パラジェルとは? サンディング不要って本当? デメリットも解説

爪のオシャレをすると、毎日手元を見るのが楽しみになったり、気持ちまでウキウキしたりしますよね。
最近は美しい発色と洗練された爪のフォルムが魅力的なジェルネイルが注目されています。その中でも、自爪を傷めずに耐久性に優れたパラジェルというジェルネイルに関心を寄せている方が多いです。
そんなパラジェルについて詳しく見ていきましょう。

パラジェルとは


パラジェルはソフトジェルネイルの一種で、日本で生まれたプロ専用商品のブランドおよび商品名です。
自爪を削ることなく、指先を美しく彩ることができるのが特徴です。

従来のジェルネイルの過程において、爪磨きや爪やすりで爪の表面を整えるサンディングは必須です。この過程がないだけで、自爪の健康も維持できそうですね。

パラジェル=爪を削らないジェルネイル

通常のジェルネイルは、ジェルをしっかり密着させるために自爪を削ります。
このサンディングという削る行為が爪の表面に溝をつくることで、ジェルネイルが剥がれにくくなります。剥がれにくいという点では大きなメリットですね。
しかしその一方で、自爪が薄くなり、爪を傷める原因になってしまいます。

それに対し、パラジェルはサンディング作業がなく、自爪をいたわりながらネイルを楽しめるのが最大の特徴です。

ただし、爪そのものを削ることはしませんが、施術時にトップコートやカラージェルが残っている場合は、これらは削り落とします。

なぜパラジェルはサンディング不要なの?

パラジェル用のカラージェルは、溝の少ない自爪にもしっかりフィットするため、あえてサンディングの必要がないのです。

爪は本当に薄くて繊細です、少し圧をかけただけでも、欠けてしまったり、二枚爪になってしまったりするでしょう。そんな繊細な爪を傷めずに維持できるのはパラジェルの最大の魅力です。

パラジェルのメリット

今話題のパラジェルには、以下のようなたくさんのメリットがあります。また、美容サロンでの注目メニューとしても人気があります。

そのためパラジェルメニュー導入のサロンは、お客様に十分なメリットをお伝えできるようにしておきたいものです。

爪が痛みにくい

パラジェルは、自爪を削らないネイルジェルです。自爪を削らないという点だけでも爪の健康を維持することができるでしょう。

ですが、「パラジェルは傷みにくいから大丈夫」と過信せずに、爪を保湿したり、甘皮のお手入れをしたりすることが大切です。

発色がよい

パラジェルは、ジェルに含まれる顔料自体が高品質な上に高発色です。ほかにも、通常のネイルにありがちなカラーの変色や退色リスクが低いのも特徴です。

また日本で生まれた商品のため、日本人好みの成分やカラーが期待できます。希望どおりの仕上がりになりやすいと言えるでしょう。

ネイルが好きな方の中には発色にこだわる方も多くいるので、そのようなお客様にもオススメです。

施術時間が短い

通常、パラジェルを硬化する際はLEDライトを使用します。一方で、ほかのジェルネイルの硬化はUVライトを使用します。そのため、パラジェルの硬化時間はジェルネイルよりも短い傾向があり、数分間の時短が望めるでしょう。

硬化時間が短縮されればされるほど、ほかの作業の時間に充てる時間が増えます。「時間を有効に使いたい」、「ジェルネイルに挑戦したいけど、硬化時間がもったいない」という方にパラジェルはおすすめです。

ネイルの持ちがよい

パラジェルは、発色性だけでなく耐久性にも優れたジェルネイルです。爪の状態にもよりますが、3~4週間の持ちが期待できます。

ネイルのほとんどが、数週間の経過で爪先から剥がれてしまう中で、パラジェルの持ちの良さはとても魅力的です。
綺麗に仕上がった素敵なネイルを少しでも長く楽しめますね。

パラジェルのデメリット

パラジェルにはメリットがたくさんありますが、その反面で、以下のようなデメリットも存在することを心得ておきたいものです。

こうしたデメリットもしっかりとお客様にお伝えした上で施術を受けていただくことが、サロンの信用度にもつながるでしょう。

高い技術が必要

パラジェルを施術するには、きめ細やかな甘皮処理などの高い技術が必須となります。削るという施術過程が除外される分、ジェルがしっかり密着するようにしなければならないからです。

