スタイリスト用スツールおすすめ3選!選び方や必要性も解説

みなさんはお客様をカットするときに立ったままカットしますか?
それとも椅子やスツールに座ってカットされるでしょうか?
このあたりは各美容室によって特色が出てきますよね。私はカットする際に椅子やスツールはあったほうが良いと感じます。
その理由としてスツールを使うと様々なメリットがあるからです。
そこで今回は「スタイリスト用スツールおすすめ3選!選び方や必要性も解説」というテーマでシェアしていきます。

スタイリストがスツールを使用すべき理由


「椅子とスツールの違い」がイマイチわからない人もいるのではないでしょうか?
本題に入る前にその違いをお伝えします。

椅子とスツールの2つの違いは「背もたれがあるか?ないか?」です。
背もたれがない椅子をスツールといいます。

実は、スタイリストがスツールを使うと、スタイリストだけではなくお客様側にもメリットがあるのです。
それでは、スタイリストがスツールを使用するメリットを3つにまとめて説明します。

カットしやすい

スタイリストがスツールを使うメリットの1つ目は「カットが断然やりやすい」ところです。

ショートやミディアムスタイルなら、スツールがなくても立ったままでカットができます。
しかし、ロングスタイルの場合は違ってきます。
ロングスタイルはアウトラインをカットする際に、片膝をついてカットしないといけません。
なぜなら、片膝を使わないと目線の位置でカットできないからです。

また、服装によってはスツールを使ったほうがよい場合があります。
普段からパンツスタイルのスタイリストだったら、片膝をついてカットしても良いでしょう。
しかし、スカートをはいている場合は片膝をついてカットするときの見た目が良くありませんし、動きにくいので、スツールを使う方がより実力を発揮できる可能性もあります。

カットの練習をしているアシスタントのうちは、スツールなしで片膝をついてのカットでも良いと思います。
スタイリストになった際は、スツールありの方が見た目も良くスムーズにカットができるでしょう。

お客様がよりくつろげる

スタイリストがスツールを使うメリットの2つ目が「お客様がよりくつろげる」点です。

美容室はなるべくお客様にリラックスして過ごしていただきたい空間です。
そのためには、スタイリスト側もバタバタして見えないよう、リラックスして仕事をする必要があります。
立ちっぱなしとスツールに座った場合、どちらがリラックスした雰囲気を提供できるでしょうか?
答えはもちろん、スツールに座った状態です。
くつろげる空間を作るためにも、積極的にスツールを使用していきましょう。

お客様と同じ目線になれる

スタイリストがスツール使うメリット3つ目が「お客様と同じ目線になれる」ことです。

立ちっぱなしでは上からお客様を見下ろすような形になります。
その点、スツールを使えばお客様と同じ目線でカットが可能です。
特に男性スタイリストは、女性と比較して体格も大きいので圧迫感を与えがちです。
スツールを使用すると不必要な圧迫感もなくなります。

スツール以外にも?スタイリスト用椅子の種類

冒頭でスツールとは「背もたれのない椅子」であると説明をしました。
しかし、スタイリストがより仕事をスムーズにするために、実は背もたれ付きのスツールも販売されているのです。
そこで背もたれのないベーシックなスツールと背もたれありのスツールの「メリットとデメリット」を説明します。

ベーシックなスツールタイプ

背もたれのないスツールは非常に「コンパクトで使い勝手が良い」です。

スタイリストが多い美容室で全員が背もたれのあるスツールを使うと窮屈になってしまいます。
スタイリストでスツールを使うのが初めての人は、まず背もたれのないベーシックタイプのスツールがおすすめです。
デメリットとしては、背もたれがあるスツールと比較して安定性がやや低いところです。
日常生活で背もたれがない椅子に座っても不安がない人には問題ありません。

背もたれつきタイプ

背もたれ付きのスツールは、腰や背中を預けられるので「腰痛持ち」のスタイリストにおすすめです。

私もそうなのですが、立ち仕事である美容師には腰痛持ちの方も多いです。
美容師を続けるためにも、少しでも体への負担を減らす意識が必要になってきます。

また、背もたれ付きスツールはシャンプーやヘッドスパに力を入れている美容室も相性が良いです。
ヘッドスパなどは、通常のシャンプーと比べ長時間の施術になってきます。
背もたれのあるスツールなら、長時間のヘッドスパでも腰を痛めることなく施術ができます。

デメリットとしては、背もたれなしと比較すると「ややスペースを取る部分」です。
お店やシャンプーブースの規模感を考えて使うようにしましょう。

スタイリストのスツール・カットチェア選びのポイント


ここではスツールやカットチェアの選び方や注意点について解説していきます。
スツールは一度購入したら、何度も買い換えることは少ないでしょう。
そのため、スツール選びは重要になってきます。
実際に「自分だったら、どれがいいかな?」とイメージしながら読んでもらえると嬉しいです。

シートの表面に注意

スツールを選ぶときのポイントは座るシート部分にあります。
シート部分が「ツルツルしているもの」はやめた方がいいです。
なぜなら、滑って転倒する恐れがあるからです。
特に背もたれのないスツールは、背中を支える部分がないので転倒する可能性も高くなります。
座る部分がツルツルしていないものを選びましょう。
既にスタイリストでスツールを購入してしまった人は、上から「滑りづらい何かしらのモノ」を敷いてから座るのがおすすめです。

