。夏場に着用する浴衣の時は、崩れにくいタイプ(ウォータープルーフ)のリキッドを選びましょう。
眉
柔らかな優しい日本人をイメージしたアーチ型の眉は着物にぴったりです。太めでなだらかなラインを描くようにしましょう。やや短めに描くのがポイントです。そうした眉を描くためには、ペンシルだけでなくパウダリーや眉マスカラなどを併用すると良いですね。
和服着用時は汗をかきやすいため、顔の汗で眉が落ちやすくなります。そのようなハプニングが発生しないためにも、汗や皮脂に強いタイプの眉メイク品を選んでください。
適度な角度がついたブラシで眉をしっかりと整えながら形を作ります。汗や水に強いタイプなので、着物向きの崩れにくいメイクもできるでしょう。アイブロウペンシルやパウダリータイプなどと併用すると自然です。
メーカー | >シュウウエムラ |
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ブランド | クシブロー |
容 量 | 3ml |
カラー | Mシールブラウン、 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
定 価 | |
商品番号 | 122702 |
アイシャドウ
着物着用時のアイシャドウは、黄色人種の肌に馴染みやすいベージュ系を選びましょう。
また、着用する着物や浴衣、帯に使用されているカラーを入れると自然です。瞼がくすみやすい人は、アイシャドウベースなどを入れてからつけると、くすみが抑えられてアイシャドウの発色が良くなります。
注意:アイシャドウベースはパールやラメなどが配合されていないタイプを選びましょう。
アイライン
アイラインを入れる時は、切れ長の和風美を目指すことで、キリッとした着物メイクに近づけます。切れ長目を描きやすくするには、人差し指で目尻をキュッと引き上げ気味にしながら描きましょう。
また、しっかりとしたラインで淡めのカラーをセレクトしてください。アイラインに苦手意識のある方は、茶系のペンシルタイプからスタートすると失敗なく使用できます。
マスカラ/つけまつげ
マスカラや、つけまつげを使う時は、目尻を強調する程度が良いでしょう。ちなみに、全体的にボリュームをもたらしてしまうと、洋風なイメージに仕上がってしまいます。
注意:マスカラをつける時はダマにならないようにしっかりコーミングしましょう。また、あえてビューラーを使わずにマスカラをのせることで、着物メイクでも浮きません。
日本人特有の下さがりのまつ毛を自然なボリュームと長さで長持ちさせてくれるマスカラです。これなら、ビューラーなしでも美しいフォルムが描けるでしょう。また、汗皮脂に強いタイプなので、夏祭りなでの浴衣メイクにもぴったりです。
メーカー | シュウウエムラ |
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カラー | ブラック |
定 価 | |
商品番号 | 115571 |
チーク
頬にほんのり赤みが差す程度にチークを入れましょう。オレンジ系やベージュ系などの色味がおすすめです。口紅やアイシャドウのどちらかのカラーと同じカラーを使うとバランス良く仕上がるでしょう。チークブラシを使用することで、均一な色味が綺麗にのります。
チークを入れる時、色が強く出る箇所や弱く出る箇所などがあり、なかなか上手くチークが使えない。と言う方も少なくありません。そんな苦手意識を克服できるのが、こちらのブラシです。均一にチークをつけることができるだけでなく、フェイスパウダーや、ハイライトなどのメイク品も均一につきます。
サイズ | 全長110mm |
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カラー | レッド、ホワイト |
対応オキシ | |
材 質 | 毛:ナイロン、パフ:ポリウレタン |
定 価 | |
商品番号 | 121370 |
口紅・リップ
口元には、明るめで引き立つカラーを入れましょう。カラーはレッドやローズがおすすめです。ほんのり艶感を出すために、グロスを軽くのせるなどすると健康的に見えます。
リップの発色を良くするために、唇のくすみはファンデーションやコンシーラーでおさえます。その後、しっかりリップペンシルでラインを描きましょう。
年代別 着物メイクのポイント
基本的な着物メイクのポイントはお伝えしました。ですが、年代別で着物メイクを変えてあげると、世代に見合うバランスの良いメイクに仕上がります。10代と50代ではセレクトする着物のカラーやデザインに違いがあります。それに合わせてメイクも変える必要がありますね。
ここでは、10代~50代までの年代別着物メイクをポイントを交えてご紹介します。
