雑誌やTVなどを中心に最近話題になっている”大人女子”という言葉ですが、近年では幅広い大人の女性に対して使われる言葉となっていますよね。最近の大人女子のイメージは年齢を問わず、おしゃれで女性らしい大人にピッタリな言葉となっています。そのような”大人女子”である女性たちに提案したくなるおすすめのヘアカラーをご紹介します。
大人女子の定義
大人女子の定義は“女の子のような若々しさがありながら大人の落ち着きも持った女性”を指します。一般的には年齢がまだ子どもの女性には使われない言葉で、主にファッション業界などで大人の女性に対して使われる用語のひとつです。
“大人女子”という言葉は30代くらいまでのイメージもあり、メディアによっては年齢に区切りをつけているところもあります。しかし、最近ではTVでもアラフィフ以上の活動的な女性が“大人女子”と呼ばれるなど、年齢や外見の若々しさだけが大人女子の定義であるとは言い切れなくなってきました。
最近では年齢や見た目でなく、生き方やライフスタイルが素敵な大人の女性が“大人女子”に当てはまるのではないかと考えられています。昔の女性と比較して最近の女性は見た目に対して実年齢が若い人が多く、積極的に女子力アップのために自分磨きをしている人が多いですよね。
大人女子はそのような年齢で活動の幅を決めない、何歳になっても輝いているような女性のことを指す言葉なのです。
大人女子におすすめしたいヘアカラー4選
自分磨きをしている大人女子の中には、美容室でヘアカラーをする人もたくさんいます。
ヘアカラーのメリットとしてはストレスや加齢が原因で増える白髪を隠すことができたり、女子力の高さをアピールできることなどが挙げられます。実際に見た目にこだわっている女性は、生活面や仕事でもきちんとしてそうなイメージが強いですよね。
大人女子の定義は若作りをするということではないので、年齢を考えると少し無理をしているように見える派手すぎる色や明るすぎる色は不向きです。
大人女子に似合う色は暗い色だということではなく、派手すぎず明るすぎないナチュラルな“アースカラー”と呼ばれる色です。アースカラーは地球にある植物や大地の色を表す色で、そのアースカラーを取り入れることでどの年代の人にも似合うヘアカラーを提案することができます。
また、髪の毛がパサパサして元気がないと年齢を感じさせるので、ヘアカラーではツヤ感を与えることが重要です。
美通販で購入できるアースカラーを中心とした大人女子にピッタリの4つのヘアカラーをご紹介します。
暗めで落ち着いた大人っぽさがあるのに、垢抜けて見えるのがクールなイメージのダークアッシュブラウンの良さです。髪に優しい天然保護成分が水分のバランスを保ってくれるので、ツヤ感をキープして髪が綺麗に見える効果が抜群です。
メーカー | イリヤ |
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ブランド | カラーコートデコレ |
サイズ | 160g |
カラー | ダークアッシュブラウン、ダークマロンブラウン、他 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
サロン価格 | 850円 |
商品番号 | 54482 |
ショートやボブなどの短めのヘアスタイルにもピッタリの透明感のあるグレージュブラウンは、大人女子にも人気があるヘアカラーのひとつです。発色が良いだけでなく、配合されているナノリピジュアは何とシアバターやヒアルロン酸の約2倍の保湿力です。
植物成分配合で髪や頭皮に優しく、染めながらトリートメント効果があるのも嬉しいですね。
メーカー | パイモア |
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ブランド | スペクトラムカラーズ |
サイズ | 400g |
カラー | グレージュブラウン、ペールベージュ、他 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
放置時間 | 常温10~15分/加温― |
サロン価格 | 2,000円 |
