「美容室でヘアカラーをしたけど、すぐに色落ちしてしまった」そんな経験ありませんか? 色落ちを防ぐためには、ヘアカラー後のケアをしなければ色持ちは良くなりません。
そこで今回は、ヘアカラーを長持ちさせるためのおすすめシャンプーと使い方を紹介します! ヘアカラーが長持ちしないと悩んでいる人は参考にしてくださいね。
ヘアカラーを長持ちさせたいときのポイントと注意点
ヘアカラーを長持ちさせるなら知っていてほしいポイントがこちら!
- シャンプーの成分
- シャンプー&ドライ方法
- 髪色によっても長持ちしやすいカラーがある
この3つを理解するとヘアカラーが長持ちするようになるので覚えておいて損はありません。ひとつずつ解説をしていきます。
シャンプーの成分
ヘアカラーが長持ちしなくなる一番の理由は、シャンプー成分です。誤ったシャンプーを使えば、どんなヘアカラーをしても色落ちしてしまいます。少し専門的な説明になってしまうんですが、このような成分が入っているシャンプーは控えるようにしましょう。
あと、ヘアカラーを長持ちさせるために使ったほうがいいシャンプー成分も紹介します。
石けん系成分のシャンプー
下記のような成分が入っているシャンプーを使うとヘアカラーが長持ちしません。
- 石けん素地
- カリ石けん素地
- 石けん分(純石けん分)
- 脂肪酸ナトリウム
- 脂肪酸カリウム
これらの成分が入っているシャンプーはアルカリ性のため、髪のキューティクルが開いてしまい色落ちが圧倒的に早まります。ただ「この成分を覚えるのが難しい!」と思われた方もいるはず。そんな方はヘアカラーを長持ちさせたいときは「石けんシャンプーは危険!」と覚えておけばOKです。
あと注意点として、あくまでヘアカラーを長持ちさせるシャンプーという点で向いていないだけで、商品自体が粗悪というわけではありません。
硫酸系、スルホン酸系成分のシャンプー
下記の成分が入っているシャンプーは控えましょう。
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
- キシレンスルホン酸アンモニウム
- パレス-3硫酸Na
- パレス-3硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸アンモニウム
- オレフィンスルホン酸Na
- キシレンスルホン酸Na
- キシレンスルホン酸アンモニウム
ちょっと多いですが、簡単に覚えるなら「硫酸」と名のつくものは使わないと覚えると楽です。実は市販で売られているシャンプーの約80%がこれらの成分が入っていると言われています。これを聞いて「えっ!本当に!?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
この成分が入っているシャンプーは泡立ちも良く原価が安いので市販で売りやすいのが理由! ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーを買うなら市販のものは避けたほうがいいでしょう。
アミノ酸系シャンプー
ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーには、アミノ酸系の成分が多く含まれています。成分をあげようと思ったのですが、あまりに多くなりそうなのでこのように覚えてください。
「アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸が含まれるシャンプーはヘアカラーを長持ちさせる」
裏の成分表にこれらの単語が書いてあるシャンプーを選ぶと良いでしょう。専門用語ばかり出てきて難しいと思います。ただ、アミノ酸系シャンプーの成分だけ知っておけば購入する際の問題はありません。
ヘアカラーを長持ちさせたい!
シャンプー&ドライ方法
使うべきシャンプーが決まったら、シャンプー&ドライのやり方です。
ヘアカラーを長持ちさせる場合、シャンプーは普通にしてもらって大丈夫ですが、ドライが非常に大事になってきます。大前提になってきますが「自然乾燥は絶対にダメ」です。
私のお客様に聞いても意外と「自然乾燥してます!」という人が多いのでびっくりしました。自然乾燥をしているとへアカラーの長持ちどころか髪のダメージもくるのでやめましょう。
ドライの仕方は至ってシンプルで、髪の根元中心に乾かしてあげてください。髪は毛先よりも根元の方が髪の量が多いです。そのため、根元中心に乾かしてあげるだけで毛先も自然と乾いてきます。
さらに、洗い流さないトリートメントやマイナスイオンドライヤーを使ってあげるとより効果的です。髪を濡れたまま放置しておくと、色落ちが進行してしまうのでお風呂上がりはすぐに乾かしましょう。
髪色によって長持ちしやすいカラーがある
ヘアカラーの色の中には「長持ちしやすい色」と「長持ちしにくい色」があります。長持ちしやすい色は、暖色系と言われている「レッド、オレンジ、ピンク」などの色です。
逆に長持ちしにくい色は、寒色系と言われている「アッシュ、シルバー、グレー」などです。寒色系の色は、透明感があり非常に人気なのですが色落ちが早いんです。
ヘアカラーの長持ちということだけを考えるなら、暖色系の色をチョイスしても良いかもしれません。ただ、それでも寒色系で染めたいと思っている人も多いはず! そんな方はムラシャンとの併用がおすすめです。ムラシャンを一緒に使うことで、ヘアカラーが長持ちしてくれます。
おすすめのムラシャンに関しても紹介していきますね。
現役美容師おすすめ!
