“コンディショナー”と聞くとリンスやトリートメントと混同してしまう人もいるかもしれませんが、実はコンディショナーはリンスやトリートメントとは違いがあるとも言われています。
コンディショナーの特徴やおすすめの商品、正しい使い方を知った上で使うことがポイントです。また、頭皮に悪いという噂の真相についてもご説明します。
Last Updated:2021/4/26
コンディショナーとは?
最近では耳にする機会も減ってきたコンディショナーですが、具体的にどのようなものなのでしょうか。特に、コンディショナーとリンスは別の物だという定義が明確になっている訳ではなく、メーカーによって呼び方が異なるだけという場合もあります。
それぞれの違いや、実はメーカー次第で位置付けがされているコンディショナーの選び方を見ていきましょう。
コンディショナーとリンスの違い
違いについて説明するのが一番難しいのはコンディショナーとリンスで、この2つは両方とも髪の表面をサラサラにするために有効だというイメージが強いですよね。最近では“リンス”という言葉をあまり聞かなくなったのも、コンディショナーを使っている人が多いからだと言えるのではないでしょうか。
リンスの主な役割は、髪の外側をコーティングすることで摩擦や絡まりをなくし、手触りをよくすること。スーパーやドラッグストアに市販されているシャンプーに、セットで販売されていることが多いです。
コンディショナーは状態を整えるという意味もあり、トリートメントほどではなくてもリンスと比較すると髪の内部に浸透してくれる効果もあります。
リンスとコンディショナーは似たような効果のために併用することは少なく、併用するとすればトリートメントと併用することが多いでしょう。ただ髪を滑らかにしたいだけでなく傷みが気になる場合はリンスでなく、コンディショナーで毎日のケアをしていくのがおすすめです。
コンディショナーとトリートメントの違い
コンディショナーとトリートメントではリンスと比較すると明確な違いがあります。
トリートメントは髪の内部にしっかりとその成分を浸透させ、髪の傷みを和らげてくれるという効果があります。美容師がブリーチやカラーをした後のお客様や髪が傷んでいるお客様にトリートメントをおすすめする理由や、美容室のメニューにトリートメントがあってもコンディショナーがないのはそのためです。
また、トリートメントは美容室のメニューにありますが、ドラッグストアで市販品を購入したりサロン専売の商品を美容室で購入することも可能です。そのようなトリートメントの値段の違いは、成分や効果によって異なります。もちろん、トリートメントとコンディショナーを併用して使うこともできます。
一方、コンディショナーはというと、髪の表面にあるキューティクルを保護しながら内部補修もある程度してくれるので、内部補修をメインとするトリートメントとは働く部分が違うのです。
トリートメントとコンディショナーをつけるときにはその順番が重要で、最初にトリートメントをしてその後にコンディショナーをします。そうすることによって、髪に内部に閉じ込めたトリートメントの効果をコンディショナーでコーティングし、補修成分を閉じ込めることができます。
コンディショナーの選び方のコツ
種類の多いコンディショナーの選び方のコツは、髪質に合わせた選び方をするのが良いとされています。
コンディショナーは主に2つのタイプに分かれていて、髪がベタつきやすい人にはアミノ酸系、そして傷んでパサついた髪質の人にはオイル系が合っています。
アミノ酸系の特徴は「タンパク質成分」でできていて、髪や肌にやさしくべたつきにくいところです。髪の細い方や、コテを使ってスタイリングする方、軽めの指通りがお好みの方におすすめです。また、髪に優しいと言われているのもアミノ酸系なので、肌の弱い人はアミノ酸系を使ったほうがよいでしょう。
次にオイル系の特徴ですが、こちらは「植物性由来のオイル」が髪に潤いを与え、髪の内部補修やキューティクルをコーティングすることで、ドライヤーなどの熱ダメージから髪を守ります。使用後は髪がしっとりまとまるので、ハイダメージの方や、広がりが気になる方に適しています。
他にも、配合された成分を考えるとシャンプーとコンディショナー、トリートメントなどは同じメーカーやシリーズのものを使うとバランスが取れて良いといえます。自分の髪質、状態を考えた選び方をするのがコンディショナーの選び方のコツです。
コンディショナーを購入するときには、コンディショナー単体ではなく使用しているシャンプーとの相性も考えてみてください。今使っているものが本当に自分に合っているかがわからなかったり、何かトラブルがあったときには美容師に一度相談してみることをおすすめします。
コンディショナーの正しい使い方
コンディショナーの正しい使い方は、まずつける前に髪の水分を取ってから使うことが大切です。手で水分を取っても良いのですが、最も効果を高めるためにはシャンプー後にタオルドライをしてからコンディショナーを使うようにしてください。
付ける順番は傷みの強い毛先からで、髪の長さに関わらず何度かに分けてつけていきます。そして、その後に根元から毛先へとコーミングをしていきます。