商品番号 | 110026 |
モカブラウンはツヤ感のある日本人の顔に映えるヘアカラーのひとつです。モカブラウン単体ではなく、ベージュやアッシュ、グレーを混ぜることでアレンジして”自分らしいオリジナルカラー”を提案してみるのも良いですね。
こちらの商品は保湿成分だけでなく、毛髪補修成分が入っているのでカラーをしながらしっかりと髪の状態を良くしてサラサラに仕上げることができます。
メーカー | ビアント |
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ブランド | シラガネーゼ |
サイズ | 80g、レフィル300g |
カラー | モカブラウン、ダークブラウン、他 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
定 価 | 2,500円 |
商品番号 | 96961 |
春夏らしいちょっと明るめのヘアカラーに挑戦したい方にはオレンジブラウンがピッタリです。まるで太陽のように元気が出るオレンジブラウンのヘアカラーは、秋冬からのイメチェンにもおすすめです。ダメージを軽減し、狙い通りの色味を作ることができます。
メーカー | ウエラ |
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ブランド | コレストンパーフェクト+(プラス) |
サイズ | 80g |
カラー | ヴェールマンダリン10/94、BBオリーブ、グレージュ、他 ※他のカラーは商品詳細ページ、またはカタログ内でご確認ください。 |
対応オキシ | ウエロキソンパーフェクト+(プラス)(3%・4.5%・6%) |
サロン価格 | 750円 |
商品番号 | 122261 |
ダメージを気にされる方にはヘアマニキュアも
ヘアカラーをするとダメージを極力抑えたカラー剤を使っても多少はダメージがありますよね。肌と同じで髪でも加齢とともにトラブルが起こりやすくなりますし、元気がなくなってきます。
髪は意外と伸びるのが早いので染める頻度も2~3ヶ月に一回と少なくないですし、傷みがどんどんひどくなっていくことを気にするお客様もいらっしゃいます。そのような髪の毛が傷むのが嫌だけどヘアカラーをしたいというお客様には、比較的傷みの少ないヘアマニキュアをおすすめしてみると良いでしょう。
もちろん、ヘアマニキュアでもダメージが全くないという訳ではありませんが、それでも通常のヘアカラーよりはダメージが少ないというメリットがあります。ダメージを気にされる方に勧めたいヘアマニキュアのメリットとデメリットをご説明します。
ヘアマニキュアはダメージが少ない
ヘアマニキュアがなぜ通常のヘアカラーよりもダメージが少ないかというと、通常のヘアカラーの染料がしっかりと髪の中心まで浸透していくのに対し、ヘアマニキュアは染料が髪の表面に付くだけだからです。
ヘアマニキュアの場合には色素をしっかりと髪の中まで浸透させる“ジアミン”という成分を含まないため、髪の毛の内部まで染まるのではなく表面だけにしか色が付かないようになっているのです。
当たり前ですがカラー剤による髪の毛の傷みは髪の毛の中心にまで浸透する方が強く、その薬剤の強さによっても髪の毛や頭皮がかなり傷んでしまうこともあります。しかし、ヘアマニキュアの場合には表面だけを染めているので、髪の毛の中心まで傷みの成分が達することがなく、その結果ダメージが少なくて済むのです。
オリジナルカラーを希望される方にもおすすめ
ダメージが少ないヘアマニキュアでは1色だけでなく、複数のカラーを自在に配合することができます。そのため、「人と違う色にしたい」というお客様の要望にも応えることができ、複数のヘアマニキュアの比率を変えることによってオリジナルカラーを作ることも可能です。
また、オリジナルカラーではなくてもお客様の希望に近い色で通常のヘアカラーでは難しい色も作ることもできます。お客様の細かい要望に合った色を提案することによって、顧客満足度は向上して「またこの色に染めたいからあの美容室を利用したい」と思ってもらえるでしょう。
色落ちなどのデメリットも説明することが重要
