髪がぺたんこになる原因はシャンプー? 原因と直し方

「ヘアセットをしても、1時間後には髪がぺたんこになります…」
このような悩みを持つ人はいませんか?
髪がぺたんこだと、ワックスをつけてもスタイルが決まりません。
今回の記事は、ふわっとしたヘアスタイルに憧れている人のための内容です。
テーマは【髪がぺたんこになる原因はシャンプー? 原因と直し方】。
髪になかなかボリュームが出ない人は参考にしてみてください。

髪がぺたんこになる原因


「髪がぺたんこになる!」と言っても、原因はさまざまです。
ここではその原因を5つに分けてみました。

原因① 皮脂の過剰分泌

基本的に皮脂が過剰に分泌してしまうのは、ストレスやホルモンバランスの乱れが原因。
しかし、すぐに改善するのは簡単ではありません。

なぜなら、ストレスやホルモンバランスが崩れる原因は、人間関係などによるものが多いからです。
そして、人間関係の問題の多くは職場で起こる可能性が高いです。
いくらストレスやホルモンバランスを正常に保つためとはいえ、すぐに職場環境を変えるのは現実的ではありません。

さらに皮脂の過剰分泌は、体質的な理由もあります。この場合の原因は主に遺伝です。
そのため、根本的に改善するのは難しいと言えるでしょう。

そこで重要になってくるのがシャンプーです。

シャンプーを、少しだけ洗浄力が高いものに変えてみてください。
溜まった皮脂をキレイに落としてくれます。
しかし、石鹸のような極端に洗浄力が高いものはやめましょう。
頭皮が乾燥しすぎます。

原因② 髪や頭皮へのダメージ

美容室での施術が原因で、髪がぺたんこになる場合も多いです。
カラー、パーマ、縮毛矯正など、美容室でのメニューは髪へのダメージがつきもの!
髪がダメージを負えば、ハリコシがなくなり髪がぺたんこになります。
カラーであれば、リタッチのような部分的に染めるメニューを取り入れてダメージを軽減するのが大事です。

髪にも休息が必要です。
毎月のように全体カラーをするのは、髪への負担が大きくなります。
担当の美容師さんに「髪がぺたんこになります」と言えば、必ず相談に乗ってくれます。
髪や頭皮へのダメージを改善するなら、美容師さんの協力は必須ですよ。

原因③ 湿気

梅雨の時期になると、湿気が原因で髪がぺたんこになります。
特に猫っ毛の人やハリコシがない人は、湿気の餌食になりやすいです。
ヘアセットをしても、湿気があると水分を吸ってしまうため、あっという間に髪がぺたんこになります。
巻き髪などもカールがすぐに取れてしまうので注意!

原因④ 髪が細い・ボリュームがない

髪が太い人と比較して、細い人は髪がぺたんこになる傾向が高くなります。
髪の太さに関しては、遺伝によるものが大きいため対策のしようがありません。
しかし、過度なカラーやパーマをやめるだけでも、髪の細さやボリュームは改善できます。

原因⑤ 不規則な生活

不規則な生活習慣は、髪だけでなく肌にも影響が出ます。
特に睡眠は重要!

睡眠時間に関しては、夜のスマホが邪魔をしている場合が多いです。
ついつい、スマホを触りたくのはわかりますが寝るのを優先してください。
睡眠時間を確保するだけで、髪や肌の改善になります。

髪のぺたんこを直すには


髪のぺたんこを防ぐ方法を紹介していきます。
改善するためには、継続することが大切です。

シャンプーの仕方や種類を見直す

皮脂の過剰分泌を改善するためにシャンプーを変えてみましょう。
特に男性は、女性用のシャンプーを使っている人が多いので注意!
パッケージが女性向けであれば、それは男性用ではありません。
市販の商品の場合だと、男性用シャンプーは男性がCMをしています。

皮脂の多い男性は、頭皮の汚れをしっかり落としてくれる男性用シャンプーが必須です。
また、ゴシゴシと激しく洗うと皮脂が過剰に分泌される可能性が大!

