いつも髪の分け目が同じになっていませんか?
美容師の立場から言わせてもらうと、髪の分け目は定期的に変えるのがおすすめ。
なぜなら、分け目を変えないことで起こる頭皮トラブルもあるからです。
そこで今回は【髪の分け目を変えるべき理由とは? 左右どっちに変える? 癖で割れる時の対処法】というテーマでシェア。
福岡でフリーランス美容師をしている宇井がお送りします。
髪の分け目を定期的に変えるべき理由
髪の分け目を変えた方が良い理由は、ファッション的な部分だけではありません。
4つに分類したので、分け目を変えた経験がない人は参考にしてみてください。
分け目部分の頭皮が紫外線の影響を受ける
頭皮も肌も一部なので、当然日焼けはします。
そのため、頭皮も日焼け対策は必須です。
髪の分け目が常に同じだと、その頭皮部分に集中して紫外線を浴びていることになります。
紫外線が集中すると部分的に日焼けをしてしまいます。
しかし、頭皮が日焼けするからといって肌のように日焼け止めクリームを塗るわけにもいきません。
そこで重要になってくるのが、髪の分け目を変えることです。
髪の分け目を意識的に変えることで、紫外線が集中して日焼けするのを防いでくれます。
肌と同じで、頭皮が日焼けをするとトラブルを起こす原因になりかねません。
定期的に分け目を変えてあげるようにしましょう。
分け目に癖がついてペタンコになる
髪の分け目に癖がつくと、ボリュームが出づらくなります。
ボリュームが出ないとペタンコになり、日本人特有の頭のハチの張りが目立ちます。
頭のハチが目立つとヘアスタイルのバランスが悪くなる可能性大です。
仕事中にヘルメットや帽子を被る方は、特に注意してください。
長時間、強い圧力で髪を分けるため、シャワーなどで濡らしても分け目が消えづらくなります。
止むを得ずヘルメットや帽子を被る場合は、なるべく分け目がつかないように被りましょう。
分け目が薄くなる可能性も
ずっと髪の分け目が同じだと、髪が薄く見えます。
これはあくまで薄く見えるだけで、直接的に毛量が減っているわけではありません。
しかし髪が薄く見えると老けて見えるため、デメリットは大きいと言えます。
既に薄毛が気になっている人は、余計に薄く見えるため注意してください。
分け目を変えることでイメージチェンジできる
分け目を変えるとイメージがガラッと変わります。
「髪は切りたくないけど、イメチェンがしたい」みたいな人は、髪の分け目を変えてみてはどうでしょうか?
別の髪型に見えるくらい変わります。
髪の長さをキープしつつイメチェンをするなら、分け目を変えるのがおすすめです。
左? 右? 髪の分け目をどっちにする?
髪の分け目を左右のどちらかにするか適当に決めていませんか?
実は髪の分け目には、表と裏のように分けやすい向きが決まっています。
自分自身の分け目がわからない人は参考にしてみてください。
右と左で印象が変わる?
顔は左右対称ではありません。
そのため、髪の分け目を変えると顔の見え方も変わってきます。
「髪の分け目は左右のどちらかが良い!」と断定はできません。
しかし、鏡を見ながら自分にとって雰囲気に合っている分け目を決めることは可能です。
左右どちらの分け目が自分にぴったりか試してましょう。
分け目が真ん中or分け目をなくす
髪の分け目を真ん中にする場合は、髪の長さが必要!
なぜなら、髪が長くないと真ん中から分かれづらくなるからです。
なかなか分け目が真ん中にならない人は、一度髪が伸びるまで待ってみてください。
逆に髪の分けを無くすなら、髪は長くない方がいいです。
頭は丸いため、髪が長くなると丸みに沿って分かれます。
髪を短くすると分かれづらくなるので、分け目を無くすなら髪を短くしましょう。
さらに元々分け目がある人だと、髪を短くしても癖が残っていて分かれづらくなります。
そんなときは、担当の美容師さんから分け目の消し方を習ってください。
自宅で髪を乾かす際に継続してやることで、分け目は自然に消えていきます。
分け目を変えると運気も変わる?
「分け目で運気が変わる?」
そんなバカな…(笑)
そんなふうに思う方もいるはず。
しかし気分転換として分け目を変えるのは、まったくのノーリスクで可能です。
気分転換できた結果、運気が変わることはあります。
なぜなら、運気は自ら引き寄せるものだからです。
みなさんの周りにもやたら運が良い人はいませんか?
おそらく、その人は常に笑顔で人に接しているはずです。
人に対して優しくなれる人は、相手からも優しくしてもらえます。
それが、分け目を変えると運気も変わるということかもしれません。
自分に似合う分け目はどっち?
