汗かきな人にとって夏は悩める季節。特にお客様との距離が近い理美容室では、汗の臭いやべたつき、汗が止まらないことをお客様自身がコンプレックスに感じてしまうことも。
この記事では、汗に関する夏のおもてなしやアイデアメニューを紹介。夏でもお客様に心地よく施術を受け手欲しいという理美容師はぜひ参考にしてみてください。
夏に避けられない汗問題！汗が気になり理美容室への来店を控える人も
人体の温度調整に欠かせない「汗」。特に気温が上がる夏は汗をよくかきますよね。汗がいやな臭いを放ったり、服に汗沁みができてしまったりと悩みやトラブルはつきません。
理美容室を利用するお客様は特に汗に関する悩みを感じています。「理美容師さんに汗臭いと思われそう」「カットクロスが暑くて蒸れる」「ドライヤーをしても汗が出て乾かない」などお客様の悩みは尽きません。
中には「汗が気になるので暑くなってくると髪を結んで理美容室に行くのは控える」なんて人も。お客様との距離が近い理美容室だからこそ、汗対策をしてお客様に心地よく過ごしてもらうおもてなしが必要です。
要注意！夏の汗対策で気を付けること
夏の暑い中来店してくれたお客様に快適に過ごしてもらうためのおもてなしをしたい。しかし、善意のつもりで行ったおもてなしによって、お客様が不快に思われたり理美容室にとってデメリットがあったりすると台無しです。まずは夏の汗対策で気を付けることを押さえておきましょう。
空調の設定気温は下げない
汗に悩む人がいる一方で、夏の冷房が苦手だというお客様もいます。暑がりのお客様が来店されたからといって安易に空調の設定温度を下げてしまうと、今度は「寒い」と不満が出てしまうことも。
空調はお店の規模や店内の人数を鑑みながら調整し、なるべく変えないようにしましょう。
日中の打ち水
日本に古くからある打ち水。軒先に水を撒くことで、気化熱を利用し周囲の気温を下げるというもの。年々気温が上昇している現代では、早朝（～午前8時頃）もしくは夕方（18～19時頃）に行わないと、逆に湿度が上がり不快に感じてしまうというデメリットもあります。
その他、お店の前に打ち水をすることでお客様の靴底が濡れ店内が泥だらけになることも大きな問題になるでしょう。
日中のコンクリートの地面へ打ち水をしても、効果は期待できないとも言われています。打ち水を行う際は、お客様の靴が濡れないように配慮しながら日陰にまく、もしくは花壇などの土の上に水をまくようにしましょう。
メントール製品は事前の確認を
理美容室に欠かせないシャンプー。特に夏場は汗が引きやすく清涼感のあるメントール配合のシャンプーを使用する理美容室も少なくありません。しかし香りや冷感に特徴があるメントールを苦手に感じているお客様もいます。サービスとしてメントール製品を使用する場合には、事前にお客様に確認をして使用しましょう。
【汗を止める方法も】
夏のおもてなしにおすすめ！来店されたお客さまへの汗対策
汗が止まらないお客様に向けて、理美容師ができるおもてなし方法を紹介します。
冷たいおしぼり
汗をかいて来店されたお客様には冷たいおしぼりをお出ししましょう。冷えたおしぼりで汗を拭うと、気化熱により拭った部分から体の熱を発散して体温を下げる効果が期待できます。
保冷剤などで首の後ろを冷やす
太い血管が通っている部分を冷やすことで、体温を急激に下げることができます。保冷剤などをお渡しして「これを首の後ろに当てると体温が下がりますよ」などのお声がけをしましょう。
席にお通しするまでの間やカウンセリング中、首の後ろを冷やしてもらえば上がり切った体温も落ち着き汗も止まりやすくなります。ただし、保冷剤は直接肌に当てると冷えすぎてしまうことがあるので、綿やタオル地などの袋に入れてお渡しするのがおすすめです。
待ち合いやトイレに制汗シートを設置する
汗を抑える制汗シートは強い味方。夏には欠かせないという人も少なくないでしょう。待合に「ご自由にお使いください」と一言添えて制汗シートを置いておくと、お客様が自由に使うことができます。不特定多数の方が使用するので、個包装のもの用意するのが衛生的ですね。
女性客の場合人目を気にして使えないという場合もあるので、トイレに設置しておくのもおすすめです。
夏だからこそ取り入れたい汗対策アイデアメニュー2つ
