「髪型を変えずにイメチェンがしたい！」
そんな風に思った経験はありませんか？
前髪パーマなら簡単にイメチェンが可能です。
そこで今回は【前髪パーマでおしゃれなスタイルを実現！ 人気のスタイル、失敗しないオーダー方法】というテーマでシェア。
福岡でフリーランス美容師とウェブライターをしている宇井がお送りします。
おしゃれでアレンジ自在！ 今注目の「前髪パーマ」
前髪は、少し変えるだけで大きく見た目が変わるのが特徴。
そのため、私たち美容師も計算をしながら１mm単位で前髪をカットします。
前髪パーマとは、そんな前髪部分だけにパーマをかけることを指します。
さらに前髪パーマは、ヘアスタイル自体も大きく変える必要がありません。
今の前髪にパーマをかけるだけなので、髪を切りたくない人にもおすすめです。
前髪パーマの魅力
前髪パーマをかけると、どんなメリットがあると思いますか？
大きく６つに分けてみました。
伸ばしかけの前髪がおしゃれに決まる
前髪をつくると、１ヵ月前後でカットをしないと、すぐ目にかかってしまいます。
しかし目にかかったからといって、前髪カットのためだけに美容室に通うのも大変です。
そんなときは、前髪パーマをかけると悩みが解消されます。
パーマで前髪に動きが出ると、ルーズ感を演出できます。
１ヵ月に１回のペースで前髪カットに行けない人は、前髪パーマがおすすめです。
前髪のうねりやくせ毛をカバーできる
前髪のような生え際の髪は、うねりやくせ毛が出やすいです。
私のお客さまの中でも、前髪だけ異常にうねっている方もいます。
こんな方は前髪のストレートパーマがおすすめ。
まとまらない前髪も、一発で手入れのしやすいサラサラ髪に仕上げてくれます。
ふんわりしたボリュームのある前髪をつくれる
前髪はどうしても潰れやすいので、ふわっとした感じにつくるのは難しいです。
インスタに載っているふわっとした前髪も、コテで巻いている場合がほとんど。
空気感のあるふんわりボリュームの前髪をつくるなら、前髪パーマをかけてあげましょう。
根元から自然なボリュームが出るようになります。
前髪の重さや長さでもふんわり感は変わってくるので、担当の美容師さんとよく相談してください。
アイロンいらずでスタリングがラクになる
男性の方には少しわかりづらいかもですが、女性は朝がとにかく忙しいです。
特にメイクとスタイリングで、かなり時間が取られてしまいます。
スタイリングのために髪を濡らすといっても、男性のように髪が短くないため、乾かすまで10分以上かかるなんてざら。
前髪パーマをかけると、後ろの部分は結んでしまえばスタイリングはキマります。
朝の時間に追われている人は、前髪パーマをかけてみてください。
雨の日でもカールが取れにくい
梅雨など湿度が高い日は、せっかくコテで前髪を巻いても崩れてしまいます。
しかし、前髪パーマなら前髪の崩れを防いでくれるため安心です。
もちろん、前髪がまったく崩れないわけではありません。
それでも前髪パーマをかけていると、完全に崩れないのでおすすめです。
料金が比較的安い
前髪パーマは、全体パーマの半額前後でかけられます。
そのため、比較的リーズナブルです。
またお客様の中には、髪全体にパーマをかけることに不安がある人もいます。
そんな方は、まず前髪だけパーマをかけてみると良いかもしれません。
そして前髪パーマの雰囲気を見ながら、「髪全体にパーマをかけるか？」美容師さんと相談するのもありです。
前髪パーマはこんな人におすすめ
ここまで説明してきたとおり、前髪パーマは最小の労力で最大の変化をもたらしてくれます。
前髪パーマの効果はさまざまですが、特に私は以下のような人におすすめしたいです。
- ふんわりとした前髪にしたい
- 前髪のうねりやくせを取りたい
- 前髪を伸ばしている
- 頻繁に前髪カットに行けない
