現在、美容室ではバレイヤージュのようなホイルワークを使ったヘアカラーが人気!
しかし、読者の中には「ホイルワークが実は苦手…」みたいな人もいるはず?
そこで今回は、「ホイルワークのやり方・コツを紹介! ヘアカラーとの違いは?」というテーマでシェアします。
ホイルワークのメリットやデメリットも合わせて紹介するのでチェックしてみてくださいね!
美容室で行なわれる「ホイルワーク(ホイルワークカラー)」とは
ホイルワークとは、アルミホイルを使ったヘアカラーの総称です。
その中には、ハイライトやスライシングなど多くスキルが含まれます。
ここでは美容室で行なわれるホイルワークをいくつか紹介していきます。
ホイルワークとは? 一般的なヘアカラーとの違い
ワンメイクのヘアカラーは、全体的が同じ色に染まるのが一般的です。
一方、ホイルワークは髪を部分的に染めていきます。
そのため、ホイルワークを使ったヘアカラーの仕上がりには陰影がつきます。
そんな陰影がつくホイルワークの特徴は以下の3つ!
- 立体感がつく
- 髪に動きかつく
- ブリーチを使うのにダメージが少ない
ホイルワークをするとヘアカラーの幅がぐっと広がります。
ワンメイクでは、表現できなかったヘアカラーが可能です。
普通のヘアカラーに飽きてきたら、積極的にホイルワークをお客様に提案していきましょう。
ホイルワークとハイライトの違いは?
冒頭でも説明したとおり、ホイルワークとはアルミホイルを使ったヘアカラー技術の総称です。
つまり、ホイルワークの枠の中にある技術の1つがハイライトになります。
ハイライトは部分的に明るい毛束を作るテクニック!
そのため、ブリーチを使って染める場合がほとんどです。
ブリーチを使うことでハイライトは、明るいスジ状の線が髪全体に広がります。
その結果、髪の明るさをキープしつつ、動きと立体感を演出してくれます。
ハイライトとローライトの違いは?
ハイライトと一緒に覚えておいてほしい技術があります。
それがローライトです。
ローライトはハイライトの真逆のヘアカラーです。
明るい部分を作るハイライトの反対で、ローライトは暗い部分を作っていきます。
ローライトはハイライトと効果は同じで、お互い動きや立体感を髪に出してくれます。
ただ1つハイライトと違うのが、ローライトは髪全体を暗くする効果があることです。
ハイライトとローライトは、以下のように使い分けをしてください。
- ハイライト:髪を明るくしながら動きを出す
- ローライト:髪を暗くしながら動きを出す
お客様のオーダーをよく理解して、「どちらの施術が適しているか」選びましょう。
この2つの効果と使い分けは、覚えておいて損はありません!
ホイルワークカラーのメリット・デメリット
髪に動きと立体感を演出してくれるホイルワークカラー!
そんなホイルワークカラーをする上で知っていてほしいのがメリットとデメリットです。
特にデメリットは、必ず把握しておきましょう。
メリットばかりをお客様に提案しても、説得力に欠けます。
お客様とのカウンセリングは、メリットとデメリットの両方を伝えないといけません。
そうすることで私たち美容師とお客様の間に信頼関係が生まれます。
ホイルワークカラーのメリット
先ほども説明したとおり、ホイルワークカラーのメリットは髪に動きや立体感が出ることです。
そのほかにホイルワークには、もう1つ大きなメリットがあります。
それは必要最低限のブリーチでヘアカラーが可能なことです。
ヘアカラーで遊ぼうと思ったら、基本的にはブリーチが必須になってきます。
しかし、ブリーチは髪への負担も大きいメニューの1つ!
そのため、髪のダメージが気になる方の中にはブリーチを断念する人も多くいます。
一方、ホイルワークカラーは部分的にしか染めません。
髪全体をブリーチするヘアカラーと比較するとダメージは10分の1以下です。
ホイルワークカラーは「ヘアカラーで遊びたいけど、髪へのダメージも抑えたい!」みたいな人におすすめと言えるでしょう。
ホイルワークカラーのデメリット
ホイルワークカラーのデメリットは以下の2つです。
- ブリーチを使う
- 美容師さんの腕次第
ホイルワークカラーのメリットで、「必要最低限のブリーチで可能」と説明をしました。
しかし、お客様の中には「絶対にブリーチはしたくない」という方もいるはず。
ホイルワークカラーは髪へのダメージが低いですが、通常のカラーと比較すると負担は大きいです。
この負担の部分を背負えない人には、ホイルワークカラーは向いていません。
ホイルワークカラーのデメリットの2つ目が、美容師さんの腕次第だということです。
ホイルワークカラーは、高い技術レベルが必要になってきます。
そのため、ヘアカラーに特化した美容師さんが行なわないと失敗の可能性が高いです。
ネットなどで安い美容室を探して、予約するようなことはやめましょう。
ホイルワークカラーは、どの美容室でも対応しているメニューではありません。
SNSなどでホイルワークカラーを投稿している美容師にお願いするのがベストです!
