人間の心身を清らかにしてくれる不思議な力をもったマッサージオイル。たくさんの種類のオイルがあって、選ぶのに迷いが生じることでしょう。マッサージオイルごとに香りや効能に違いがあるため、使用する人の肌質や香りの好みなどを考慮して選ぶことが大切です。ここでは、代表するマッサージオイルの種類や効能、おすすめのオイルを紹介します。
Last Updated:2020/12/10
マッサージオイルの種類と効果
マッサージオイルは種類豊富でそれぞれに効果があります。どれも美容や健康に直結するような優れた効果といえるでしょう。
浮腫み改善効果
マッサージオイルでマッサージすることでリンパの流れをスムーズにします。それにより、全身の浮腫みを改善し、軽やかな体にしてくれるでしょう。浮腫みがあると、美容上の問題だけでなく、精神的にも苦痛に感じます。こうした浮腫みがマッサージオイルにより改善すれば、スッキリした生活が送れるでしょう。
リラックス効果
リフレクソロジーなどでマッサージするだけでもリラックス効果が得られます。ですが、香り豊かなマッサージオイルを使うことで、精神面にもより良く働きかけることでしょう。
最近はストレス社会などの背景から、「睡眠不足でなかなか良い睡眠がとれない」という方も多いものです。睡眠不足は集中力に欠けたり、仕事の効率にも影響を及ぼしたりするでしょう。マッサージオイルはストレスを緩和し、快眠をもたらしてくれます。
保湿効果
オフィスの空調や紫外線の影響などで、肌は日々水分を失っています。水分が不足すれば、外部のあらゆる刺激が入りこみ、肌の老化をもたらします。マッサージオイルは、適度な水分を与えながら、肌を潤してくれます。
免疫力アップ効果
マッサージオイルを使って、マッサージを継続させることで免疫力がアップします。免疫力が上がると、感染症にかかりにくくなったり、成人病などの大病も予防することができます。マッサージオイルは外側だけのケアではなく、内側にもしっかりと働きかけてくれるのです。
デトックス効果
マッサージオイルの中には、体内の老廃物を排除する働きのある効果を兼ね備えたタイプのオイルもあります。セサミオイルなどもそのひとつで、使用しているうちに体内の不要な物質が浄化され、若返りが実現できるでしょう。
冷え性・疲労回復効果
オイルマッサージで筋肉全体をほぐし、血流やリンパ管の流れが良くなります。それに加えて新陳代謝もアップするため、冷え性悩み改善や疲労回復効果も期待できます。
立ち仕事やパソコン業務の多い方が増える中、オイルマッサージによって、しっかりとリセットできるでしょう。
マッサージオイルの選び方と選ぶときの注意点
マッサージオイルの選び方や注意点は次のようなものです。一つひとつ確認しながら、より良いマッサージオイルをセレクトしてください。
1.肌質に合わせる
乾燥肌、脂質肌、混合肌など、日本人の肌質はさまざまです。このようなことから、肌質に合わせたタイプのマッサージオイルを選ぶ必要があります。サロンに来店されるお客様も、それぞれ肌質に違いがあることを想定し、何種類かのマッサージオイルを準備する必要があります。
お客様へマッサージ施術をする前に、肌のカウンセリングを行ってから的確にマッサージオイルを選定すると良いでしょう。
2.好みの香り
マッサージオイルを選ぶときは、効能やテクスチャーなどを考慮しがちです。ですが、使用する人の好みの香りかどうかも、とても重要なポイントです。例えば、好みの香りであれば、臭覚が満たされてリラックス効果がさらにアップします。
一方で、あまり好きではない香りでマッサージをすれば、その時間は苦痛でしかないでしょう。これは、サロンで施術されるお客様だけでなく、施術を行う側のスタッフの双方にも言えることなのです。
3.どの部位に使用するのか
マッサージオイルを使用する部位によっても、オイル選定の仕方に違いが出てきます。例えば、全身マッサージに使用する時と、顔や髪などに使用する時では、オイルを変えなければならない時もあります。
サロンがどのようなメニューを設定しているかにもよりますが、全身用、フェイス用、髪用など、部位別に用意しておくと良いでしょう。
マッサージオイルを選ぶときの注意点
注意点1.信頼できる企業の商品であるか
マッサージオイルといっても、さまざまな企業から販売されています。同じ商品名で提供していたとしても、その成分や濃度、配合比率などは差があります。実際に直接肌に触れる製品ですから、安全面を心配しなければなりません。
特に、大切なお客様に使用するサロン側では、信頼できる企業のマッサージオイルかどうかを確認する必要があります。万が一、お客様の肌にトラブルが出てしまってからでは遅いですし、サロンの評判に影響をもたらしてしまうことも否定できません。
注意点2.パッチテストを行う
マッサージオイルのほとんどに香りがついています。この香りが香料という添加物によるものならば、肌が敏感な人は刺激を受けてしまうでしょう。ヒリヒリしたり、かゆみが生じることがないように、使い始めはパッチテストなどをしてからスタートするのが望ましいです。