10代の着物メイク
着物が引き立つようにメイクは自然に控えめな程度を心がけましょう。ですが、全体的な仕上がりを見て、メイクに物足りなさを感じた時は、目、口などのパーツを明るめに仕上げます。グロスなどで艶をプラスするのも良いでしょう。
10代の着物メイクのポイント①
崩れにくいファンデーションをセレクト
10代は、皮脂の分泌も活発代です。また、代謝も良いため、汗もかきやすいでしょう。そのため、着物や浴衣着用時にはメイクが崩れやすくなるため、汗皮脂に強いファンデーションをつかうと良いですね。
10代の着物メイクのポイント②
健康的な唇
10代ならではの健康的な初々しさが強調できれば良いですね。そのためにも、唇はマットで明るめカラーをセレクトしましょう。健康的な唇を作るためにも、唇の荒れなどはケアしておきたいものです。
グロスとしても、唇の美容液としても使用できるマルチな商材です。10代のフレッシュな口元作りにはぴったりですよ。マットな口紅の上に軽く重ねる事でより生き生きとした着物メイクになります。
カラー | ブルー、ピンク、クリア |
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定 価 | |
商品番号 | 118626 |
20代の着物メイク
20代になると成人式や友人の結婚式など、着物を着用するシーンが増えるでしょう。10代に続いて明るめのカラーや、デザインの着物をセレクトする事が多いため、ポイントメイクも明るめを意識しましょう。
20代の着物メイクのポイント①
ポイント①:目周りのケアに注目
会社の残業などで目の周りにクマができやすい事もあります。目の下のクマは寝不足などによる血流不足で生じやすくなります。着物を着る前日はしっかりと睡眠をとりましょう。また、コンシーラーでクマをカバーしてから、アイメイクをすると良いですね。
20代の着物メイクのポイント②
首とフェイスラインの色差にも気をつける
20代と言えば、社会人になりたての方も多いはず。通勤やレジャーなどで紫外線に当たる機会も増えるでしょう。そうすると、知らず知らずのうちに、首とフェイスラインの色差が出てきてしまいやすいのです。着物はV字型に首元が見えますので、首の色に合わせたファンデーションをセレクトしましょう。
日頃から首元にまでUVケアをしておくことが大切です。
コントロールカラー、下地、UV効果など様々な機能を兼ね備えた商材です。こちらのUV効果は日常の紫外線を対策するには、十分です。疲れを見せない肌作りが鍵です。
メーカー | >シュウウエムラ |
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ブランド | UVアンダーベース |
容 量 | 50g |
カラー | ベージュ、ピンク |
SPF/PA | SPF35/PA+++ |
定 価 | |
商品番号 | 98943 |
30代の着物メイク
30代は10代や20代と比較すると、着物を着用した経験のある女性が増えます。様々な式典などで着物を着用した経験が数回あるという方もいるでしょう。
30代の女性と言えば、仕事と育児の両立に忙しいながらも幸福を感じている女性も多いです。そのような30代女性の着物メイクは小慣れた印象を作ることです。肌作りはもとより、洗練された女性をイメージしたメイクに仕上げましょう。
30代の着物メイクのポイント①
きめ細やかな肌づくり
オフィスの空調や、お子様との散歩、洗濯物を干すときの紫外線など乾燥を引き起こす要因はたくさんあるでしょう。きめ細やかな肌づくりに、乾燥は大敵です。化粧水や乳液以外にも美容液などをプラスしてファンデーションが綺麗にのるようにしてください。
化粧水の前につける事で、ビタミンCの数倍以上の浸透力が得られる美容液です。シミ、シワ、たるみ、ニキビなど複合的な肌悩みにしっかり働きかけるマルチな美容液です。
容 量 | 30ml |
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定 価 | |
商品番号 | 113851 |
30代の着物メイクのポイント②
年齢に合わせたカラーをセレクト
落ち着いたこなれ感を出したい30代着物メイクは、口元や目元をしっとりとした大人カラーで合わせてみましょう。ただし、落ち着きすぎて暗すぎるカラーは控えましょう。
適度な艶感が肌を生き生きと美しく見せてくれる口紅です。落ち着いたベージュカラーなので、着物メイクはもちろん、普段使いにもおすすめです。
メーカー | シュウウエムラ |
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ブランド | ルージュ アンリミテッド |