前髪パーマをかけてしっくりこなくても、少しカットするだけで元に戻るので安心です。
私が挙げた項目に１つでも当てはまる人は、一度試してみてください。
前髪パーマの種類
前髪パーマと言っても、ロッドで巻くだけではありません。
パーマのかけ方によって、効果も変わってきます。
前髪パーマの種類を３つ紹介します。
ロッドを使ったパーマ
もっともオーソドックスな前髪パーマのかけ方が、ロッドを使ったパーマです。
ふんわりとしたボリュームのある前髪になるメリットがあります。
前髪をふんわりさせるなら、シースルーバング気味にカットするのがおすすめです。
シースルーバングは重さもないため、ふんわりとした前髪になりやすいです。
逆に重い前髪だと、前髪パーマをかけてもふんわりしづらいので注意！
ピンを使ったパーマ
ピンを使った前髪パーマは、前髪が短い人や毛先をランダムに動かしたい人に向いています。
ロッドと違い、ピンは短い髪でもパーマがかけられるのがメリット。
さらに前髪の毛先を巻く方向次第で、ランダムにかけられます。
くしゅっとしたルーズ感のある前髪パーマがしたいなら、ピンでかけてみてください。
ストレートパーマ
ストレートパーマは、くせ毛やうねりに悩む人におすすめです。
しかし、くせが強すぎる人はやめた方がいいかもしれません。
なぜなら、くせが強い人が前髪だけパーマをかけると、違和感が生まれるからです。
前髪だけサラサラの髪で、他の部分がチリチリだとバランスが悪く見えます。
どうしても前髪ストレートしたい人は、「後ろはアイロンをかけるか？」「結んであげるか？」のどちらかをしましょう。
おしゃれな前髪パーマスタイル例
ヘアスタイル別の前髪パーマスタイルを紹介します。
メンズの前髪パーマも紹介するので、最後まで読んでください。
ショートヘア の前髪パーマスタイル例
ふんわり感の前髪パーマは、どの長さでも対応できるパーマです。
ショートヘアに関しても、ふんわり前髪パーマはおすすめ。
ポイントは、前髪を短く切りすぎないようにすることです。
ショートヘアで前髪も短いと、ボーイッシュ感が強く出てしまいます。
前髪は目の上くらいでふんわりパーマをかけると似合わせも簡単です。
ミディアムヘア の前髪パーマスタイル例
ミディアムの前髪パーマは、ある程度動きを出した方が可愛くなります。
長さが肩くらいまであるミディアムヘアはアレンジも可能！
アレンジスタイルまで視野に入れて担当の美容師さんと相談し、前髪パーマをかけてみるのもおすすめです。
セミロング・ロングヘア の前髪パーマスタイル例
セミロング・ロングヘアは、眉上でカットして前髪パーマをかけるとグッとオシャレ度が増します。
鎖骨下まであるロングヘアは、前髪が短くても子供っぽく見えません。
また、30代以上の大人世代も挑戦しやすいです。
ロングヘアの方は、思い切って前髪を短くしてみてください。
メンズ の前髪パーマスタイル例
メンズが前髪パーマをするなら、短髪の人はかけるのをやめた方いいです。
マッシュ系や前髪を含めた顔周りに長さあるヘアスタイルであれば、前髪パーマにチャレンジしましょう。
基本的には、眉下くらいの前髪の長さにパーマをかけるのがおすすめ。
アンニュイな雰囲気のヘアスタイルにしてくれます。
前髪パーマで失敗しないためのポイント
前髪は変化がもっともわかる部分。
そのため、前髪パーマをかけるなら絶対に失敗は避けたいです。
失敗しないためのポイントを４つ紹介します。
ポイント１ オーダー時はイメージを画像で伝える
前髪パーマに限らずですが、イメージ画像は必ず持って行ってください。
画像があれば、お客様と美容師のイメージを共有しやすくなります。
逆に画像がないと、カウンセリングに時間がかかりすぎてしまう可能性があります。
ポイント２ 髪が傷んでいる時はパーマを避ける