足置きが付いていないものがおすすめ

スツールの中には、足置きがついてるものがあります。
足置きがついていると、一見便利そうに見えますがおすすめしません。

なぜなら「前傾姿勢になってしまう」からです。
前傾姿勢になると正しいカットラインで切りづらくなります。
スタイリストがスツールを使うのは、仕事をスムーズにするためです。

決して楽をするために、スツールを使うわけではありません。
どうしても足置きがあるスツールが欲しい人は、前傾姿勢にならないように気をつけましょう。

スツールの色は白以外がおすすめ

スツールを購入する際は、白以外の、黒や茶色を選びましょう。
理由は汚れが目立ちにくいからです。

私の経験ですが、白のスツールだと汚れが目立ちます。
もちろん汚さないように使うのが理想ですが、毎日スツールに座ると必ず汚れていってしまいます。
黒や茶色であれば汚れも目立ちにくいので、白はなるべく避け方がいいです。

スタイリストのスツール・カットチェアおすすめリスト

スタイリストに使って欲しい、背もたれつきや背もたれなしのスツールやカットチェアを紹介します。
これから購入予定の方は参考にしてみてください。

NWメンテ機能付きスツール ブラウン

NWメンテ機能付きスツール ブラウン

メーカー 西村製作所
サイズ 座面φ340×高さ500~665mm
カラー ブラウン
※他のカラーは商品詳細ページ、または美通販カタログ内でご確認ください。
材 質 座面/PVCレザー(内材:ウレタン)、脚部/樹脂製、キャスター/ナイロンタイヤ
日本製
タイプ ガス圧ワンタッチ昇降式
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00125793

美通販でこの商品の詳細を見る

背もたれのないベーシックなスツールです。
デザインもシンプルなので、どんな美容室でも違和感なく馴染んでくれます。
スタイリストでスツールを買うのが初めての方におすすめです。

西村製作所 nwスプリングスツールWS(背付き) ブラウン

西村製作所 nwスプリングスツールWS(背付き) ブラウン

メーカー 西村製作所
サイズ 座面φ360×高さ760~920mm、座高515~665mm
カラー ブラウン
※他のカラーは商品詳細ページ、または美通販カタログ内でご確認ください。
材 質 シート/PVCレザー、脚/樹脂製、内材/コイルスプリング、ウレタン、キャスター/ウレタン
日本製
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00125927

美通販でこの商品の詳細を見る

大きな背もたれがあるスツールになります。
腰痛持ちのスタイリストにおすすめのスツールです。
ヘッドスパなど長時間の施術する際のスツールとしても使えます。
シャンプーを座ってされてる美容室だと重宝するでしょう。

西村製作所 NWカッティングチェアDX(背付き) ブラウン

西村製作所 NWカッティングチェアDX(背付き) ブラウン

メーカー 西村製作所
サイズ 座面φ350×高さ640~850mm、座高さ495~705mm
重さ 5kg
カラー ブラウン
※他のカラーは商品詳細ページ、または美通販カタログ内でご確認ください。
材 質 シート/PVCレザー、脚・背部/スチール、内材/ウレタン
日本製
タイプ ガス圧ワンタッチ昇降式
価 格 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。)
商品番号 00125932

美通販でこの商品の詳細を見る

これは少しだけ背もたれのあるハイブリッドなスツールです。
大きな背もたれではなく、腰をカバーする程度の背もたれがあります。
シンプルなデザインで少しだけ背もたれが欲しい方にピッタリなスツールです。

スタイリストがスツールを使う理由は仕事をスムーズにするため

今回のテーマ「スタイリスト用スツールおすすめ3選!選び方や必要性も解説」についてまとめていきます。

  • スツールとは背もたれのない椅子
  • 背もたれのあるスツールは腰痛持ちのスタイリストにおすすめ
  • スタイリストがスツールを使うとカットがやり易くなる
  • スツール使うと圧迫感を与えずお客様の目線で仕事ができる
  • 足置きのあるスツールは前傾姿勢になるので注意
  • 座る部分がツルツルしたスツールは転倒しやすい
  • スツールの色は白だと汚れが目立つ

美容室によってはスタイリストがスツールを使うと「甘え」と捉えられる風潮があります。
しかし、お客様目線で考えると、スツールに座ってカットしてもらった方が圧迫感もなく断然良いです。
スツールを導入していない美容室は、一度考えてみてはどうでしょか?
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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宇井一八フリーランスヘアスタイリスト兼ウェブライター

投稿者の過去記事

福岡理容美容高等専門学校を卒業。2店舗のサロンを経て2017年にフリーランスのヘアスタイリストとして活動をスタート。カラー比率は、80%以上でブリーチを使ったカラーや明るい白髪染めなど、あらゆるヘアカラーが得意分野。
現在は、ヘアスタイリストとして活動の傍らウェブライター業や百貨店とUUU計画(ユーケイカク)という名前でアートイベントの主催を運営中。
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