あなたがサロンオーナーなら、美容室や理容室の内装にはこだわるだろう。
自分の趣味まっしぐらな店舗もなかにはあるかもしれない。
お客様を選ぶという観点なら、それも悪くない。
しかし、それは一握り。
彼らのサロンは一見、趣味の店に見えても確固たるコンセプトがある。
揺るぎないイメージと嗜好が生んだ、完璧なデザイン性と世界観。
好きだから…。
ただそれだけなのに、他がどんなにマネしようとも、それに勝ることは不可能。
「センス」とは本来そういうものだ。
では、一般的に美容室の内装を考える時はどうだろう?
まずはターゲットを明確に
男性、女性、両方なのか?
店舗デザインは集客にも影響するから、上記のようなこだわりがないならお客様メイン。
すなわち、集客を意識した店舗づくりが無難だ。
内装・インテリアはけしてお金をかければ良いというわけではない。
もしもコンセプトがベルサイユの薔薇みたいなゴージャス系なら話しは別だが、年齢、性別に関わらずに受け入れられるものがいい。
違和感を与えるようなインテリアは避けたいところだ。
特に、お客様が直接座るスタイリングチェア、昔でいうセットイスはサロンでも目立つ存在だ。
スタイリングチェアにこだわりたい美容室のオーナーは多い。
隠れ家的サロンで対応可能なお客様はおひとり…、というサロンならスタイリングチェアも一脚でいいかもしれないが、そうでなければいくつか必要になる。
開業時なら、結構痛いところ。
改装やちょっと雰囲気を変えたいなんて時も、まずこのスタイリングチェアをなんとかしないといけない。
しかも、まとめて。
でも、妥協したくないのが、やっぱりこのスタイリングチェアなのだ。
だってお客様は美しくなるために、期待を抱いて美容室のこのイスに座るのだから…。
中古より、出来れば新品。
資金は限られている。だから、新品最安値のスタイリングチェアを探したい。
スタイリングチェア/セットイスを選ぶならこだわりすぎるな!
美容室のスタイリングチェアにこだわりを持つオーナーが多いのはわかっているが、こだわりすぎると大切なものを見落とす。
それはお客様目線だ。
サロン側に明確なコンセプトやイメージがあっても、お客様にとってどうかを忘れてはならない。
お客様は長時間このセットイスに座るのだ。
デザインがどんなに素敵でも、座り心地が悪ければ本末転倒。
だから、デザインにこだわりすぎるのは危険だ。
好みのスタイリングチェアがないから、普通のインテリアイスを選ぶ?
スタイリングチェア/セットイスは考えられて作られている。
長時間座る。
多くの人が座る。
体格の違い。
動き(シャンプー台への移動など)。
手入れのしやすさ。
美容室のセットイスは、インテリアと異なり耐久性もいい。
毛くずなど、カットした髪もすばやく取り払えたり、お客様が立ったり座ったりが億劫でない絶妙なマットの硬さなど…、色々考えられているから、やはり選ぶなら、スタイリングチェアがいいだろう。
いいものは高いという固定観念
価格が高いものは良い商品というイメージがある。
当たり前だ。
高くて粗悪な品だったら怒る!
でも、安くても良い商品は探せばあるのだ。
高価な商品を大事にずっと使い続けるという選択肢もあれば、安くて良い商品を見つけて、ある時期にまた買い換えるという方法もある。使用想定年数や、将来の改装なども考えてどちらを選ぶかはあなた次第。
お客様のためにもいつでも清潔で座り心地、機能性の良い、スタイリングチェア/セットイスを選びたいものだ。