しかし、こうした高い技術を身につけている技術者が少ないのが現状です。
パラジェルのメニューをサロンで設けようと考えているならば、「パラジェルディプロマ」(パラジェルにおける知識・技術の認定)などの課程を終えているスタッフが常駐していることが望ましいですね。

ディプロマ取得のほか、パラジェルに関する基礎や技術などが学べるセミナーや講習も開催されているので、技術の習得や向上のために受講してみるのもいいかもしれません

【参考URL】
パラジェルアカデミー

使用期限が短い

パラジェルはほかのジェルネイルと比較すると、使用期限が短めです。開封してから、6ヵ月を目安に使いきるようにしましょう。
メーカーによっては、3ヵ月以内に使い切るように推奨しているケースもあります。そのため、大量購入をせずに少量購入を意識しましょう。

においが強い

パラジェルは、ジェル状の時に強めのにおいを放ちます。
特に、使用期限が迫っている場合や狭めの店内ではにおいをより強く感じることがあるので、注意が必要です。

ですが、施術後もずっと継続するにおいではないことを、お客様にしっかりと伝えましょう。

価格が高い

パラジェルは、高品質な顔料を使用しています。そのため、パラジェルの商材価格は既存のジェルネイルよりも高めで、6,000円以上が相場と言えます。

商材価格が高めだと、メニュー価格もそれに合わせて設定する必要があります。お客様の理解と満足度を得るためには、価格に見合った技術を提供することが大切です。

パラジェルの使い方


パラジェルの使い方をマスターし、クオリティの高い仕上がりを目指しましょう。
そのための「基本的な使い方」と「オフの仕方」について説明します。

パラジェルの基本的な使い方

パラジェルの基本的な使用法を、「下処理」「ジェル塗布」「仕上げケア」の順番に確認していきましょう。

下処理

  1. 紙やすりを使って爪の長さや形状を整える
  2. プッシャー、キューティクルリムーバーなどを使って甘皮を処理する
  3. 「2」で爪に残ったキューティクルリムーバーをよく水で洗い流す
  4. コットンやガーゼなどで油分水分を除去し、爪周りを整える

ジェル塗布

  1. クリアジェルを塗る
  2. LEDライト(380〜420nm波長)で硬化する
    ※爪が傷んでいる人はクリアジェルを2回塗りする。爪を押して痛みがある場合は3回塗布する。
  3. カラージェルを塗る
  4. LEDライト(380〜420nm波長)で硬化する
  5. トップジェルを塗る
  6. LEDライト(380〜420nm波長)で硬化する

仕上げケア

最後に、パラジェル専用クリーナーをガーゼに含ませて、余分な箇所の未硬化ジェルを除去します。

なお硬化の際にUVライトを使用すると、硬化速度がカラーによって異なるため推奨できません。またLEDライトも種類によっては硬化速度が早く、硬化熱が出ることがあるため、パラジェル専用のLEDライトを使用することをおすすめします。

パラジェルのオフのやり方

パラジェルをオフする方法は、通常のジェルネイルと変わりありません。
ですが、爪の健康状態に合わせてオフ後のケアはしっかり行ないましょう。

  1. 爪やすりを使いパラジェルを削る
  2. 前もって爪の形にカットしておいたコットンに、ジェルネイルリムーバー(アセトン配合)をたっぷり染み込ませ、爪になじませるように置く
  3. アルミホイルで爪を巻くように包み、15分程度置く(パック効果)
    ※使い捨てビニル手袋をその上からはめると、より浸透しやすくなる。
  4. 「3」で柔らかくなったパラジェルを、メタルプッシャーなどを使って取り除く
  5. オイルなどの保湿剤で爪を保護ケアする

◇注意
アセトン入りの専用リムーバーは火気厳禁です。ヒーターの近くなどで使用しないでください。また使用中は、部屋の換気をしっかり行なってください。

パラジェルをサロンに導入するなら

パラジェルの魅力を知れば知るほど、サロンのメニューとして取り入れたくなりますね。
パラジェルの導入を検討されるならば、次のような点を意識しましょう。

パラジェル施術の技術をマスターしよう

パラジェルはネイル技術の中でもプロレベルの高い技術が必要です。いかに爪を削らずに美しくネイルを仕上げることができるかが、最大の課題になるでしょう。

基本的にネイルの資格は必須ではありませんが、パラジェルのような難技術を要するネイルほど、お客様からの信頼度が求められます。
例えば、ネイルスクールに通ったり、ディプロマ(パラジェルにおける知識・技術の認定)を取得したりすることも念頭に置きたいものです。