ヘアカラーを長持ちさせたいときのシャンプー
ここでヘアカラーを長持ちさせるためのシャンプーをおすすめしたいと思います。本気で長持ちさせたいなら、必ず使って欲しいアイテムばかりです。
フィヨーレが出しているクオルシアのパープルです。このシャンプーは、ムラシャンになります。
実際に私がサロンワークでも使っているシャンプーで効果は非常に高いです。いろいろなムラシャンを使ってきましたが私の経験上、最も濃い色素を誇るムラシャンと言えます。ヘアカラーが長持ちしないと言われている、寒色系で染めたい人にもおすすめです。
このムラシャンを使うことで黄色く色落ちするのを防いでくれます。特にホワイトカラーやグレージュなどブリーチを使ったカラーをされる人には、マストなシャンプーと言えるでしょう。
メーカー | フィヨーレ |
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ブランド | クオルシア |
サイズ | 250ml |
カラー | パープル、ピンク |
定 価 | |
商品番号 | 123426 |
ホーユーが出しているプロマスターカラーケアシャンプーです。ヘアカラーをすると髪の水分がなくなりパサついて見える場合があります。そんなときこそ、このシャンプーを使って欲しいです。
プロマスターカラーケアシャンプーは、毛髪表面にヒアルロン酸が付着させる効果があります。ヒアルロン酸が付着するとヘアカラーで失われた毛髪の水分量をアップさせてくれます。カラーを長持ちさせると同時に髪のパサつきも抑えてくれるシャンプーです。
メーカー | ホーユー |
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ブランド | プロマスター カラーケア |
サイズ | 250ml、600ml、レフィル1L |
香 り | アクアブーケ |
定 価 | |
商品番号 | 122649 |
レイナカンパニーのマイズザットイエローストップシャンプーはムラシャンになります。
先ほどクオルシアというムラシャンを紹介しました。クオルシアは濃い色素が特徴なんですが、ブリーチを何度もしている髪に使うと少し色が入りすぎるデメリットがあります。そんなデメリットを解消してくれるのがこのムラシャンです。
ほどよく黄ばみを抑えてくれるので、ブリーチを繰り返している超ハイダメージ毛におすすめ! アミノ酸系のシャンプーなので洗い上がりが良いのもメリットです。
ブリーチ回数が1回~2回の人はクオルシアで、ブリーチ回数が2回以上の人はマイズザットイエローストップシャンプー、と覚えて使い分けをしましょう。
メーカー | レイナカンパニー |
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サイズ | 215ml |
定 価 | |
商品番号 | 115769 |
ヘアカラーを長持ちさせるなら日頃のケアとシャンプー選び
今回のテーマ「ヘアカラーが長持ちするシャンプー方法とサロン専売品おすすめ3選」の内容についてまとめていきます。
- 石けん系、硫酸系のシャンプーを使うとヘアカラーの色持ちが悪い
- アミノ酸系のはヘアカラーを長持ちさせるシャンプーなのでおすすめ
- 髪は根元中心に乾かすことで均一に髪が乾く
- 暖色系よりも寒色系の色落ちが早い
- ムラシャンを使えば寒色系でもヘアカラーを長持ちさせることができる
以上の点に注意してヘアカラーを長持ちさせるシャンプーを選んでみてください。
美容室で高いお金を払って、ヘアカラーをしてもすぐに色落ちしたら本当にもったいないです。ヘアカラーを長持ちさせるためにもシャンプー選びを見直してみましょう。
私のおすすめの使い方は、普段使いのヘアカラー用シャンプーとムラシャンの併用です。どうしても、ヘアカラーを長持ちさせたかったら試してみてください。
この内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
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