髪の分け目は、頭の渦に影響を受けます。
基本的に頭の渦は、70%くらいが左回りです。
つまり、前髪を分ける場合は左に流れやすいということです。
逆に右だと前髪は流れづらくなります。
この頭の渦に関しては、担当の美容師さんに聞くのがいちばんです。
髪の分け目を作るなら、頭の渦の向きを考えながら決めると失敗しません。
髪の分け目の作り方
髪の分け目の作り方は、ドライヤーで髪を乾かす一瞬で決まります。
なぜなら、髪が完全に乾くと分け目を作ろうと思ってもできないからです。
そのため、髪を乾かす最初の1分が重要になってきます。
髪の分け目がわからないなら美容師に聞こう
髪の分け目を変える、変えないの前に、大前提で知ってほしい内容があります。
それはヘアスタイルに大きく左右されることです。
髪の分け目は、ヘアスタイル次第で変わります。
髪の分け目を変えるなら思い切って、ヘアスタイルごと変えたほうが楽です。
逆にヘアスタイルを変えずに髪の分け目だけ変えようとすると分かれづらいです。
ヘアスタイルの変更は、担当の美容師さんと相談しながら決めてください。
髪の分け目の位置を変える
これから紹介する髪の分け目の作り方は、自宅でもできる最もシンプルな方法です。
まず、分けたい髪の分け目が決まっていたら先に分けておきましょう。
あとはそのまま乾かすだけです。
たったこれだけでOK!
もし、この方法で髪の分け目がつかなかったら以下のことが考えられます。
・髪が短くて分かれない
・頑固な癖毛で髪自体が分かれづらい
しかし、ほとんどが先ほど説明したやり方で成功します。
癖で勝手に分け目が割れてしまうときの対処法
正直、癖で勝手に分け目がつくのはしょうがありません。
なぜなら、寝ている間に分け目がついているからです。
ここでは、分け目がつかない方法を解説するわけではありません。
分け目を作り直したり、消したりするテクニックを紹介します。
ドライヤーを使って分け目をなくす
髪を乾かすときにドライヤーをうまく使えば分け目をなくせます。
しかし、いくつかのポイントを押さえて乾かさないと難しいです。
- お風呂上がりはすぐに髪を乾かす
- 分け目を消したい場所から乾かす
- ブラシを使って髪を乾かす
私のお客さまでも多いのが、お風呂上がりに髪をすぐに乾かさない人です。
おそらく、お風呂上がりは暑いからクールダウンするまで待っているのだと思います。
気持ちはわかりますが、なるべく髪はすぐに乾かしましょう。
さらに乾かす際は、髪の分け目を消したい場所が最初です。
嫌な髪の分け目がつく前に素早く乾かすのが重要です。
また、ブラシなどを使って髪の根本から乾かすと効率良く乾かせます。
クッションブラシなんかを使うとやりやすいです。
とにかく、お風呂上がりはすぐに乾かすようにしてください。
逆側の分け目にして乾かす
髪の分け目を消すなら、いつもとは逆方向に乾かすのがおすすめ。
思ったよりも意識して逆方向に乾かさないと、普段の分け目の癖は取れません。
それくらい普段の髪の分け目は残りやすいです。
逆側の分け目にして乾かす際も、髪が濡れていると効果的に乾かせます。
髪が完全に乾いた状態で逆側に乾かしても分け目は消えづらいです。
ジグザグに分ける
ジグザグに分けて乾かすテクニックは、完全に分け目を消す方法ではありません。
どちらかというと自然な分け目を作る際にジグザグに分けます。
また、髪の分け目をジグザグに分けて乾かすならポイントを押さえるのが重要です。
- ジグザグの幅は1cm未満
- コームでジグザグに分ける
髪の分け目をジグザグに分けると、一直線な分け目から少し自然な分け目に変わります。
左右のジグザグの幅が狭いほど、より自然な感じになります。
幅の狭いジグザグを取るには、指などでは難しいです。
テールのあるコームを使わないとジグザグな分け目は作れません。
たまに指でジグザグに分ける人がいます。
指で作った髪の分け目は、どうしても左右の幅が大きくなります。
自然な髪の分け目を作りたいなら、コームを使って分けてあげましょう。
髪の分け目を変えるなら少し重ためのスタイリング剤を使う
髪の分け目を変えると、最初のうちは元の分け目に戻りやすい傾向があります。
これは誰でもそうなので、しょうがありません。
実際に髪の分け目を変えたのに、時間が経過したら元に戻ってしまった経験がある人もいるはず。
その対処法としては、少し重ためスタイリング剤を使ってください。
スタイリング剤に少し重ためのものを使うと分け目のキープがしやすくなります。
どうしても髪の分け目が元に戻ってしまう人は、試してみてください。
髪の分け目がぱっくりある人は難しい場合がある
普段からの髪の分け目が原因で癖が残っている人は消すことが可能です。
しかし、生まれつき髪の分け目がぱっくりある人は分け目が消えません。
髪の長さがあれば重さで分け目を隠せますが、生まれつきの頑固な分け目は非常に難しいです。
ドライヤーなど使えば一瞬だけ消えますが、汗をかくと元に戻ってしまいます。
このように髪の分け目がぱっくりある人は、分け目を活かす方向にシフトチェンジした方がいいでしょう。
髪の分け目を変えて簡単イメチェンが可能!
今回のテーマ【髪の分け目を変えるべき理由とは? 左右どっちに変える? 癖で割れる時の対処法も解説】についてまとめていきます。
・髪の分け目はヘアスタイルを変えずにイメチェンできる
・常に同じ髪の分け目はその部分だけ日焼けする
・ヘアスタイルを変えると髪の分け目も変えやすい
・髪の分け目を変えるならお風呂上がりのドライが重要
・お風呂上がりは分け目を変えたい場所から乾かす
・生まれつき髪の分け目がぱっくりある人は消すのは困難
髪の分け目を変えるなら、自宅でいろいろ試してみてください。
自分なりにベストな分け目を探してみるのがおすすめです。
今回の内容が少しでも参考になると嬉しいです。
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