美容師であっても、今では名刺が必要になります。お客様にあなたの印象を残すために、うまく名刺が使えるからです。もちろん適当に名刺を作っただけでは、お客様に印象が伝わりません。そこで名刺の作り方からデザインまで、詳しく美容師の名刺制作についてまとめてみました。名刺を作りたいけど、よくわからない人は参考にしてみてください。
美容師が名刺を渡すべき理由
名刺というのは、ビジネスをする上で大事なアイテムです。
法人同士の仕事ではなく、美容師というのは消費者であるお客様相手のお仕事ですが、それでも名刺は持っておいて損はありません。
- 名前を覚えてもらえる
- 簡単に自己紹介ができる
- 得意メニューや長所をアピールできる
- 会話のきっかけが作れる
上記のようなメリットがあるので、特に新規で接客をするのなら名刺を渡してしまいましょう。
名前を覚えてもらえる
名刺をお客様に渡していれば、接客した時の名前を覚えてもらえる可能性がアップします。
お客様が再来店した時に、名前を覚えてもらわないと指名してもらえません。
しかし名刺を渡しているだけで、そのリスクはなくなるでしょう。
それだけでなく、もしお客様が気に入ってもらった時に、お客様の知人などに紹介してもらえるチャンスも増えます。
また名前を覚えてもらっていると、施術や接客内容など、その日の状況も思い出してもらえるものです。
簡単に自己紹介ができる
名刺を渡す時には、必ずと言っていいほど自己紹介ができます。
そもそも名刺を渡すのは、知らない人に向けての行為です。
自分がどんな人なのかお客様も知らないため、名刺を渡す瞬間は、自己紹介をしたとしても自然に見えます。
だからこそこのタイミングで、うまく自分をアピールしてしまいましょう。
明るく挨拶をして、名前もハッキリ伝えるのがポイントです。
なるべく手短に伝えて、スムーズに美容師業務を始めてみてください。
得意なメニューや長所をアピールできる
名刺を渡して自己紹介までできたら、得意メニューなどの技術に関係する内容を伝えましょう。
そもそも美容師というのは接客も大事ですが、得意メニューをアピールしたほうが、お客様としてもわかりやすくて印象もよくなります。
- くせ毛で悩んでいたから気持ちがわかる
- 白髪をおしゃれに活かしたくてずっと勉強していた
- 猫っ毛だったからスタイリングがうまくなった
など
自分の悩んでいたことを伝えてから、得意な施術や技術などを伝えてみましょう。
そしたら自然に得意メニューが伝えられるので、お客様も安心して自分の希望を伝えてくれるはずです。
会話のきっかけをつくれる
名刺は自己紹介のために使って問題ありませんが、その内容次第では、会話のきっかけになるのを知っておきましょう。
技術職という一面がある美容師は、会話が苦手だという人も少なくありません。
もちろんお客様でも、会話が苦手な人もいるので、名刺の内容をきっかけに会話を広げてみてください。
もちろん、予め話す内容を決めておくのもおすすめです。
美容師が名刺に入れたい内容項目
名刺が大事なのは分かったけど、どのように作ったらいいかわからない人も少なくないでしょう。
そこで以下を参考に、名刺の内容を決めてみてください。
基本的にお客様が知りたい内容を意識して決めると、失敗がほぼありません。
名前肩書などの基本情報
以下は名刺を作るなら、当たり前に入れておくべき内容です。
- フリガナ付きの氏名
- 役職や肩書き
- 美容室の名前、住所
- 働いている美容室の電話番号
- 定休日、営業時間
自分の名前だけでなく、働いている美容室の情報も入れておくと、お客様が予約をする際に役立ちます。
自分のアピールポイント
さらに名刺には、自分のアピールするべき内容も記載しておきましょう。
ただし、ただ長くアピール文を書いているだけだと、広告やチラシのように思われてしまいます。
- カラーなら○○にお任せ
- 縮毛矯正が上手とお客様から評判
- ショートボブ職人
など
わかりやすくキャッチコピーのように書くと、さらにお客様に伝わります。
得意な技術がまだないのなら、過去に言われたお客様からの印象をそのまま書いても問題ありません。
「笑顔が素敵」「白シャツが目印」など、あなたの印象が残る内容を書いておきましょう。
インスタやホームページのURL
名刺を渡すと、お客様は持ち帰ってくれます。
そこであなたが作ったインスタや、ホームページのURLも記載しておいてください。
特に現在では、インスタを使っている人も多いので、あなたが作ったヘアスタイルをまとめたインスタがあると便利です。
お客様も、他の人に紹介しやすいので、積極的にURLを掲載しておきましょう。
ちなみにスマホで気軽に見られるように、QRコードにしておくのがおすすめです。
顔写真や似顔絵イラスト
文字ばかりのデザインよりも、あなたの顔写真があったほうが、お客様としても印象に残りやすくなります。
名刺そのものにもメリハリがついて、おしゃれになるので、顔写真はほぼ必須です。
どうしても顔写真が苦手なら、似顔絵のようなイラストにするのも問題ありません。
お客様にあなたの印象を残すために、顔写真やイラストを使ってみましょう。