カラー | BG942、 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
定 価 | |
商品番号 | 120903 |
40代の着物メイク
40代になると、お子様の入学式や卒業式などの式典に参加することでしょう。その際、落ち着いた柄やカラーを選ぶようになります。メイクもそれに合わせた落ち着き感のあるものをセレクトしましょう。
40代の着物メイクのポイント①
落ち着いたカラーをセレクト
落ち着いた着物を選んだならば、メイクも落ち着いたカラーを選ぶ必要があります。ベージュやブラウンなどを上手くセレクトすると良いですね。
40代の着物メイクのポイント②
口角を上げ気味に
年齢とともに、下がりやすく、くすみやすい唇。そんな唇を修正するには、コンシーラーとリップライナーです。コンシーラーで唇のくすみをしっかり消したら、リップライナーで口角を上げ気味に描きましょう。口角を指で軽く持ち上げて描くと描きやすいです。
50代の着物メイク
50代になると、着物着用経験者がぐんと増えるでしょう。若い時から何度か着用してきた自前の着物が、なんとなくしっくり似合わなくなるのもこの年代にありがちです。その理由は、50代に訪れる様々な肌変化です。こうした肌トラブルを解決し、力のあるメイクを施す事で貫禄のある素敵な着物スタイルが実現します。
50代の着物メイクのポイント①
シワやたるみを目立たせない肌作り
この年代では、シワやたるみ、シミなどの複合的な肌悩みも気になります。肌作りには時間をかけましょう。また、カバーしようと思うと厚づきになりやすいため、コンシーラーやコントロールカラーを部分的に使用すると良いですね。こうした肌トラブルを解決させる事で、50代の着物は映えるのです。
シミやくまをカバーしようと思うと、ファンデーションが厚づきになりがちですね。着物メイクに厚めのファンデーションは、顔が浮きやすくなりがちです。また、厚化粧は年齢以上に老けて見えてしまうため、なるべくならば避けたいものです。そんな時、こちらの商材ならば、気になるところをスポット的にカバーでき、厚づき防止になります。
また、保湿効果も高いため、乾燥しやすい年代にもぴったりですよ。
メーカー | シュウウエムラ |
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ブランド | アンリミテッド |
容 量 | 7ml |
カラー | 7ライト、 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
定 価 | |
商品番号 | 120621 |
50代の着物メイクのポイント②
目元はキリッと引き締める
50代になると、目周りのハリが低下しやすく、目力がなくなります。着物メイクは目元がボヤけていては映えません。そのため、アイラインは細くしっかりと描きましょう。切れ長の目を作ることはどの年代にも共通しています。
普段のメイクではあまりアイラインを使わない、という人は、初心者でも簡単に使用できるペンシルなどでまつ毛とまつ毛の間を埋め込むように描いてみてくださいね。
着物メイクはいつすべき?着付けとメイクの順番
着付けかや着物メイク全てをセルフで実践しようとするならば、以下の順番が理想的です。
- 着物メイク
- 着物に合わせた髪型をセット
- 着付け
着物メイクの順番が着付けよりも先にくるのは、メイク品やヘアケア剤などにより着物が汚れてしまわないようにです。また、着物を着る前だと、メイクやヘアセットをする時に動きやすいからです。
ですが、美容室などに依頼する場合は、その美容室の順番でお任せしましょう。美容室によってやり方や順番に違いがある場合があります。着物メイク・ヘアセット・着付けの一連の作業は時間がかかります。前もって、どんなメイク・髪型にするのかを段取り良く考えておくと良いでしょう。
年齢に見合う着物メイクで和美人を目指そう!
和の象徴でもある着物は、女性ならば誰でも憧れます。ですが、着物はただ着られれば良いと言う訳ではありません。年代別に着物メイクをバランス良く取り入れる事が真の着物美人を作るポイントですよ。
着物を着用する機会が年に数回程度ならば、美容室に着付とメイクをお願いするのがベストです。もちろん、その場合、着物メイクに詳しいスタッフがいるのかも確認すると良いですね。また、美容師がサロンのお客様から着物メイクの要望があれば、ここで述べたようなポイントを踏まえて丁寧に施してあげましょう。
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