1000円カットは、安い、早い散髪サービスで全国に多数のお店があります。大半の利用者は男性ですが利用してみたいと考えている女性もいるでしょう。
この記事では、1000円カットを女性が利用できるかどうかや、メリット・デメリット、頼み方のコツも紹介します。1000円カットに興味がある女性は、ぜひ参考にしてみてください。
1000円カットってどのようなサービスなの?
1000円カットは、1000円でカットを行うサービスです。サービス内容はカットのみ。シャンプーやセット、カラーやパーマなどは行っていないお店がほとんどです。
10~20分程度でカットしてもらえるということで、会社帰りなどに気軽に立ち寄れると男性客を中心に人気を集めています。
1000円カットって女性も利用できるの?
1000円カットには理容室と美容室の2種類がありますが、どちらであっても女性客は利用可能です。
理容室というと男性専用というイメージを持たれていますが、そんな事はありません。それぞれに得意分野が異なっているだけで理容室でも女性客を受け入れていることも。ただし、お店によっては不慣れな技術によるクレームを避けるために、女性客の利用を断る理容室があるのも確かです。
1000円カットを利用する際、理容室であれば女性客が利用可能かどうか事前に確認するとよいでしょう。
1000円カットは失敗しやすいって本当?
1000円カットは、早かろう安かろうで技術は下手だという偏見も多いです。しかし、一概にそうとは言えません。
簡単に言えば「上手くいくも失敗するも運次第」ということ。その理由を紹介していきます。
中途採用スタッフは実力派なことが多い
1000円カットではさまざまな理由で、理美容室を退職したスタッフが中途採用されています。中には、誰もが知るような有名店でスタイリストをしていたという人もいるそうです。
美容師の退職理由の多くは将来性の不安や福利厚生に対する不満によるもの。理美容師として働く内に「このまま定年退職する年齢まで雇われ続ける」もしくは「独立して自分の店を立ち上げる」の2択に迫られる時がきます。
しかし、どちらもリスクが大きいのは確か。サラリーマンのような安定した働き方を望む人も多いのです。1000円カットは親会社が理美容室ではなく一般企業であるケースがほとんど。そのため、福利厚生の充実さや安定性で大手美容室を退職後1000円カットに再就職する理美容師も多いのです。
1000円で実力派スタッフにカットしてもらえれば、かなりお得に感じますね。
新卒採用スタッフは実力不足なことも
運営している企業としては、スタッフを充実させないことには1000円カットを営業できません。そのため、理美容専門学校から業界未経験の新卒を雇用することもあります。
もちろん独自のカリキュラムで教育を行いますが、カットの技術は経験によるものが大きく占めます。さまざまな髪質に触れたことがあるかがとても重要です。
経験値の浅いスタッフにあたると、カットの技術不足や髪質に合わせた対応が難しく、失敗してしまう可能性も高くなるでしょう。しかし、指名制度のない1000円カットでは経験の浅いスタッフに当たっても拒否できないのが「運次第」と言われる所以です。
1000円カットを女性が利用するメリット
現在の1000円カットの利用客は大半が男性。その割合は9割といっても良いでしょう。しかし、残り1割の女性客は1000円カットにさまざまなメリットを感じて足を運んでいます。
続いては、女性が1000円カットを利用するメリットについてみていきましょう。
安い
通常、美容室でカットした場合の相場は4000円程です。1000円カットでは1/4の価格でカット施術を受けることができます。
カットの費用を節約し、化粧品や洋服、お小遣いに回すなどさまざまなお金の使い道が広がることも、女性が1000円カットを選ぶ理由のひとつです。
早い
1000円カットでは基本的に10~20分でカット施術が完了します。そのため、忙しい家事や仕事の合間を縫ってカットをしたい女性にぴったりです。最近はショッピングモールにも1000円カットの店舗が増えてきました。日常的な買い物のついでにササっとカットをしてしまい、時間を有効活用したいという女性も多いです。
会話がないのが気楽でいい
美容室というと、何となく美容師との会話がつきもの。美容師からすると、お客様のライフスタイルや好みからぴったりのヘアスタイルを提案するために必要なコミュニケーションですが、中には会話が煩わしいと感じている人も少なくありません。
1000円カットはスピード重視なため、オーダー以外で会話することはほとんどありません。10~20分は無言でカットを続けますが、周りのスタッフやお客さんも会話をしていないため、コミュニケーションに気を遣わず気楽に施術を受けられることを魅力に感じる人も多いそうです。
1000円カットを女性客が利用するデメリット
続いては1000円カットを利用するに当たり、女性客のデメリットとなる要素を見ていきましょう。
シャンプーやヘアセットがない
1000円カットではシャンプーや、カット後のヘアセットなどのサービスがありません。そのため、カット後は切った髪の毛がパラパラと落ちやすく、カットしただけの所謂「すっぴん髪」の状態です。
女性の場合、メイクの上に切った髪が貼りついて、顔まで毛まみれになることもあります。カットした後、キレイにセットしてもらい出掛けたいという人には最も大きなデメリットと言えるでしょう。
予約や指名ができない
通常の理美容室であれば一般的に導入されている指名制度ですが、多くの1000円カットでは指名ができません。それどころか、来店予約でさえ受け付けていないお店の方が多いでしょう。
1000円カットは来店されたお客様を効率良くカットすることにのみ特化しています。指名制度を導入すると、同時に予約管理が必要不可欠。予約の調整や電話対応に人手を取られることを避けて指名や予約不可としているケースが多いです。
一度担当してもらい気に入った理美容師さんがいても、次回も必ずその人に担当してもらえるわけではないというデメリットがあります。また、予約ができないため混雑していると10分のカットのために1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。
充分なカウンセリングは受けられない
理美容室ではオーダーした髪型が自分の髪質や骨格に合わない場合、理由や代替え案などを提案してもらえます。その結果、オーダーした髪型と違うヘアスタイルになっても、自分に似合う髪型に仕上がりやすいでしょう。
しかし、スピード重視の1000円カットでは細やかなカウンセリングは期待できません。オーダーした髪型通りになったけれど、自分に似合わないといった問題が出てくることもあるでしょう。
また、髪にクセがあるにも関わらず「軽くしてほしい」などのオーダーをすると、自宅での髪の手入れが大変になることもあります。
女性が1000円カットで失敗されにくい頼み方のコツ
1000円カットでは、どれ位の実力を持ったスタイリストに担当してもらえるのかと同じ位、ヘアスタイルの頼み方が重要です。1000円カットではオーダーしたままにカットされるため、自分の意図を明確に伝える頼み方が求められます。
最も良いのは、ヘアカタログで提示することです。なりたい髪型の写真を見せるのが一番伝わりやすいでしょう。長さを指定する場合「〇cm切って欲しい」など、細かく説明することも大切です。
「ボブにして欲しい」など一見適確な頼み方に聞こえますが、短めのマッシュボブ、おかっぱのワンレングスボブ、軽やかなレイヤーボブ、全てボブでどれになるかは担当者次第。「ボブ」「レイヤー」などの専門用語は1000円カットでは使わない方が良いでしょう。
女性も1000円カットはできるけどメリット・デメリットは理解して
1000円というリーズナブルな価格でカットしてもらえる1000円カットは女性にとっても魅力的なもの。しかし1000円だからこそのサービス内容であることも事実です。
自分は一般的な美容室の方が向いているのか、それとも1000円カットが向いているのか。メリット・デメリットを理解した上で判断し、納得して利用してみてください。
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