【参考URL】
パラジェルアカデミー

またお店をパラジェルの正規「認定サロン」「登録サロン」として希望する場合は、それぞれパラジェルが認定した資格取得者が在籍している必要があります。

【参考URL】
パラジェル「認定サロン」「登録サロン」

口コミ評判のよいジェルを取り入れよう

パラジェルをはじめとした商材選びの際は、「実際に使用してどのような物であったか」などの口コミを参考にするのが、導入におけるいちばんの決め手になります。
口コミ評判を比較するとき、以下のことに重点を置き、総合的に判断しましょう。

  • スタッフが使いこなせる商材であること
  • 商材価格に見合う技術が提供できること
  • 店内で違和感のない「におい」であること
  • 商材パッケージが店内雰囲気と見合っているか など

おすすめパラジェル商品4選

ここでは、サロンでも定評のあるおすすめのパラジェルをご紹介します。
導入時の参考にしてみてくださいね。

パラジェル アートカラージェル AP13 シュガーピンク

最も発色の良さが魅力的なカラージェルです。健康的な手元を演出するにはぜひ、使っていただきたいアイテムです。
とても扱いやすい画期的な商品です。

メーカー ネイルセレクト
ブランド パラジェル
容 量 4g
カラー シュガーピンク
※他のカラーは商品詳細ページ、または美通販カタログ内でご確認ください。
特 徴 硬化タイム】LED:30秒
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00082164

美通販でこの商品の詳細を見る

公式HPでこの商品の詳細を見る

パラジェル アートトップジェル

厚みの調整や強度を出す際に、使い勝手のよい商品です。
粘性が高めのジェルなので、ラインストーンなどもしっかりフィットさせてくれます。
美しく色褪せにくい艶感も人気です。

メーカー ネイルセレクト
ブランド パラジェル
容 量 10g
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00082893

美通販でこの商品の詳細を見る

公式HPでこの商品の詳細を見る

パラジェル クリアジェルEX

耐水性のあるジェルで、水仕事を頻繁にされる方や手汗でお悩みの方にも安心して使用していただけます。
ジェルネイルの持ちに自信を持っていただけるはずですよ。

メーカー ネイルセレクト
ブランド パラジェル
容 量 10g
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00082890

美通販でこの商品の詳細を見る

公式HPでこの商品の詳細を見る

パラジェル LEDパラライトV(5)

パラジェル専用のLEDライトは、通常のジェルネイルのUVライトよりも速乾性があり、時短にもつながります。
さらにこの商品は、6方向からの内部照射構造で、どの角度からも満遍なく照射できるのが特徴です。またモニターで残照射時間が確認できるので、とても便利です。

メーカー ネイルセレクト
ブランド パラジェル
サイズ 幅220×高さ93×奥行180mm
カラー ホワイト

仕 様 ●重量:約706g
●電圧:AC100-240V 50/60Hz
●底板取外し:○
●保証6ヵ月
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00119076

美通販でこの商品の詳細を見る

公式HPでこの商品の詳細を見る

注目のパラジェルをサロンに導入しよう


ジェルネイルの代表とも言えるパラジェルには、手元を美しく彩るだけでなく、爪を傷めないという最大のメリットがあります。そんなパラジェルをサロンのメニューに取り入れることで、ヘアスタイルから爪先までトータルなオシャレをお客様に提供することができます。

そのためにも、パラジェルの知識や技術をしっかり習得し、お客様から納得いただける施術を目指してください。集客の強みのひとつになるはずです。

 

美通販.comで
あなたも仕入れ価格でお買い物

会員登録のご案内
美通販.comは美容機器から美容用品、サロンで扱う商品はもちろん、食品から便利品までなんでも揃う通販サイト。お客様の多くは美容関係者さまですが、クリニックやトリマー、マッサージやネイルなど講習を受け、ディプロマ等があれば会員になれます。ぜひお問い合わせください。サロン登録でも、個人登録でもOK!!
ヘアケア商品や化粧品などサロン専売品が卸値で買えるのでとってもお得。

【美通販】会員登録詳細へGO!

ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。

新着記事

最新版カタログ

美通販最新版カタログ

お役立ち情報

  1. 美容師になるには
  2. 美容師 名刺
  3. 美容師 離職率
  4. 防災チェック
〇個買うともう1個もらえるキャンペーン

人気のサロン向き雑誌202種

夏アイテムSale!

アーカイブ

PAGE TOP