このときのポイントはトリートメントと違って時間をおかずにすぐに洗い流すことです。すすぎ残しがないように、基本的には頭皮にはつけないコンディショナーも頭皮と髪の両方に残らないようにしっかりと洗い流してください。
「コンディショナーは頭皮に悪い」の真相
コンディショナーは頭皮に悪い影響があると言われていますよね。その真相はコンディショナーには内部に浸透するという効果があるため、頭皮へと悪影響を及ぼす可能性が少なからずある、ということです。
コンディショナーの頭皮に与える悪影響はゼロではないため、頭皮に悪いということも事実ではあります。しかし、これは言い方を変えればコンディショナーを正しく使えていないときのみ頭皮に悪い影響を与えるとも言うことができます。
したがって、しっかりとすすいで洗い流すことができていればコンディショナーは髪に与えるメリットのほうが大きく、使うべきものです。もし、頭皮トラブルのほうが多いようであれば、敏感肌用のコンディショナーを使用するなど自分なりの工夫をすることが効果的です。
サロン専売コンディショナー売れ筋おすすめ5選
同じコンディショナーでも美容室で使われているサロン専売コンディショナーは上質で、髪に良い成分が豊富に含まれています。サロン専売のコンディショナーは美容師の資格がない人が個人で購入することはできません。そのようなときには、欲しい商品を購入している美容室を利用すると便利です。
サロン専売で人気のある5つのコンディショナーをご紹介します。
根元から毛先まで、ダメージケアをして髪をサラサラにしてくれます。ダメージ毛に向いていて、アロマティックリゾートフローラルの香りで気分まで爽やかに癒されます。
メーカー | インターコスメ |
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ブランド | ケンラックス |
サイズ | レフィル800ml、1L |
香 り | アロマティックリゾートフローラル |
定 価 | |
商品番号 | 99079 |
洗い流さないしっとりとしたタイプのコンディショナーです。お風呂上がりにも、お出かけ前にも使い勝手が良いので手放せないコンディショナーで、乾燥する季節には欠かせません。
メーカー | ルベル |
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ブランド | 4.7酸性シリーズ |
サイズ | 250ml、1.2L |
形 状 | 乳化 |
香 り | フローラル |
定 価 | |
商品番号 | 28637 |
ツバキオイルとアロエエキス配合で、フケ・かゆみを抑え、肌にも髪にもやさしいアミノ酸系コンディショナー。使った後の仕上がりはしっとり柔らかいのにべたつかず、髪に適度な潤いを与えてくれます。フルーティーフローラルの香り付きです。軽い仕上がりなので、髪の細い方・コテを使う方におすすめ。
メーカー | ムツナミ |
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ブランド | エスペリア |
サイズ | 800ml、レフィル2L |
香 り | フルーティフローラル |
定 価 | |
商品番号 | 114583 |
シルクプロテイン・ローズマリー葉エキス・ラベンダー花エキスなどのオーガニック成分配合で、髪にも地肌にも低刺激な自然派コンディショナーです。また、色のつかないヘナ成分も配合しているから、髪にハリとコシを与え弾力を高めてくれるのもポイント。ネコ毛やくせ毛を改善したい方にぴったりのコンディショナーです。
メーカー | ジャパンヘナ |
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ブランド | ジャパンヘナ コンディショナー |
サイズ | 300g、レフィル1kg |
定 価 | |
商品番号 | 86738 |
5種類ものブリリアントオイルと、3種類のリペアエッセンス配合。キューティクルと内部にもはたらきかけることで、ダメージした髪も見違えるほどなめらかな指通りに。髪を芯から補修し、しなやかで健康な髪に導いてくれます。また、髪と頭皮にやさしいアルコールフリー処方です。
メーカー | 昭和科学 |
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ブランド | ラビースト |
サイズ | 550g、レフィル2kg |
香 り | フレッシュオレンジペコ |
定 価 | |
商品番号 | 112389 |
コンディショナーを使ってサラサラヘアをキープ!
コンディショナーはサラサラの髪を実現するためには欠かせないもので、正しい使い方や選び方をすれば、頭皮や髪へのトラブルもなく使っていくことができます。そのようなコンディショナーは髪質によっても選び方が異なります。
また、以前は自分に合っていたコンディショナーが加齢や生活習慣によって急に合わなくなってしまうこともあるので注意が必要です。使い方さえ間違えなければサラサラで気持ちよく過ごすことができる髪の土台作りができるので、ぜひ髪に良いコンディショナーを美容室で相談しながら使ってみてください。
(記事監修:上杉めい子)