最近、頭皮に癒しの効果をもたらせて肩こりや眼精疲労にも効果が高く、頭皮や髪への美容と健康に効果抜群のヘッドスパが話題になっていますよね。一度施術を受けたら定期的に通いたくなるヘッドスパですが、そのヘッドスパに万能の食材であるはちみつも使われています。はちみつヘッドスパのメリットや効果についてご説明します。
Last Updated:2021/6/3
はちみつを髪や頭皮につけても大丈夫なの?
はちみつヘッドスパで不安に思う点があるとすれば、ベタベタした印象のはちみつを頭につけても大丈夫なのか、というところではないでしょうか。確かにはちみつは食事をしていて髪に付くと厄介な食材でもありますよね。
しかし、はちみつヘッドスパはヘアケアとして安全にはちみつを使うものなので、その心配はありません。
より具体的にはちみつヘッドスパの効果や注意点を見ていきましょう。
髪や頭皮だけでなく肌にも使用されています
はちみつは髪や頭皮だけでなく肌にも使われているものなので、髪に使ってもその安全性は高いと言えます。
口に入れるものなので体の外側から使っても全く問題はなく、はちみつ石鹸や基礎化粧品などは美容や健康を意識している女性たちからの評判が高い商品のひとつです。肌に使用した後のリピーターが多いことからも、その安全性が非常に高いことがわかります。
生はちみつを使用する際の注意点
はちみつヘッドスパではちみつを使用する際に注意しなくてはいけない点は、生はちみつを使用するときのことです。はちみつヘッドスパに使用するはちみつは食用ではないので、砂糖や添加物が入っていると逆に頭皮のトラブルを招きかねません。
したがって、はちみつヘッドスパを行う場合には、必ず肌に使用するための安全性を確認してください。さらに、無添加と記載があっても安いものでは手が加えられている可能性もあるので、下調べは必ず行わなければいけません。
はちみつヘッドスパがもたらす4つのメリット
はちみつヘッドスパのメリットは、代表的なものが4つあると言われています。次の4つのポイントを確認し、はちみつヘッドスパをメニューに取り入れることをぜひ検討してみてください。
はちみつヘッドスパのメリット①
髪や頭皮にうるおいをもたらす
はちみつは保湿効果が高いと言われていて、そのはちみつを使った石鹸やクリームなども人気商品のひとつですよね。もちろん、そのはちみつの保湿効果は頭皮や髪にも良い影響を与えます。
季節にもよりますが、頭皮や髪の乾燥に悩む人も多いので、はちみつヘッドスパを美容室のメニューに加えることで、お客様に髪や頭皮にうるおいをもたらす提案も可能となります。
はちみつヘッドスパのメリット②
エイジングケア
女性にとって欠かせないのがエイジングケアで、年齢を重ねれば重ねるほど“若く見られたい”という気持ちも強くなります。
はちみつにはアミノ酸が豊富に含まれていることから、エイジングケアとしても使われています。髪も老化すると後ろ姿から年齢がわかるので、はちみつを使って栄養を与えることでしっかりとアンチエイジングケアをしていきたいですね。
はちみつヘッドスパのメリット③
カラーの色もちアップ
はちみつヘッドスパでは、カラーの退色をしっかりと防いで色もちを良くしてくれるという効果があります。カラーは個人差や色によってすぐに色が落ちてしまうことも多く、それは決して珍しいことではありません。
逆に、カラーをすると次のカラーまでに色落ちしてしまうからこそ、色もちを良くするための努力をしなければいけないのです。
はちみつヘッドスパのメリット④
はちみつの香りで癒し効果
はちみつの香りは癒しの効果が非常に高いですよね。だからこそ、食品でも「ハニー」という名前の付いたメニューをついオーダーをしてしまう方も多いのではないでしょうか。
はちみつの良い香りは癒しの効果をもたらすだけでなく、ストレス軽減やリラックス効果も得ることができます。香りだけでそのような効果のあるはちみつはやはり万能で、はちみつヘッドスパの人気の高さにも納得です。
はちみつヘッドスパを施術メニューに追加するには?
