前髪だけ縮毛矯正はかけられるの?向いている人や上手い美容室の選び方も紹介

汗をかいた日や雨の日に出やすい前髪のくせやうねり。そんな前髪のくせやうねりは、縮毛矯正でまっすぐにすることができます。
この記事では、前髪の縮毛矯正について向いている人やストレートパーマとの違い、リスク、上手い美容室の選び方などを紹介しています。前髪のくせやうねりに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

縮毛矯正は前髪だけあてることもできる


縮毛矯正と言えば髪全体をまっすぐにするイメージが強いですが、実は前髪や顔周りなど髪のくせやうねりが気になるポイントを部分的に施術できることをご存知ですか?

全体的に縮毛矯正をあてたい訳じゃないけれど、前髪や顔周りのくせやうねりが気になるという人には、部分的な縮毛矯正がおすすめです。

前髪の縮毛矯正がおすすめの人の特徴

前髪の縮毛矯正は、誰にでもおすすめする訳ではありません。基本的に、以下のようなお悩みを感じている人に向いている施術です。

前髪が浮く人

くせによって前髪の根本が浮いてしまい扱い難い人には縮毛矯正がおすすめです。ただし、生えぐせによって前髪が浮いてしまっている人は、縮毛矯正をあてても改善できないことがあるので注意してください。

ストレートアイロンで改善できる浮きなら、髪のくせによるもの。ストレートアイロンで改善できない浮きは、生えぐせによるものです。

全体のくせは活かして前髪だけ真っ直ぐにしたい人

くせ毛の人の中には、スタイリングなどでくせを活かしておしゃれな髪型を楽しんでいる人もいます。全体のくせをこのまま残しておきたいけれど、前髪だけはまっすぐにしたいという人には前髪縮毛矯正がおすすめです。

特に、ワックスなどでしっかりする男性の場合、前髪だけを縮毛矯正でストレートにしておくと一層セットがしやすくなります。

セットを楽にしたい人

毎日前髪だけストレートアイロンでセットしているという人は縮毛矯正がおすすめです。セットの手間が省け、ヘアスタイリングが楽になるでしょう。

髪のダメージを抑えたい人

ストレートアイロンの温度は180~200度前後が多く、日常的に使用していると髪がダメージしてしまいます。特に顔周りの髪は細いことが多く、熱ダメージによって縮れてしまうこともあるため注意が必要です。

長い目で見れば、毎日アイロンをあてるよりも縮毛矯正をあてて日々のアイロンをやめることの方が、ダメージを押さえられるケースもあるでしょう。

前髪縮毛矯正と前髪ストレートパーマの違い


前髪縮毛矯正をあてる場合、ストレートパーマとの違いをよく理解してメニューを検討することも大切です。

前髪縮毛矯正は、髪のタンパク質をストレートアイロンの熱で変性させて固定するため、一度あてるとくせが戻ることはありません。

一方、ストレ-トパーマはウェーブなどと同じ原理で髪にストレートの型をつける施術です。そのため、パーマが落ちてくるとくせが再び出てきます。

このように違いを理解すると、「じゃぁ、縮毛矯正の方がいいの?」と思うかもしれませんが、一概にそうとは言いきれないでしょう。

縮毛矯正はくせが伸びるものの、真っ直ぐになり過ぎたり、独特な質感になったりすることがあります。一方ストレートパーマはくせが出やすいものの、自然に仕上げやすいメリットがあります。

どちらの方がいいのか悩んだ時には、専門知識を持つプロに、自分の希望を伝えながら相談してみてください。

前髪縮毛矯正をする前に知っておくべき注意点


前髪の縮毛矯正は、メリットばかりではありません。縮毛矯正は一度施術すると元に戻すことができないため、「こんな筈じゃなかったのに」とトラブルにならないよう、以下のポイントを把握しておきましょう。

前髪だけ縮毛矯正をあてると不自然になることがある

縮毛矯正を当てた部分は、まっすぐなストレートになりますが、本来人の髪の毛にはどんな人でも多少のくせがあります。

全ての髪が真下にまっすぐ落ちているという人はいないでしょう。

そのため、縮毛矯正によってまっすぐにした髪は、地毛とは違う質感に見えることがあります。全体的に縮毛矯正をしているならあまり気にならないかもしれませんが、全体は地毛の自然なストレートで前髪だけを縮毛矯正すると、質感の違いが強調されて不自然になる場合もあるでしょう。