手書きのメッセージ
ここでは何度も言っているように、名刺はあなたの印象を残すために使います。
そこでデザインを作った際に、少し余白を残しておきましょう。
そのスペースに、お客様のための手書きのメッセージを書いておくと、インパクトが残って印象が強くなります。
「お友達の結婚式、楽しんできてくださいね。」のように、会話をした内容を1文でまとめて、特別感を出すのがポイントです。
美容師の名刺作成のコツポイント
美容師としてお客様に名刺を渡すため、ただ自分の好みで名刺を作るのはあまりよくありません。
お客様に伝えたい内容を絞り込んで、デザインや文章を決めてしまいましょう。
まずは自分が見られたいイメージを考える
そもそも名刺を作るのは、あなたの印象を残すために作ります。
そこで目指すべきイメージを考えてしまいましょう。
- ボブが好評⇒大人かわいいイメージ
- 会話が楽しい⇒親しみやすいイメージ
- かっこいいといわれる⇒クールなイメージ
など
自分で目指すべきイメージがわからないのなら、上記を参考にしてみてください。
得意分野や、人からよく言われるあなたのイメージを、そのまま使うと比較的簡単です。
シンプル過ぎずおしゃれスタイリッシュなデザイン
名刺を作るなら、お客様が名刺を見て、あなたへの受ける印象に合わせたデザインを作っていきましょう。
- メンズデザインが得意⇒かっこいい系のデザイン
- ガーリーなヘアスタイルが得意⇒ピンクをメインカラーにしたデザイン
- 落ち着いた大人が通う美容室⇒質にこだわったデザイン
など
ただシンプルなだけなら、おしゃれに見えてもお客様に印象が残りません。
あくまで一例ですが、上記のように印象付けしたい内容に合ったデザインを選んでみてください。
サイズ | 91×55mm |
---|---|
デザイン | 78種類のサンプルから選べる。 |
用 紙 | スタンダード、スケルトン、ラインストーンの3つから選べる。 |
枚 数 | 100枚、300枚、500枚 (ラインストーンタイプは50枚、100枚、150枚) |
SPF/PA | |
価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページでご確認ください。) |
商品番号 | 77552 |
名刺を渡すタイミングは?
名刺を渡すタイミングは、2パターンが挙げられます。
- 新規のお客様に名乗る時
- 帰りのお会計時
「本日担当させていただく〇〇です」と名乗るときに、一緒に名刺をお渡しするのもスマートですよね。初めにお渡しすれば施術中にじっくりと目を通してもらうことができます。
また書かれている内容に対してコミュニケーションを取ることも可能です。あなたがどんな人なのかが分かれば、お客様も安心して任せることができ、心地よく過ごしてもらえるはずです。
一方で、帰り際に名刺を渡すメリットは名刺に一言添えられる時間ができることです。
『〇〇様、本日はご来店頂きありがとうございました』
『〇〇様、また□□の話をお聞かせくださいませ』
など、お客様に対するオンリーワンのメッセージをサッと書き添えると、より印象に残りますよね。また、施術台で渡した名刺をお客様に運んでもらう手間を省くこともメリットとなります。
どちらが正解ということはありませんが、お客様目線に立って、少しでも心地よく過ごしてもらえるように動くことが、あなた自身の印象もアップさせ良い方向へと働くはずです。
名刺を渡す時に気を付けておきたいマナー
まずは名刺を渡す前に、必ず名刺の状態を確認するようにしましょう。角が折れ曲がっていたり、切れてしまっているような名刺を渡すのは失礼です。きちんといい状態なのかを確かめてからお渡しするのが最低限のマナーになります。
そして、名刺を渡すときは、名刺を相手側に向けて名乗りながら両手で渡すようにしましょう。その際にあまりに上から渡すのも禁物です。
多くの場合、案内されて座っているお客様に名刺を渡す流れとなるはずです。ひざまずいて渡すまでの必要はありませんが、座っているお客様の目の高さまで体を傾けて、お客様の胸元ぐらいの高さのイメージで名刺を渡すようにしてください。
財布やポケットから直接取り出すのもマナー違反となるので注意が必要です。名刺ケースを用意して、そこから取り出しお客様に渡すようにするといいでしょう。焦らずに落ち着いて、にこやかに名刺を渡してください。
名刺を活用してお客様を獲得しよう!
美容師の仕事でも名刺は欠かせないアイテムだということをお伝えしてきました。自身のことをよく知ってもらうだけでなく、お客様がサロンに滞在している時の話題作りのきっかけともなるので、上手に活用してお客様を獲得していきたいところです。
そのためには、ただ名刺を用意すればよいのではなく、よりお客様の目に留まるための工夫が必要となります。顔写真を載せたり、プロフィールを記載してお客様の印象に残るように工夫をしたり、SNSの情報などを名刺に書き込み、お客様が予約をしやすい環境を作って顧客獲得へとつなげていきましょう!
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