世の女性が密かに心配しているのは、夏到来とともにやってくるメイク崩れではないでしょうか。美容師も、汗でメイクが崩れてしまうこともありますね。元々、汗っかき悩みを抱える女性ならば、メイクの崩れはいち早く対策したいものです。ここでは、汗っかきの女性がメイクの崩れを気にすることなく過ごせるようにアドバイスします。メイクの崩れ防止策や、崩れにくいファンデーションセレクト策など、総合的に見ていきましょう。
Last Updated:2021/6/24
汗っかきだからメイクが崩れる…対策はある?
1日中、店内を動き回る理美容師。繁忙時には、汗だくになりながらサロンワークをこなさなければならないでしょう。いくら冷房がきいている店内でも、ドライヤーを頻繁に使用する美容師はメイク崩れが生じやすくなります。
また、「もとから汗っかき体質のためメイクが崩れてしまう」という女性もいます。美容師は美容のプロです。カットやカラーだけでなく、時には成人式や結婚式のメイクを担当する事だって有ります。お客様は鏡越しに理美容師の顔をしっかり見ています。そのためにも、理美容師自身が美しいメイクを維持する必要があるでしょう。
ここでは、メイク崩れ悩みを解消するいくつかの対策をまとめます。
厚塗りは控えよう
汗っかきの人ほどやってしまいがちなのが厚塗りメイクです。下地やファンデーションを厚く重ねることで「汗への耐性ができてくずれにくくなるはず!」と思い込んでしまいがちです。実は、それが大きな間違いです。ファンデーションには油分が多く含まれているため、厚く塗れば塗るほど汗をかいたときにドロドロと崩れてしまうのです。
汗をかきやすい人や、汗ばむ季節は厚塗りを控えて薄づきメイクを目指しましょう。
あぶらとり紙・ティッシュを活用
メイク崩れの原因は汗だけでなく、皮脂も大きな要因です。皮脂腺が集中しているTゾーンからメイクは崩れはじめます。化粧室に行くたび、あぶらとり紙やティッシュで過剰に分泌された皮脂をおさえておくとメイク崩れしにくい肌を作り込めます。
注意点として、あぶらとり紙を過剰に使いすぎないようにしなくてはいけません。皮脂をとりすぎてしまうと、肌内部では失った皮脂を補おうと皮脂腺が活発になり、余計に皮脂浮きが生じてしまいます。
汗っかきさんのためのベースメイク
夏場のベースメイクを恐怖に感じている汗っかき体質の理美容師も多いでしょう。ここでは、そんなお悩みを抱えている理美容者に対して汗対策のベースメイクをまとめています。紫外線量や気温が高くなるゴールデンウィーク明けくらいから意識して実践してみてくださいね。
メイクのコツ
汗っかきと言うだけで、「ファンデーションやメイクをしたくない!」という女性もいることでしょう。ファンデーションは、肌トラブルをカバーするだけでなく、外部刺激から肌を守る効果も期待できます。汗や皮脂に負けないメイクポイントをおさえておきましょう。
美容業のプロである美容師は、ヘアスタイルだけでなく、メイクについてもしっかりとした知識を得ておく必要があります。
コンシーラとフェイスパウダーを上手に活用!
崩れの原因になる厚塗りメイクは控えたいですね。ですが、最低限シミやソバカスなどは隠したいものです。そんなとき、活用したいアイテムがコンシーラです。カバーしたい箇所にコンシーラを使い、全体をルーセントパウダーで仕上げるというやり方はとても自然な仕上がりになります。
最近のコンシーラは、ファンデーションと同等のSPF値があるため、日焼け対策も劣りません。
チークやハイライトは控えよう
汗っかきの方が特に注意しなければならないのが、多種類のポイントメイクを使用してしまうことです。なるべくならば、重ねづけは避けたいため、普段チークやハイライトを使用している方は控えたほうが良いでしょう。
「今まではチークで顔色を明るく見せていたのに…」と思ってしまう方は、この時期の顔色メイクは華やかなリップのみに転換してみませんか。唇には汗腺や皮脂腺がないため、メイク崩れの心配はありません。
ファンデーションの選び方
多種類のファンデーションから、汗対策に適したファンデーションをセレクトするのはなかなか難しいものです。ここでは、汗や皮脂で崩れにくいファンデーションの選び方をご紹介します。汗や皮脂に強い下地やつけ方の工夫にも注目です。
下地選びが鍵になる
ファンデーションの崩れを防止するのは、下地選びが鍵になります。下地はファンデーションと肌の密着性を左右する大切なアイテムだと思いましょう。汗をかきやすい人が下地を選ぶときは、皮脂や汗を吸着・コントロールするタイプを選んでください。質感でいえば、サラサラしたテクスチャーがベストです。
また、汗をかきやすい人は汗腺も開きやすく黒ずみも目立ちやすい傾向にあります。可能であれば、毛穴を目立ちにくくするような効果があると良いですね。
UVカット、下地、保湿効果の3役が果たせます。10時間の持続効果が期待できるため、汗や皮脂で崩れやすい人におすすめです。
メーカー | セフィーヌ |
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容 量 | 30g |
タイプ | ソフト+、ハイプロテクト+ |
定 価 | |
商品番号 | 115256 |