来店時のおもてなしで汗が引いてきたものの、カットクロスを来て施術を受けていると再び汗をかいてしまう人も少なくありません。最後はさっぱりとしてもらえるよう、汗対策メニューを提案してお客様の満足度をアップさせましょう。
冷感＆炭酸シャンプーで爽快感アップ
ワンコインシャンプーメニュー
いつものシャンプーをランクアップできるワンコインメニューは、夏におすすめのアイデアです。汗の臭いやべたつきを解消できる炭酸フォームシャンプーを利用したメニューは、爽快感だけでなくお客さまの悩み解決にも繋がります。
「夏の間だけでもご自宅で使ってみるのがおすすめですよ」と店販商品としてアプローチしやすいのもおすすめポイントのひとつです。
おすすめのアイテムは【ナプラ インプライム ソーダシャンプー】。炭酸の力で汚れやべたつきをしっかり落としてくれる上、シュワシュワの泡で洗う感覚は病みつきに。オーガニックハーブエキス配合で保湿力があるので頭皮が敏感な人にもおすすめのアイテムです。
暑い日やすっきりしたい時に！
爽やかな香りで刺激はありませんがメントールが入っているのでしょうか？
スースーします。フォーム状でで出てくるので使いやすく、
ベタつきや嫌なニオイがとれるのですっきり爽快です。
| メーカー | ナプラ |
|---|---|
| ブランド | インプライム |
| サイズ | 200g |
| 香 り | フルーティ |
| 定 価 | |
| 商品番号 | 83396 |
汗の下で起こる頭皮のインナードライをケア
保湿ヘッドスパメニュー
汗をかいているとついつい乾燥とは無縁のものと思いがち。しかし、汗で頭皮表面は潤っているものの、肌内部では強い日差しや冷房によって極度の乾燥状態になっていることも。夏の頭皮ダメージは秋に抜け毛や頭皮のかゆみ・フケなどを引き起こします。
年間を通して健康な頭皮環境を維持するためにも、夏の保湿ケアを提案することが大切です。「ミルボン プラーミア バランシングスカルプパック】は紫外線や冷房で疲弊した頭皮ケアにおすすめ。頭皮をべたつかせず、しっかりと保湿ケアをしてくれます。
| メーカー | ミルボン |
|---|---|
| ブランド | プラーミア |
| サイズ | 200g |
| 香 り | ミスティフローラル |
| 定 価 | |
| 商品番号 | 83897 |
【汗臭くない？】夏の接客に不安を感じる理美容師も
お客様の汗対策に気を配る一方で、理美容師自身も夏の接客に不安を感じるシーンがあります。それはシャンプーです。他の施術に比べてお客様との距離が近くなるため、「汗臭くないかな？」と気になる理美容師も多いでしょう。
店内は空調管理がされているとは言え、理美容師は休みなく動き回っているため汗をかきやすいもの。汗かきなスタッフや基礎体温が比較的高い男性スタッフは、特に気になる所ですよね。
良い汗は臭くない！体質改善で汗の質を変えよう
良い汗はベタベタせず臭いもほとんどないという事実をご存知でしょうか？ 体質改善をして良い汗に変えてしまえば、接近したお客様を不快にすることもなく仕事に集中しやすくなるでしょう。以下のような方法で体質改善に挑戦してみましょう。
- 有酸素運動をする
- 37～38℃のお湯で10～15分半身浴をする
- 冷房の設定温度を上げる（27℃が理想）
- 肉類を控えビタミンCやビタミンEが含む食べ物を積極的に摂る
現代人は冷房に慣れて汗をかく習慣があまりないため、汗腺の働きが弱まり、臭くべたついた悪い汗を出しやすくなっています。新陳代謝を高めて、汗腺をよく働かし正常な良い汗に変えられるよう働きかけてみましょう。
休憩時間にインナーを着替える
汗をかきやすい人はしっかりと汗を吸収するインナーや通気性の良い服を選びましょう。昼食時や休憩時間に汗を拭きインナーだけでも着替えると、汗の臭い対策にも効果的です。
夏の汗対策でお客様をおもてなししよう
暑い中足を運んでくださったお客様への厚いおもてなし。お客様も「こんなに気配りをしてくれるなんて」と喜んでくださることでしょう。技術はもちろんですが、些細な気遣いは顧客のファン化に欠かせません。汗の悩みもファン化のチャンスに変えつつ、お客様の満足度アップを目指しましょう。
夏の汗対策に必要な道具を揃えるなら
美通販へ！
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