ブリーチなどで髪が傷んでいると、パーマが失敗しやすいです。
まずはヘアケアを優先させるようにしてください。
ポイント３ 髪に悩みがあるときは美容師に相談する
薄毛が気になるなど、髪の悩みは気兼ねなく相談した方いいでしょう。
美容師はプロですが、相談されないとわからない部分もあります。
相談をしてもらえたら、その悩みに沿った施術がやりやすくなります。
ポイント４ セルフでの前髪パーマは避ける
セルフの前髪パーマは、絶対にやめてください。
そもそも、前髪パーマ自体が難しい施術です。
それをセルフでしても失敗するのが目に見えています。
失敗すると髪へのダメージも蓄積するため、美容室へ行っても施術がやりづらくなってしまいます。
前髪パーマのよくある疑問
前髪パーマする上で、お客様からよく受ける質問を７つ用意しました。
読者のあなたが感じている疑問もあるはずです。
前髪パーマはすぐ取れる？ 持ちはどれくらい？
前髪パーマは、全体パーマと比較したら落ちるのが早いです。
なぜなら、前髪自体が短いからです。
１～２ヵ月を目安にしてください。
前髪パーマとカラーは同時にできる？
２つは同時施術が可能です。
ただし、ブリーチをする場合は注意が必要かもしれません。
ブリーチを希望するなら、担当の美容師さんと要相談です。
前髪パーマに必要な長さは？
前髪パーマに必要な長さは、眉くらいまであれば十分です。
ただし、髪が短いほどルーズ感のある前髪パーマはかかりづらくなります。
前髪パーマがかからないこともある？
お客さまの髪質によっては、前髪パーマがかかりづらいときがあります。
特に縮毛矯正をしている人は、髪質に関わらず前髪パーマをしても失敗するだけです。
縮毛矯正のようにアイロンで熱処理をしてしまった髪にパーマをかけるのは、90%以上の美容師が失敗するでしょう。
私なら絶対におすすめしません。
前髪パーマはドライヤーで乾かしても大丈夫？
ドライヤーで乾かすのは問題ありません。
しかし、手ぐしで乾かすのはNG！
手ぐしでのドライは、パーマを伸ばしながら乾かしているのと実質同じです。
前髪パーマは、引っ張りすぎないように乾かしていきましょう。
前髪パーマにアイロンを使っても大丈夫？
前髪パーマへのアイロンはおすすめしません。
なぜなら、パーマが落ちやすくなるからです。
もし「前髪パーマがゆるいな」と感じたら強めにかけて、乾かすときに手ぐしでウェーブをゆるくしましょう。
完全に前髪パーマが落ちた状態なら、アイロンもありです。
パーマをかけた前髪が伸びてきたらどうすべき？
前髪が伸びてきたときのシチュエーション別の対処法は２つ。
《美容室へ行ける場合》
・前髪パーマをかけ直す
《美容室へ行けない場合》
・サイドに前髪を流すか、センター分けをする
サイドに前髪を流したり、髪を分けたりしても限界があります。
そのため、美容室に行けるタイミングで前髪パーマをかけ直すのがおすすめです。
前髪パーマは簡単にイメチェンができて手入れもラク
今回のテーマ【前髪パーマでおしゃれなスタイルを実現！ 人気のスタイル、失敗しないオーダー方法】についてまとめていきます。
・前髪パーマをかけるだけで、髪型は変えずに雰囲気が一気に変わる
・前髪パーマはロッド、ピン、ストレートの３種類がある
・髪の状態によっては前髪パーマは難しい
・アレンジスタイルにも前髪パーマは相性抜群
・前髪パーマは１～２ヵ月前後でかけ直すと良い
前髪パーマは、リスクが少ないのに効果が大きいメニューです。
ふわっとしたボリュームが欲しい方は、積極的に前髪パーマをするのをおすすめします。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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