確かにゴシゴシ頭を洗うと、頭皮がキレイになった気がするのはわかります。
しかし、洗いすぎるのもよくありません。
優しくもみ洗いするようにシャンプーをしてください。

紫外線対策を行う

紫外線対策で使える方法は2つ!

  • 帽子をかぶる
  • スタイリング剤をつける

日光を避けるには帽子が効果的です。
帽子はかぶるだけなので、簡単に紫外線対策ができるというメリットもあります。

スタイリング剤や洗い流さないトリートメントは、髪にバリアを張ってくれます。
何もつけない状態だと、髪が紫外線を直接浴びてしまいます。
スタイリング剤がべたついて嫌な人は、洗い流さないトリートメントだけでもつけるようにしましょう。

生活習慣を見直す

記事中でも紹介しましたが、睡眠時間の確保は重要です。
睡眠は髪以外にも、身体を健康に保つためにも必要だとされています。

また食生活に関しては、できるだけ洋食から和食に切り替えると効果的です。
なぜなら、和食は洋食と比較して食物繊維やたんぱく質が多く含まれているからです。
朝食だけでも良いので、和食に切り替えてみてください。

睡眠と食は、生活習慣を見直す上で最も大切な要素です。

ドライヤーでのブローを工夫する

髪が細くてぺたんこになってしまう人は、ドライヤーのやり方次第で改善できます。
コツとしては、ブラシで髪の根元を起こすように乾かすのがポイントです。

一般の人に多い失敗が、髪の中間~毛先を中心にブローすることです。
この部分をブローしても、ボリュームはアップしません。
重要なのは髪の根元部分です。
根元を中心に、ブラシを使ってブローをしてあげましょう。

使用するブラシは、クッションブラシがおすすめです。
クッションブラシで髪の根元を起こしながら乾かせば、ふわっとしたボリュームが出せます。

育毛剤を使用する

育毛剤も髪のボリュームアップに効果的です。
ただし、育毛剤は即効性があるわけではありません。
半年~1年くらいを目処に使ってみてください。
髪には生え変わりのサイクルがあるため、長い目で見る必要があります。

また育毛剤は、適切なシャンプーを使用していることが前提のアイテムです。
メンズの場合だと、女性用のシャンプーを使っている状態で育毛剤を使っても、効果は期待できません。
育毛剤を使うなら、シャンプーから良いものを揃えるようにしましょう。

髪のぺたんこをカバーするヘアアレンジ


手っ取り早く髪がぺたんこなるのを防ぐには、ヘアアレンジが最適です。
湿度が高くても、髪を結んでしまえば問題もありません。

5つのヘアアレンジ方法とメンズにおすすめのワックスも紹介します。

アレンジ① 巻き髪

巻き髪にすると、髪の中間から毛先にかけてボリュームが出ます。
比較的に簡単にできるのでおすすめです。

しかし湿度が高い日は、持ちが悪くなるという欠点もあります。
季節や天候に合わせて巻き髪を作りましょう。


アレンジ② ポニーテール

ポニーテールも、髪がぺったんこになるのを防ぐのに効果的!

そんなポニーテールにも1つ注意点があります。
それは【年齢によってポニーテールの高さを変える必要がある】ことです。

10~20代は、高い位置でポニーテールをしても可愛く見えます。
しかし、30代以降になると雰囲気と合わなくなります。

30代以降でポニーテールをするなら、少し低めの位置にしましょう。

アレンジ③  ハーフアップ

ポニーテールや巻き髪は、どちらかというとロングヘアの人に向いています。

ハーフアップなら、ミディアムくらいの長さでもできます。
そのため、多くの人が実践できるのがメリット!
髪がぺたんこになって悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

アレンジ④ 編み込みポニー

編み込みポニーは、アレンジをより楽しみたい人におすすめ!
通常のポニーテールよりもルーズ感を演出できます。
しかし、髪のぺたんこを防ぐ編み込みポニーは、少しだけコツが必要です。

担当する美容師さんに聞くか、YouTubeにあるヘアアレンジ方法を真似してみましょう。
慣れてくると、ポニーテール同様にサクッと簡単にできます。

アレンジ⑤ シニヨン

シニヨンは、ポニーテールの先の部分を丸くまとめたヘアアレンジです。

上品な雰囲気になるので、TPO関係なく使えます。
さらに、結婚式でのヘアアレンジとしても優秀!