はちみつヘッドスパを施術メニューに追加するためには、はちみつヘッドスパについての知識がなくてはいけません。そして、はちみつヘッドスパに必要な商材をきちんと確保したうえで、お客様にも提案できるように在庫を確保します。
はちみつヘッドスパは繊細なはちみつを扱うからこそ、実際に施術を行うスタッフ全員がはちみつヘッドスパの施術の正しい方法について知っておかなければいけません。
プレシャンプー
はちみつヘッドスパを行う前にはまずプレシャンプーを行います。シャンプーは全部で2回行いますが、この時のポイントは35度から38度くらいの温度で行うことです。
1回目と2回目のシャンプーについて詳しく見ていきましょう。
シャンプー1回目
シャンプーの1回目では、はちみつを使わずにシャンプーだけを使って皮脂汚れなど髪の汚れをしっかりと落としていきます。この1回目のシャンプーで汚れを落とすことが2回目以降のはちみつを使った施術につながるので、丁寧に行うようにしてください。
シャンプー2回目
2回目のシャンプーからは、いよいよはちみつを使って施術を行っていきます。配合の割合はシャンプーの方が多く、2:1の割合で配合して使います。このときのポイントはお客様の髪の長さにも考慮することで、お客様の髪がショートなら5mlのシャンプー、ミディアムなら7ml、ロングなら9mlが基本です。
はちみつの割合はそれぞれこの半分になります。
生はちみつ泡パック
実際にマッサージを行う前に、まずは生はちみつの泡パックをします。2回目のはちみつを使ったシャンプーは、この生はちみつ泡パックの準備でもあります。
生はちみつ泡パックでは、2回目のシャンプーをしっかりと泡立ててはちみつが浸透したところで2分ほど泡パックを行い、栄養をさらにギュッと髪や頭皮へと込めます。これによって余分な皮脂やタンパク質までを分解することができます。
マッサージ
マッサージではいよいよヘッドスパを行います。頭皮をマッサージすることによって血行も良くなり、最高の癒しと頭皮のこりをほぐすための時間を提供することができます。もちろん、より深くはちみつ効果が浸透するので髪だけでなく、地肌にもはちみつの良い影響を与えることができるでしょう。
生はちみつを髪に直がけ
はちみつヘッドスパは最後に生はちみつを髪に直がけします。ここまでの過程ではシャンプーと一緒でしたが、生はちみつを髪に直がけすることによってより深くはちみつの効果をもたらします。もちろん、栄養をしっかりと閉じ込めることが可能です。
トリートメント
最後は通常のヘッドスパと同様にトリートメントをします。トリートメントはヘッドスパと違った形で髪に栄養を与え、浸透することでツヤを与えます。せっかくのはちみつヘッドスパ効果を確実なものにするためにも、トリートメントにもこだわることが大切です。
アウトバストリートメント
最近ではアウトバストリートメントにこだわるサロンが多く、そのようなアウトバストリートメントには髪の乾燥を防ぐ役割があります。トリートメントとはまた違う効果があるので、お客様に希望を聞いてアウトバストリートメントも行うようにしてください。
ブロー
ブローをすることで髪にハリやコシが生まれますが、正しいやり方でブローをしなければ逆に傷みの原因にもなるので注意したいですね。お客様はスタイリングとしての美容師のブローにも期待しているので、最後まで丁寧な施術を心がけてください。
いつものメニューにはちみつヘッドスパを追加で話題づくりにも
いつものメニューで来店されるお客様にも、長く健康な髪をキープしてほしいからこそ髪の傷みやコシのなさ、頭皮の凝りが気になったらはちみつヘッドスパを提案してみてください。
お客様の中には、はちみつヘッドスパの存在そのものを知らない人も多いので、はちみつヘッドスパを勧めることはその存在や効果を知ってもらい、売上をさらにアップさせるチャンスでもあります。お得意様を中心に、ぜひ髪に悩んでいる人に声をかけてみてください。
+αではちみつヘッドスパを追加してもらうことによって、癒しの効果で顧客満足度が向上して話題作りにもなるでしょう。施術中に会話の中ではちみつヘッドスパのことを伝えるのも効果があります。