ヘアマニキュアはダメージが少なくオリジナルカラーが作れることからメリットが大きいように思えるかもしれませんが、“マニキュア”という言葉が付くように通常のヘアカラーよりも色落ちのスピードが早くもちが悪いというデメリットもあります。
また、ヘアマニキュアをした後にはパーマもかかりにくくなってしまいます。施術をする際にはメリットだけでなくデメリットの説明もしなければ、クレームやお直しなどの問題が発生してしまうことに繋がるかもしれません。
したがって、お客様にヘアマニキュアを提案する際はメリットとともに色落ちがしやすいデメリットの説明もして、お客様がその説明に納得してから施術をするようにしてください。
提案時にはパーソナルカラーを重視して
人は誰にでも生まれつき持った特徴や肌や瞳の色、そしてそれに合う雰囲気の色を持っています。そして、その似合う色のことを”パーソナルカラー”と呼んでいます。
パーソナルカラーは年齢などで区切られるものではないので、ヘアカラーを提案する時にもその人の年齢や“大人女子”というジャンルだけで他の同じ条件の人と同じ色を勧めてしまうと似合わない色を勧めてしまうことになりかねないので注意が必要です。
美容師はその人を見てパーソナルカラーが何色かを判断した上で希望を聞き、提案することからもセンスや直感力も問われる職業です。提案時にはお客様の要望を聞きだすことはもちろん、プロとしての提案をすることが重要です。
似合う色は人それぞれで違う
友達同士でもこの人はピンク系が似合うのに、この人はブルー系が似合うなどその人に合う色が人それぞれ違うことが何となくわかりますよね。したがって、同じように大人女子を目指している女性であっても、プロがそのお客様に勧めるべき色は異なるのです。
そして、勧める時に参考にしたいのがお客様のパーソナルカラーで、初対面のお客様であったとしてもお客様の顔の形や雰囲気、話した印象などの限定された情報で素早くパーソナルカラーを把握しなければいけません。
そのお客様に似合うヘアカラーを提案して仕上がりに満足してもらえれば、次回も来店してもらうことができるなどの集客につなげられる可能性も高まります。
お客様が納得するまでカウンセリングを
お客様が美容室に来店する時には、基本的に希望の色やイメージを持っています。そして、美容師はその希望にできるだけ添えるような色の提案を行っていきます。
しかし、稀に良い色ではあってもそのお客様のパーソナルカラーに合わないような色を希望されるお客様もいらっしゃいます。そのような時は希望通りではない色でも、お客様により似合いそうな色を提案した方が良いでしょう。
その提案にお客様が納得がいかないようであれば丁寧になぜこちらの色の方が良いのかを説明するなど、お客様が納得するまでカウンセリングを行う必要があります。提案通りにいかなかったとしても最終的にお客様が納得したら、そのヘアカラーで施術をするようにしましょう。
ヘアカラー+αの提案が顧客満足度アップにつながる
お客様が美容室を利用する理由は自分で染めるのが苦手だから、美容室のほうが良い薬剤を使っているからなどさまざまな理由があります。しかし、それだけではなく美容室でアドバイスをもらってからヘアカラーを決めたかったり、髪のケアについて美容室で相談したいというお客様もいらっしゃいます。
そういったお客様に対しては、ただヘアカラーをするだけではなく+αのお客様に満足して頂けるような提案を行っていくことが重要です。特に、髪を綺麗に保ちたいという大人女子にはヘアカラーを長くもたせるためのコツや髪が傷みにくくなるケア方法などたくさんの情報を提供すると喜ばれます。
脱若作りな大人女子はアースカラーがおすすめ
大人女子と呼ばれる層の中には、ヘアカラーの色によっては”若作りを頑張っている”というような印象を与えてしまう髪色もあります。
そこで脱若作りで格好良い大人女子になるためには、自然の色を意識したアースカラーがおすすめです。アースカラーはオレンジ系の明るい色からカーキ系、ブルー系まで幅広い色が楽しめます。ぜひ、大人女子のお客様にはアースカラーの落ち着いた色味のヘアカラーを提案してみてください。