髪をしっかりと結ぶため、少々の動きや湿度にも負けません。
1日中、髪をキープしたい人の強い味方です。

メンズはワックスの使い方を工夫する

メンズの場合、髪がぺたんこになると薄毛に見えやすいので注意!

メンズはレディースと違い、結んだりするようなヘアアレンジで対策するのは難しいです。
そのため、ワックスの使い方が重要になってきます。

髪がぺたんこになるのを防ぐなら、ワックスは硬めのものを選びましょう。
硬めのワックスは、髪をハードにキープしてくれます。
軟らかいワックスだと水分量が多いため、髪がぺたんこになりがちです。

髪のぺたんこをカバーする髪型

髪がぺたんこになる程度は、髪型によって変わってきます。
ここでは、髪のぺたんこをカバーする髪型を3つ紹介します。

髪型① パーマヘア

パーマヘアは、髪のぺたんこを防ぐ上で非常に効果的!
そもそも髪がぺたんこになりやすい人は、直毛が多いです。
まずは、その直毛部分をパーマで変えていきましょう。

髪のぺたんこを防ぐ上でパーマは強い味方です。
パーマをすると髪のボリュームアップも簡単!
そんなパーマにも注意点があります。
それはスタイリングが必要なことです。

スタイリングをしないと髪が広がります。
パーマをするなら、担当する美容師さんからスタイリング方法を教えてもらうこと重要です。

髪型② レイヤーカット

髪にレイヤーが入っていないと、ヘアスタイルが重く見えがちです。

重たいヘアスタイルには、髪がまとまりやすいというメリットがあります。
その反面、髪に動きが出づらいのがデメリットです。

思い切って髪にレイヤーを入れてみましょう。
レイヤーを入れると髪に動きが出るので、ぺたんこにりづらくなります。

髪型③ マッシュショート

マッシュショートは、重さの中にも軽さのあるヘアスタイルです。

通常のマッシュだとレイヤーが入っていないため、髪がぺたんこになります。
マッシュショートの場合は、通常のマッシュと違いベースの長さが短いです。
髪が短い分だけ、髪にボリュームが出やすくなります。
頭の形もキレイに見えやすいという特徴があるため、非常におすすめのヘアスタイルです。

ただし、マッシュショートは髪をバッサリ切る必要があります。
長さをキープしたい人には難しいかもしれません。

髪のぺたんこは工夫次第で改善できる


今回のテーマ【髪がぺたんこになる原因はシャンプー? 原因と直し方】についてまとめていきます。

・髪がぺたんこの人は直毛が多い
・パーマをすると髪にボリュームが出る
・シャンプーや生活習慣を正すことが大事
・ヘアアレンジは湿度関係なく髪のぺたんこを防げる
・レイヤーの入っていない髪はボリュームが出づらい
・髪の細さや皮脂の過剰分泌は遺伝的な部分が大きい

髪がぺたんこで悩んでいる人は、この記事で紹介した方法を試してみてください。
髪にボリュームが出るだけで雰囲気もガラッと変わります。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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宇井一八フリーランスヘアスタイリスト兼ウェブライター

投稿者の過去記事

福岡理容美容高等専門学校を卒業。2店舗のサロンを経て2017年にフリーランスのヘアスタイリストとして活動をスタート。カラー比率は、80%以上でブリーチを使ったカラーや明るい白髪染めなど、あらゆるヘアカラーが得意分野。
現在は、ヘアスタイリストとして活動の傍らウェブライター業や百貨店とUUU計画(ユーケイカク)という名前でアートイベントの主催を運営中。
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