「アイリストを目指したいけど、実際にはどうしたらいいの?」
アイリストの市場規模は年々増しており、約1,500億円と言われています。
そこで今回は、アイリストを目指す方のために「アイリストになるための資格と取り方、美容師免許なしでもなれる?」というテーマでシェア。
アイリストの資格などについて3分ほどで読める内容です。
Last Updated:2022/12/06
アイリストは資格なしでもなれる?
アイリストを目指す上で気になるのが、資格の必要性。
美容師は美容師免許が必要ですが、アイリストも取得しておくべきか回答していきます。
アイリストに美容師免許は必須
アイリストは2008年まで資格は必要ありませんでした。
しかし、資格がないことが災いして施術レベルが低下していきます。
その結果、施術中の事故が多発する事態に…
現在では、アイリストになるには美容師免許の取得が必須です。
資格がない状態での施術は、違法行為にあたります。
例えるなら、無免許で自動車の運転をしているのと同じです。
「周りに無免許でもアイリストをしている人がいるから大丈夫!」など思わないようにしてください。
美容師資格の取り方
美容師免許を取得する方法は3つあります。
- 美容学校に2年間通う
- 美容学校の通信課程に3年間通う
- 美容師免許が取れる高校に通う
美容師免許は、必ず学校を卒業しないと受験資格を得られません。
つまり、で勉強をして試験だけ受けられないということです。
美容師免許を取るためには、最短でも2年はかかります。
どうしてもすぐに取りたい人は、高校の卒業と同時に美容師免許が取れる学校がおすすめです。
アイリストになるまでの流れ
美容師と違い、アイリストになるには少しだけ遠回りをする必要があります。
これを聞いて「えっ!美容師免許が取得できたらOKじゃないの?」と思われた方もいるはず。
なぜ、美容師免許を取得するだけじゃいけないのか解説します。
美容師免許を取得する
アイリストの資格を得るためには、美容師免許が必要になってきます。
美容学校を選ぶ基準は「学費」「評判」「利便性」などさまざまです。
美容学校には連絡すれば、校内を案内してくれます。
気になる美容学校があれば積極的に見学してみましょう。
私の場合は美容師と理容師の2つの資格を持っていますが、学費の安さで美容学校を選びました。
美容師免許取得後にアイリストスクールに通う
アイリストが美容師免許の取得後に少し遠回りする理由は、アイリストスクールに通うからです。
美容学校での教育は、国家試験に受かるための勉強になります。
アイリストになるからといって、アイリストだけの勉強はできません。
つまり、美容師免許を取得できても、アイリストとしては実力がついていない場合が多いです。
アイリストを目指す多くの人は、美容師免許取得後にアイリストスクールに通います。
つまり、美容学校とアイリストスクールの2つに通う必要があるということです。
読者の中には「美容学校を卒業後にアイリストとしての実力も付けておきたい!」人もいるはず。
そんな場合は、休みや放課後返上でアイリストの勉強をするしかありません。
実際に、私の友人もアイリストになるために練習をしていました。
「楽しい学校生活を優先するか?」「ひたすら、免許取得とスキルアップに費やすか?」のどちらかを選ぶかはあなた次第です。
アイリストを目指すなら取っておきたい資格
アイリストの資格と合わせて持っておいた方が良い資格を3つ紹介します。
これらの資格を取得しておくと、アイリストとしての活動の幅が広がる可能性が高いです。
JEAアイリスト技能検定試験
JEAアイリスト技能検定試験とは、一般社団法人 日本アイリスト協会が2008年に設立しました。
設立の目的は、急激に増えたまつ毛エクステンションなどの安全基準の統一です。
3級~1級まであり、難易度が比較的高い試験になります。
概要は以下のとおりです。
アイリスト3級
・まつ毛エクステンションの基本的知識が必要
・筆記試験のみ
・受験に際して美容師免許は不要
そのため、美容学校に通いながらの受験も可能
アイリスト2級
・実技試験と筆記試験の2つ試験
・実技をするため、美容師免許が必須
アイリスト1級
・実技試験と筆記試験
・総合的な技術や知識が必要
合格率も50%以下と難関です。
アイリストとして活動を既にしている人向けと言えるでしょう。
ホームページ:一般社団法人 日本アイリスト協会
まつ毛エクステンション技能検定試験
まつ毛エクステンション技能検定試験は、JECA(一般社団法人 日本まつ毛エクステンション認定機構)が設立。
美容師免許を取得済みか、美容学校に在学中の生徒しか受験できません。
ただし2級以上を受験する場合は、美容師免許が必須です。
まつ毛エクステンション技能検定試験は、5段階からなります。
安全技術師
・実技試験と筆記試験の2つ
・JECA指定のウィッグを使用
内容は基本的な知識を求められます。
まつ毛エクステンション3級
・実技試験と筆記試験の2つ
・3級からは人間モデルが必要
正確に施術を行えているかどうかが求められます。
まつ毛エクステンション2級
・実技試験と筆記試験の2つ
2級は基本的な施術に加え、デザインバランスも必要になってきます。
まつ毛エクステンション1級
・実技試験と筆記試験の2つ
・スピード、デザイン、バランスなど総合的なスキルが必要
ある程度のサロンワーク経験がないと合格は難しいかもしれません。
認定講師
・実技試験のみ
技術の他に教育のやり方などが求められます。
さらに1級を取得していないと受験はできません。
ホームページ:一般社団法人 日本まつ毛エクステンション認定機構
プロアイリスト検定試験
プロアイリストは、一般社団法人 NEA日本まつげエクステ協会による検定で、特許庁から認定された資格になります。
まつ毛エクステンションの普及と発展のために2009年に設立されました。
3級~1級とプロアイリスト認定講師の4段階に分かれています。
プロアイリスト3級
・筆記試験のみ
まつ毛エクステンションの基本的な知識が求められます。
プロアイリスト2級
・筆記試験と実技試験の2つ
お客様に施術しても問題ないレベルが必要です。
2級が取得できないと1級を受けることはできません。
プロアイリスト1級
・筆記試験と実技試験の2つがあります。
・トップクラスの技術と知識が必要で
認定講師試験を受けるには、1級の取得が必要になってきます。
認定講師試験
・実地試験のみ
取得することで講師として活動もできます。
実際の試験では、レポート作成や講師としての適性を見られます。
ホームページ:一般社団法人 NEA日本まつげエクステ協会
アイリストに向いている人とは
アイリストの資格を取る前に、「私って向いているのかな?」と心配に思った経験はありませんか?