不自然にならないようにしたい場合、前上の表面だけは縮毛矯正をあてないようにすることで、全体に馴染む仕上がりにできます。

前髪が縮毛矯正でシャキーンと直毛になることがある

ヘアカラーや過去のパーマなどが残った髪に縮毛矯正を当てると、髪のタンパク質が過度に変性してしまい髪がシャキーンとまっすぐになり過ぎてしまうことがあります。

すでにヘアカラーやパーマなどのダメージがある場合、縮毛矯正に耐えられる強度が残っているのか美容師によく確認してもらうようにしましょう。

前髪縮毛矯正をあてるとぺったんこになりすぎることもある

髪が細い人や毛量の少ない人の場合、前髪の縮毛矯正を当てるとぺったんこになりすぎたと感じることがあります。

心配な人は、事前にストレートアイロンでしっかりと前髪をまっすぐにして縮毛矯正の仕上がりをイメージしてみるのがおすすめです。

カラーをする人は間隔を空ける必要がある

カラーをした直後の髪に縮毛矯正をすると、髪色が落ちてしまうことがあります。また、縮毛矯正をした直後は髪内部の結合が不安定になるため、直ぐにヘアカラーの施術をすることができません。

縮毛矯正の前後にヘアカラーを予定している人は、事前に美容師に相談してスケジュールを調整しましょう。

前髪縮毛矯正の値段の相場

前髪縮毛矯正は美容室によって価格設定が大きく異なります。

一般的な相場は、前髪のみの場合5,000~8,000円。前髪と顔周りを含める場合7,000~10,000円程です。

前髪縮毛矯正に失敗してしまったらどうなるの?


前髪に限らず、縮毛矯正で最も怖い失敗例として過軟化による髪の縮れがあります。過軟化による髪の縮れは「ビビり毛」とも呼ばれ、髪の毛がジリジリと縮れてしまうことです。

基本的な縮毛矯正の知識や施術経験を持っていればほぼ起こりえないことですが、新米美容師や縮毛矯正の経験が浅い美容師の失敗例として聞かれます。

一度ビビり毛になってしまうと、元に戻すことは不可能です。ストレートパーマなどで見た目を整えるケースもあるようですが、結局はダメージを蓄積しているだけなので髪の損傷は悪化してしまうことが多いでしょう。

縮毛矯正は美容師が扱う施術の中でも特に難しいメニューです。取り返しの付かない失敗を避けるためにも信頼できる美容師に施術してもらうのがよいでしょう。

前髪縮毛矯正が上手い美容室を選ぶポイント


前髪縮毛矯正は、不自然な仕上がりにならないよう繊細なテクニックや深い知識が求められる施術です。

理想的な前髪縮毛矯正をあてるためにも、以下のポイントをチェックして美容室を選んでみてください。

普段から通っている美容室

前髪縮毛矯正は、あなたの髪質や過去の施術履歴、ヘアスタイルの好みなどを熟知している美容師に依頼するのがおすすめです。これらの条件を全て満たすのは、普段から通っている美容室の担当美容師でしょう。

前髪の縮毛矯正をしたいけれど、上手くイメージを伝える自身がないという人は特に、過去の施術やこれまでの会話の中からイメージを掬い上げてくれる「いつもの美容師さん」に依頼するのがおすすめです。

縮毛矯正の施術経験が豊富な美容室

美容室にはそれぞれ強みとしている施術があります。前髪の縮毛矯正をするなら、縮毛矯正を売りにしている美容室を選ぶのがよいでしょう。

近年、ヘアアイロンの普及や巻き髪の流行により縮毛矯正をするお客様は減少傾向にあります。そのため、縮毛矯正の知識を持っていても施術経験は浅いという美容師も少なくないのです。

縮毛矯正専門美容室や縮毛矯正特化美容室など、縮毛矯正の施術経験が豊富な美容室を選ぶと、安心してお任せしやすいでしょう。

アフターフォローの制度がある美容室

繊細な技術が必要な前髪の縮毛矯正は、ほんの僅かな薬剤の効き方の違いで理想通りのストレート毛にならないこともあります。薬剤の浸透具合は明確な数値などで判断できるものではなく、どれだけ腕利きの美容師でも判断を誤ってしまう可能性は否めません。

そこで、「2週間以内にくせが出てしまったら、無料で手直し」などのアフターフォローサービスが充実している美容室を選んでおくのがおすすめです。万が一、直ぐにくせが出てしまっても、フォローしてもらえる美容室を選びましょう。

前髪縮毛矯正でくせやうねりを撃退しよう

前髪のくせやうねりはストレートアイロンなどでセットしても、汗や湿気でくせがでてしまうなど、大きな悩みの種とも言えます。そんな前髪のくせやうねりは部分的な縮毛矯正を当てることで解決できます。

今回紹介したポイントをしっかりと理解した上で、信頼できる美容室を選び前髪のくせやうねりを縮毛矯正で撃退してみてください

 

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KITAI美容ライター

投稿者の過去記事

10年間美容室でスタイリストとして勤務。ヘアケアマイスター検定マイスタークラス。2児の母。現在は美容ライターとして活動中。
美容業界を去ったからこそ、美容師目線とお客様目線の両方からサロン経営や営業戦略について考えます。

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