これからネイリストを目指す方が取得すると、就職や独立が有利になる資格があります。
それはJNAジェルネイル技能検定です。
JNAジェルネイル技能検定は、主流になっているジェルネイルに特化した資格!
そこで今回は「JNAジェルネイル技能検定初級・中級・上級の内容や難易度は?独学でも合格できる」というテーマでシェアしていきます。
JNAジェルネイル技能検定の基本情報
JNAジェルネイル技能検定についての基本情報をまとめてみました。
JNAが主宰するジェルネイル検定とは、どのようなものかを解説していきます。
※記事中の料金、情報などは2022年8月現在。
JNAジェルネイル技能検定の内容と実施団体
JNAジェルネイル技能検定は、NPO法人 日本ネイリスト協会が創設しました。
試験内容は、実技と筆記の2つの課題から構成されています。
合否の基準としては、実技・筆記ともに80点以上で合格です。
さらにJNAジェルネイル技能検定を受けるには、15歳上の人間モデルを使用しなければいけません。
ジェルネイルがネイルサロンでも人気のメニューになっているため、注目の資格と言えます。
JNAジェルネイル技能検定とJNECネイリスト検定の違い
ネイリスト検定は、公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が1997年にスタートさせました。
資格取得者は、2022年現在で50万人を超えると言われています。
ネイリスト検定では、基本となる爪に関する技術や知識を幅広く身に付けることができます。
一方、JNAジェルネイル技能検定は、より深い技術を身に付けるための資格です。
つまり、ネイリスト検定が基礎とするならば、JNAジェルネイル技能検定は応用と言えます。
ジェルネイル技能検定を合格したからといって「ネイリスト検定を受けなくていい」というわけではありません。
ネイリストとして活躍していくためには、2つとも必要な資格です。
JNAジェルネイル技能検定の日程・年間スケジュール
JNAジェルネイル技能検定は、夏と冬の年2回行なわれます。
公式サイトから発表しているので、試験を受ける方はチェックしてみてください。
試験の申し込みは約4ヵ月前から始まり、期間は1ヵ月半ほどあります。
試験の合否は、翌月に発表があり合格者には資格バッチなどがもらえます。
JNAジェルネイル技能検定の試験級の種類
JNAジェルネイル技能検定は、初級・中級・上級の3つに分かれています。
受験をするレベルによって、試験日や受験料も変わってきます。
ちなみに初級だと9,900円(税込)です。
JNAジェルネイル技能検定を受ける方は公式ページで確認しておきましょう。
JNAジェルネイル技能検定の免除制度
JNAジェルネイル技能検定は、以下の2つに当てはまる方は免除されます。
免除されるのは、JNAジェルネイル技能検定の初級と中級です。
■初級の免除条件:JNECネイリスト技能検定試験の3級以上の方
■中級の免除条件:JNECネイリスト技能検定試験の2級以上の方
免除申請をする場合は、事前に申し込みが必要です。
そのほかにも、JNAジェルネイル技能検定が免除される方がいます。
それは前回のJNAジェルネイル技能検定で筆記を合格している方です。
筆記試験に合格していると、実技のみで済みます。
ただし前回の筆記試験に限るため、何年も前に筆記試験だけ受かっていても適用されません。
JNAジェルネイル技能検定<初級>の概要
ジェルネイル技能検定の初級を受けるための概要を説明していきます。
試験を受けるなら、初級から始めましょう。
受験資格と受験料
JNAジェルネイル技能検定初級の受験資格と受験料は以下のようになっています。
- 受験資格:義務教育を修了した方
- 受験費用:9,900円(税込)
義務教育さえ終了していれば、どなたでも受験が可能です。
試験内容(筆記試験/実技試験)
JNAジェルネイル技能検定初級は、実施試験が2つと筆記試験からなっています。
受験内容がこちらです。
実技試験
- 第1課題(試験時間35分):両手のネイルケア
- 第2課題(試験時間60分):左手ポリッシュカラーリング、右手ジェルカラーリング、右手中指ジェルアート
筆記試験
JNAジェルネイル技能検定初級の筆記試験は、マークシート方式で、試験時間は30分です。