そこでアイリストに向いている人の特徴を4つ紹介します。
自分自身と照らし合わせながら読んでみてください
手先が器用
アイリストの仕事は、ミリ単位でする細かな作業です。
そのため、手先が器用な人と相性は良いです。
しかし、手先が器用じゃないとアイリストになれないわけではありません。
私も美容師を15年していますが、初めての頃は人の髪を結んだ経験すらありませんでした。
そこから練習を積み重ねて、お客様から「手先が器用でいいですね」と言われるまで成長した経験があります。
つまり、手先の器用さは練習すれば十分に身につくということです。
現段階で手先が器用じゃない人でも、問題ないので安心してください。
集中力が高い
アイリストは、お客様の目元を扱う仕事です。
人間の器官の中でも目は重要な場所。
集中力を欠くと、ちょっとしたミスで大事故を招きかねません。
アイリストの資格を目指すなら、集中力の高い人がおすすめです。
美容への興味・関心が高い
美容に興味関心がある人であれば、アイリストの資格取得に向いています。
そもそも、美容に興味関心がない人はアイリストを目指しません。
美容に興味関心がある人は、トレンドを掴むのが上手いです。
美容の世界は、常に情報が新しく更新されていきます。
トレンドを掴めるアイリストは、お客様への提案力も高いです。
人と話すことが好き
アイリストは接客業です。
そのため、お客様のとのコミュニケーションが重要になってきます。
コミュニケーションと聞いて「おもしろい話とかできないんだよな…」と思いませんでしたか?
私が説明しているのは【話し上手=コミュ力が高い】というわけではありません。
どちらか言うと、話し上手よりも聞き上手な方が大事です。
おもしろい話ができないからといって、ダメなわけではないので安心してください。
アイリスト資格に関するよくある疑問
ここまで紹介してきた内容の他に、アイリストの資格を取る上での疑問に答えていきます。
現在、社会人として働いている方や学費が気になる方は参考にしてください。
アイリストになるまでの学費の費用はどれくらい?
アイリストの資格を取る際の学費は、美容師免許の有無で大幅に変わります。
美容師免許を取得していない場合、美容学校を卒業するために100~200万円前後のお金が必要です。
通信課程で探せば、学費がもう少し安くなるかもしれません。
しかし、美容学校に通う年数が2年から3年へと長くなります。
美容師免許を取得していれば、アイリストになるための勉強は独学でもOKです。
正しい知識を学びたいなら、アイリストスクールがおすすめ。
学費は、ピンキリです。
安いスクールだと10万円以下で卒業できます。
高いスクールの場合は、50万円近くの学費がかかります。
アイリストは働きながらでも目指せる?
アイリストの資格の取得は、学生の方でも比較的簡単です。
しかし、仕事をされている方は資格の取得と二足のわらじになります。
そのため、働きながらアイリストの資格を取得するなら、休日返上で勉強をしなければいけません。
これを聞いて「そんなことできるの?大変そう」と思われた人もいるはず。
アイリストの資格を取得するためには、美容師免許が必要になってきます。
美容師免許に関しては、働きながら通える通信過程がおすすめです。
3年かかりますが、しっかり勉強をすれば美容師免許は取れます。
実際に私も通信過程で美容師免許を取りました。
大変ですが「アイリストになりたい!」という強い思いがあれば可能です。
美容師免許さえ取得してしまえば、アイリストスクールか独学で勉強するだけになります。
美容学校よりも日程の融通が利くので安心してください。
アイリストになるには資格は必須! 美容師免許を取得しよう!
今回のテーマ【アイリストになるための資格と取り方、美容師免許なしでもなれる?】についてまとめていきます。
・アイリストの資格を取得するには美容師免許が必須
・美容師免許の取得には、一般過程で2年、通信過程なら3年かかる
・アイリストになりたくても、美容学校では国家試験の勉強がメイン
・美容師免許を取得したらアイリストスクールに通うのは自由
・アイリストスクールの学費は10万~50万円と幅がある
・アイリストに関する資格は多くある
アイリストの資格を取得するなら、まずは美容師免許を取りましょう。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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