ホイルワークでヘアスタイルを作る時の注意点
ホイルワークは、基本的にカットが終わってから入れるのがおすすめ!
先にホイルワークでハイライトを入れてしまうと、カットをした際に消えてしまうからです。
特に髪の量を減らしたりすると、ハイライトなどはほとんどわからなくなります。
もちろん、カットを計算してホイルワークができるなら別です。
しかし、ホイルワーク初心者の方は失敗を防ぐためにも先にカットを終わらすようにしましょう。
ホイルワークのやり方
ホイルワークはやり方も大事ですが、準備する道具も大事です。
準備する道具と合わせて、ホイルワークのやり方を紹介していきます。
ホイルワークで準備するもの
ホイルワークで準備するものは以下の3つです。
- アルミホイル
- ワインディングコーム
- ホイルワーク用のハケ
この道具にもポイントがあります。
アルミホイルは、横幅が広いものを用意してください。
ホイルワークでは、両サイドを折るため実際の幅よりも使える部分は狭いです。
横幅が狭いとホイルワークの際に非常に使いづらくなります。
必ず横幅が広いアルミホイルを準備しましょう!
ワインディングコームは、毛束が取りやすいようにステンレス製を使用しましょう。
プラスティック製は、テール部分が太いためホイルワークに向いていません。
ただし、ステンレス製はプラスティック製と比較して先が尖っています。
そのため、使い方を誤るとお客様の頭皮を傷つける可能性があるため注意が必要です。
最後にホイルワークで使うハケは、通常のヘアカラーのハケを使わないようにしてください。
ホイルワーク用のハケの方がスピードも早く塗れます。
ホイルワークをする際は、ブリーチを使う場合がほとんどです。
ブリーチは塗布スピードが早くないと、時間差で色ムラになります。
もちろん、ホイルワークに慣れている人は通常のハケでも構いません。
ただし、これからホイルワークを覚えていきたい人は専用のハケを準備しましょう!
ホイルワークの入れ方
ホイルワークで最も多いウィービングの入れ方について説明します。
基本的にこのやり方でOKです!
- 5mm幅で髪をスライスで取る
- ウィービングのチップを取る
- 横幅に余裕をもたせてホイルをセット
- ブリーチをしっかり塗布
- ホイルを折りたたんで終了
ホイルワークを上手にするポイントは、ムラなく塗布することです。
髪の裏面を塗布できないホイルワークは、スライス幅が厚いと塗布ムラになってしまいます。
必ず5mm幅を守るようにしてください。
また、ウィービングのチップも均等に取れるように練習しなければいけません。
チップの取り方のコツは、リズム良く取ることです。
頭の中でリズムを取りながら、チップを取っていきましょう!
美容師必見! ホイルワークをきれいに見せる&仕上げるコツ
ホイルワークの入れ方は、キレイに見せるのが大事!
なぜなら、インスタのリールやTikTokでは作業動画が人気だからです。
一般の方からすると、仕上がりよりも作業工程の方が意外と興味があるようです。
インスタのリールやTikTokは、集客するためにも重要なツールです。
SNS映えする作業工程をアップするようにしましょう。
ホイルワークをきれいに見せるには、折りたたみ方がポイントです!
折り紙を織るように角と角がずれないようにたたんでください。
手を使って折りたたむとズレが生じます。
ワインディングコームのテール部分を使うと、キレイに折りたたむことが可能です。
ホイルワークは仕上がりだけではなく、作業工程まできれいな仕事を意識してみてください。
ホイルワークはやり方次第でヘアカラーの可能性が広がる
今回のテーマ「ホイルワークのやり方・コツを紹介! ヘアカラーとの違いは?」についてまとめていきます。
✔️ホイルワークはアルミホイルを使った技術の総称
✔️ハイライトやローライトは髪に動きと立体感を出す
✔️ホイルワークに使う道具は専用の物がおすすめ
✔️ワンメイクで出せない髪色をホイルワークは演出してくれる
✔️ホイルワークの作業工程はリールやTikTokで反応が良い
ホイルワークは美容師さんの力量が露呈する難しい技術です。
お客様に提案するなら、しっかりとした練習が必要になってきます。
しかし、一旦身に付けてしまえばヘアカラーの幅を広げる強い味方になります。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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