サロン専売マッサージオイルおすすめ6選
サロンには、さまざまなお客様が来店します。お客様によって好みの香りや肌質に違いがありますので、サロンスタッフがしっかりとカウンセリングし、適切なマッサージオイルを選ぶことが大切です。
薔薇から抽出した女性らしい優雅な香りが、リラックス効果をもたらしてくれます。デリケートな顔にも使えますし、トリートメントに混ぜれば、髪にも使える画期的なオイルです。天然植物成分でお肌を守り、心を癒してくれるローズヒップオイルは、サロン必須商品でしょう。
サイズ | 280ml |
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種 類 | アルガン、ローズヒップ |
定 価 | 2,980円 |
商品番号 | 87987 |
伸びが良く、サラサラしたテクスチャーが特徴的なマッサージオイルで、夏場でも使いやすいオイルです。スクワランオイルがスルスル伸びて、すぐに体全体に行き渡ります。無香料なので、強めの香りが苦手という方には使いやすい商品です。
また、刺激が少ないタイプなので、肌の弱い方も安心して使用できます。他にもスイートアーモンド、グレープシードなどの種類もあるため、お好みで選んでも良いでしょう。
メーカー | レイナカンパニー |
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ブランド | ミュナス |
サイズ | 480ml |
種 類 | 無香料、ジャスミン、オレンジ、ローズ |
定 価 | 1,400円 |
商品番号 | 112283 |
天然成分ホホバが肌を柔らかくしながら、保湿効果をもたらします。さらには無香料、無添加にこだわり、どなたでも使用しやすいアイテムです。1Lという大容量なので、たっぷりと全身ケアができるでしょう。
また、1日に何人ものお客様を施術するというサロンでは、このオイルの容量はとても重宝するサイズです。2Lサイズもありますが、品切れの可能性もあるため事前に問い合わせ・確認が必要です。
メーカー | レイナカンパニー |
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ブランド | エステティックスキンケア |
サイズ | 1L |
種 類 | スクワラン、ホホバ、グレープシード、エクストラバージンオリーブ、スイートアーモンド、セサミ、ライス |
定 価 | 14,000円 |
商品番号 | 91219 |
保湿効果の高いセサミオイルは、生ゴマから抽出しています。ゴマには、皮膚の老廃物を除去するデトックス効果や、血液の流れをスムーズにする血行促進作用が期待できるでしょう。
また、老化の原因にもなってしまう物質を抑えることのできる抗酸化物質も配合されていますので、若々しさを維持するアンチエイジングとしても注目のオイルです。
サイズ | 100ml、2L |
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定 価 | 800円 |
商品番号 | 48480 |
超音波専用としながらも、肌に保湿を与えると同時に引き締めてくれるジェルです。顔と体のどちらにも使用できます。「プロテオグリカン」「プラセンタ」「ハマナス果実エキス」などの成分が配合されているため、美肌効果が期待できます。敏感なトラブル肌にもピッタリのアイテムです。
メーカー | エステラボ |
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サイズ | 300g、1kg |
商品番号 | 83038 |
ヘッドマッサージができるタイプのマッサージオイルです。地肌に優しくマッサージすることで、リラックス効果や血行促進作用が得られるでしょう。まるで美容室でヘッドスパを受けているかのように、マッサージ後の頭皮や髪は保湿感とツヤ感が得られます。
サイズ | 500ml |
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種 類 | エンベリカ |
サロン価格 | 10,000円 |
商品番号 | 62057 |
美容と健康が期待できるオイルマッサージ
美容と健康にとても良い影響を与えてくれるオイルマッサージ。施術するお客様にピッタリのマッサージオイルを選ぶことがとても大切です。そのためには、肌タイプや好きな香り、敏感な肌にも使えるものなのかを考慮しながら選びましょう。
その時のカウンセリングやパッチテストなどもしっかりと行うことで、施術スタッフやサロンで使用する商品に信頼を寄せてもらえるようになるはずです。
「全身に使えるタイプなのか」「部位別に使えるものなのか」をしっかりセレクトしながら、オイル選びをするとお客様のニーズにしっかりと応えることができるでしょう。