筆記試験の内容は、ネイルやジェルネイルに関する基礎知識がメインになっています。
筆記と実技ともに100点満点中の80点以上で合格です。
本番のJNAジェルネイル技能検定では、モデルの爪の状態や衛生面の審査も入ります。
試験当日までにモデルさんの爪の状態をキープしておくようにしましょう。
万が一、爪が割れたりしていると、受験そのものが難しくなります。
またJNAジェルネイル技能検定初級は、以下のいずれかをクリアしていると免除申請が行なえます。
■筆記免除:前回の筆記試験で合格をしている
■第一課題免除:ネイリスト検定の3級以上を取得している
JNAジェルネイル技能検定初級の合格率は約70%です。
しっかり、勉強をしていれば合格できるレベルになっています。
JNAジェルネイル技能検定<中級>の概要
こちらではJNAジェルネイル技能検定の中級について概要を説明していきます。
初級よりも専門性が上がるため、難易度も高くなります。
受験資格と受験料
JNAジェルネイル技能検定中級の受験資格と受験料はこちらです。
- 受験資格:義務教育が修了した方でJNA技能検定試験の初級取得者
- 受験料:13,200円(税込)
JNAジェルネイル技能検定は、初級を飛ばして中級や上級を受けることはできません。
そのため、JNAジェルネイル技能検定中級を受けるには初級を合格しておく必要があります。
試験内容(筆記試験/実技試験)
JNAジェルネイル技能検定中級も初級と同じ、実技試験2つと筆記試験からなっています。
実技試験は難易度も上がるため、初級の頃よりも試験時間も長くなります。
しっかりと練習を積んでから試験に臨みましょう。
実技試験
- 第1課題(試験時間30分):左手のネイルケア及びカラーリング
- 第2課題(試験時間85分):右手のジェルオフ、ジェルグラデーション(中指以外)、ジェルイクステンション(右手中指)、ポリッシュオフ(左手全て)、ジェルフレンチカラーリング(左手全て)、ピーコック
筆記試験
JNAジェルネイル技能検定中級の筆記試験もマークシートで、試験時間は30分です。
初級と違い、中級ではジェルネイルに関してより深い理解度が必要になってきます。
さらにJNAジェルネイル技能検定中級は、実技試験と筆記試験で合格点が違います。
- 実技試験:100点満点中70点以上で合格
- 筆記試験:100点満点中80点以上で合格
JNAジェルネイル技能検定中級の合格率は約60%です。
JNAジェルネイル技能検定<上級>の概要
JNAジェルネイル技能検定上級に合格すると、ネイルのスペシャリストとして活動ができます。
そのため、難易度も非常に高いです。
さらに、JNAジェルネイル技能検定上級は筆記試験がありません。
実技試験に絞って、練習を積みましょう。
受験資格と受験料
JNAジェルネイル技能検定の受験資格と受験料はこちら。
- 受験資格:JNAジェルネイル技能検定中級の合格者
- 受験料:16,500円(税込)
JNAジェルネイル技能検定上級、実技試験のみですが、「筆記試験がなくてラッキー!」と侮ってはいけません。
筆記試験がない分、実技試験では高い技術を求められます。
試験内容(筆記試験/実技試験)
JNAジェルネイル技能検定上級は、実技のみで試験時間は85分になっています。
初級や中級のように、第一課題と第二課題などにも分かれていません。
実技試験の内容は以下のとおりです。
実技試験
- ジェルクリアスカルプチャ(右手人差し指・中指)
- ジェルチップオーバーレイと指定のデザイン(右手薬指)
- ジェルチップオーバーレイ(左手中指)
- ジェルチップオーバーレイ+フレンチルック(左手薬指)
JNAジェルネイル技能検定上級は、100点満点中70点で合格になっています。
JNAジェルネイル技能検定上級の合格率は、初級や中級と比較してかなり低いです。
その合格率は、半分以下の45%!
合格するためには、ジェルネイルに対する総合的な知識のほかに高い技術力が求められます。
JNAジェルネイル技能検定の勉強法
読者の中には「JNAジェルネイル技能検定を合格するには、どれだけ勉強が必要なの?」と思う方もいるはずです。
受験するために学校に通っている人もいれば、独学で勉強をしている方もいると思います。
そこでJNAジェルネイル技能検定の勉強方法について解説をしていきます。
JNAジェルネイル技能検定は独学でも合格できる?