皮脂や汗をコントロールできる処方になっている
皮脂や汗に強いファンデーションかどうかは、そのファンデーションの成分や処方を見ると分かります。春夏用などと記載のあるファンデーションのほとんどが、崩れにくい処方や皮脂や汗を吸着する効果が期待できるでしょう。他にも、汗により肌荒れ悩みを誘発しないように、肌への刺激を抑えたファンデーションもあります。
また、汗や皮脂に強い処方であれば、リキッドタイプを使用しても大丈夫です。パウダーだけにこだわる必要はありません。むしろ、「汗をかきやすいけれども、乾燥も気になる」というお悩みの方はリキッドタイプのほうが綺麗にフィットします。
汗、皮脂、温度変化に強く、アジア人女性にぴったりの肌に溶けこむような自然なカラーです。
メーカー | シュウウエムラ |
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容 量 | 35ml |
カラー | 554、564、574、754、764、774、463、664、674 |
定 価 | |
商品番号 | 118353 |
2種類を部位別に使い分けてもOK
「頬や目周りはカサカサなのに、他は汗や皮脂で崩れやすい」という混合的なお悩みを抱えている方は、乾燥肌用・脂性肌用のファンデーションの2種類を組み合わせてみてください。
- Tゾーンの崩れやすい部位には、脂性肌用のパウダーをつける。
- Uゾーンの乾燥しやすい部位には保湿性の高いリキッドや、クリームを薄めにつける。
- 最後はこれらのファンデーションが自然につながるように、スポンジで軽くたたきながら馴染ませる。
重ねづけのいらないBBクリームを活用
汗や皮脂での崩れを防止するためには、たくさんの化粧品アイテムを使用しないことです。だからといって、ノーメイクでいることは肌を紫外線や外部刺激ににさらすことになります。
そんなときこそ、1本で何役もこなせてしまうBBクリームがおすすめです。BBクリームは、UVケア、下地、ファンデーションなどの効果がひとつに凝縮された万能品です。重ねづけをして崩れてしまうような失敗はしません。
ベノアCCクリームは、1本でUVカット、下地、ファンデーション、保湿美容液などの役割を果たします。さらに、肌を明るくする効果も高めです。
メーカー | ベノア |
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容 量 | 50ml |
定 価 | |
商品番号 | 83940 |
乾燥肌なのに汗っかき。保湿しながら崩れにくい方法はある?
「乾燥肌なのに汗っかき」という方は、どのようなメイクやファンデーションの崩れ対策をしたら良いか迷ってしまいますね。
汗をかいているときは、「顔は水分で十分に潤っている」と勘違いしてしまいます。しかし、汗が乾くと同時に肌内部の水分も一緒に失ってしまいます。そのため、「汗っかきで潤っているはずなのに乾燥肌」という矛盾な肌状態になってしまうのです。
また、汗をかくと角質細胞がふやけて脆くなりやすいため、肌のバリア機能が低下します。そのため、紫外線などの刺激も入りやすくなります。汗っかきの方ほどバリア機能を整える保湿ケアは十分に行うべきなのです。
そこで、汗っかきの方のメイク直しには、保湿タイプのスプレーの使用がおすすめです。化粧直しの際に、顔全体にスプレーを吹きかけましょう。その後、軽くハンドプレスします。スプレーの水分を肌になじませたら、ファンデーションをつけなおします。しっかり保湿しながら、汗で崩れたメイクを綺麗にリセットしてくれるでしょう。
汗に強いファンデーションの選び方
汗に強いファンデーションをセレクトする時は処方や成分を考慮しましょう。以下にあげる成分や処方を参考にしてみてください。
ウォータープルーフ処方
汗や皮脂に強く、スポーツをする方にもぴったりの処方です。汗をかきやすいけれども、化粧直しする時間がないというハードスケジュールの方にもおすすめです。
光をコントロールする成分
過剰な皮脂や汗により、毛穴の開きやテカリが目立ちやすいという悩みも伴います。そのようなお悩みの方は、毛穴の目立ちを抑制させるコントロール成分が配合されているファンデーションを選びましょう。
肌をクールに保つ成分
肌をクールに保ち、毛穴や汗腺を引き締める効果のあるファンデーションもあります。猛暑日が続く季節に、こうしたクール処方のファンデーションを使うことで、快適なメイクライフが送れるでしょう。
汗っかき対策で快適なメイクライフを実現!
汗っかき体質の女性は、猛暑日などのメイク崩れに不安を抱いてしまいますよね。元々、汗っかき体質ではない女性ですら、湿度の高い部屋やハードワークではメイクの崩れが気になるものです。美容師という職業もそのひとつではないでしょうか。
特に、美容師は総合的に美容に携わる職業です。汗で崩れたメイク姿をお客様に見せてしまっては、プロとして胸を張れないでしょう。お客様から美容に関する信頼を得るためにも、汗や皮脂でメイクが台無しにならないようにしたいものです。ここで述べたあらゆる汗対策にチャレンジしてみてくださいね。
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