大前提として、JNAジェルネイル技能検定は自動車免許のように学校に行かなと取得できない資格ではありません。
そのため「独学だけでも合格できるか?」という問いに関して合格は可能になります。
しかし、独学のみで合格するのはハードルが高いのも事実。
この記事でも紹介しているとおり、JNAジェルネイル技能検定は「初級・中級・上級」の3つに分類されます。
正直な話、JNAジェルネイル技能検定初級でしたら独学でも合格は可能です(もちろん、本人のやる気次第)。
中級以上になってくると、独学では難しくなってきます。
私のJNAジェルネイル技能検定の受験に対してのおすすめはこちらです。
JNAジェルネイル技能検初級:独学or学校
JNAジェルネイル技能検中級、上級:学校
参考にして勉強をしてみてください。
JNAジェルネイル技能検定は公式テキストもあり
JNAジェルネイル技能検定を勉強する上で使ってもらいたい教材があります。
それはNPO法人日本ネイリスト協会が販売している、公式テキストとDVDです。
公式テキストの『JNAテクニカルシステム ジェルネイル』は以下のような内容になっています。
- JNAジェルネイル技能検定試験
- ジェルネイル基礎理論
- ネイル基本技術
- ジェルオフ技術
- ジェルネイル用語集
- ジェルアート技術
テキストはすべてカラーになっているため、非常にわかりやすいです。
次に公式DVDの『JNAジェルネイル技能検定試験 上・中・初級テクニック講座』は、3枚セットではなくバラバラに販売されています。
上・中・初級の試験を受けるランクによって選びます。
公式テキストと合わせて勉強してみましょう。
JNAジェルネイル技能検定取得後の進路
JNAジェルネイル技能検定に合格しても、すぐにネイリストとして活動するのは難しいです。
もちろん、100%無理というわけではありません。
ここではJNAジェルネイル技能検定取得後について解説をしていきます。
初級から中級、上級へとステップアップ
JNAジェルネイル技能検定の初級のみ持っていても、資格としては不十分です。
なぜなら、初級の合格率は70%であり、比較的に合格しやすいからです。
初級に受かったら、中級や上級を目指してください!
JNAジェルネイル技能検定のみでネイリストとして活動をするなら、上級までは取っておきたいところです。
初級のみ合格した方は、引き続き中級と上級に向けて勉強をしましょう。
ネイリスト検定と併せて取得し就職を有利に
ネイリストとして活動をするなら、JNAジェルネイル技能検定と一緒にJNECネイリスト技能検定を取得するのがおすすめです。
JNECネイリスト技能試験は、3級~1級と3段階に分かれています。
飛び級で受けることができないため、3級から取得を目指しましょう。
記事中でも説明しましたが、JNAジェルネイル技能検定はネイルの応用です。
基礎がしっかり学べる、JNECネイリスト技能検定も合わせて取得するのがおすすめ!
最近のネイリストスクールでも、この2つを取得するようなカリキュラムになっています。
就職を考えている方は、2つの資格を持っているだけで有利に進めることが可能です。
さらにネイリストとして、独立を考えている方も資格を持っておいて損はありません。
ネイリストを目指すなら資格の取得を!
今回のテーマ「JNAジェルネイル技能検定初級・中級・上級の内容や難易度は?独学でも合格できる」についてまとめていきます。
・JNAジェルネイル技能検定は3つのランクがある
・JNAジェルネイル技能検定の受験資格は義務教育修了者
・ジェルネイルはネイルの中でも人気の高いメニュー
・JNECネイリスト技能検定はネイルの基礎が学べる
・JNAジェルネイル技能検定はネイルの応用が学べる
・JNAジェルネイル技能検定初級なら独学でも比較的取得できる
・JNAジェルネイル技能検定上級は実技試験しかないが合格率は45%しかない
・勉強するなら公式のテキストやDVDがおすすめ
・JNAジェルネイル技能検定とJNECネイリスト技能検定は両方取得するのがおすすめ
これからネイリストとして活動するなら、JNAジェルネイル技能検定は上級まで取得するようにしましょう。
合わせてJNECネイリスト技能検定の取得もマストです。
そうすることで、就活や独立がやりやすくなります。
この内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
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