アイシャドウの塗り方~初心者向けからトレンド、一重・奥二重・二重別まで

アイシャドウは、アイメイクの王道と言っても過言ではないくらい存在感の大きいメイクアイテムです。
ここでは、アイシャドウの適切な塗り方や美しい塗り方をサポートするメイクツールまで、アイシャドウについて深掘りしていきます。
「目力をさらにアップさせたい!」「目を大きく見せたい!」という方は必見です。

目次

アイシャドウの役割


ここでは、あらためてアイシャドウの役割を確認していきましょう。
アイシャドウは、日本人が理想としている西洋フェイスに近づくサポートをしてくれそうです。

目を大きく見せるのに役立つ

目を大きく見せるアイメイクとして思い浮かべるのが、「マスカラ」や「アイライナー」ではないでしょうか。

ですが、これらのアイテムは目の形によっては扱いにくく、苦手意識を持つ方もいます。
アイシャドウならふんわりした仕上がりと付けやすいタッチなので、初心者さんでもでか目メイクにチャレンジできるでしょう。

メリハリのある顔がつくれる

まぶたに陰影をつけることで、顔全体のメリハリがつきます。
まさに、西洋人のような凹凸のある顔イメージに仕上げることができるでしょう。

明るいカラーと暗いカラーを上手く組み合わせるのがポイントです。

アイシャドウを塗るのに便利なアイテム


アイシャドウは、仕上がりイメージなどにより便利なアイテムを使い分けると良いでしょう。

また複数のアイテム(アイライナー、マスカラなど)を併用するテクニックを習得すれば、仕上がりがワンランクアップします。

ブラシ
アイシャドウ用のブラシを使用すると、広いまぶたにムラなくふんわりつけることができます。
天然動物毛や合成毛などさまざまな毛質があるため、自分に合ったものをセレクトしましょう。

チップ
アイシャドウチップは、たいていアイシャドウを購入すると付属として付いてきます。
大きいチップでまぶた全体に広げたり、小さめチップでは、二重幅や目のキワに沿ってラインを入れたりします。
初心者でも扱いやすく持ち運び便利です。

指で塗るのもOK
何色かのアイシャドウをつける時は、グラデーションを意識すると良いでしょう。
その時にいちばん自然に仕上がるのが、指の腹の体温でぼかしながらつけるテクニックです。
つけた後は、指先についた余分な粉をティッシュなどで拭き取る手間はありますが、グラデーションの仕上げには最適です。

初心者必見! アイシャドウの基本的な塗り方


アイシャドウにチャレンジしたい方やフレッシャーズの方は、ぜひ基本をマスターしてくださいね。

  1. ベースを塗る
    まぶた全体にアイシャドウベースを塗りましょう。
    ベースは、アイシャドウの発色や密着性を高めてくれます。
    パールやラメなどが配合されたものもあります。
  2. 全体に明るめのアイシャドウを塗る
    まぶた全体に明るめのアイシャドウを塗りましょう。
    明るめのベージュやホワイトなど、地肌よりもワントーン明るめのカラーがベストです。
  3. 少し狭い範囲でメインアイシャドウを塗る
    目をつぶって丸みのわかる部分、眼球にあたる部位にメインカラーをのせます。
    アイシャドウの中でもインパクトを与えるカラーになるので、ムラなく、自然体に仕上げるのがポイントです。
  4. 引き締めるためにポイント塗りをする
    最後に、細いチップの先で濃いカラーを二重や目のキワにラインを引くように塗りましょう。
    目元を引き締めるための大事な作業です。
  5. 涙袋にハイライトを入れる
    仕上げは涙袋にハイライトを入れましょう。
    涙袋にアクセントをつけることで、バランスのとれた目元に仕上がります。
    黒目幅には、ラメやパールをのせても良いでしょう。

目のタイプ別! おすすめのアイシャドウの塗り方

アイシャドウは、目のタイプに合わせて塗り分けると仕上がりに差が出ます。
一重さん、奥二重さん、二重さんなど、自分の目のタイプに合わせた塗り方をマスターしましょう。

一重の人向け

一重さんは、目を開けた時にメインカラーが隠れてしまいがちです。

そのため、しっかりメインカラーが見えるように数ミリはみ出すようなイメージでつけましょう。

また、最後に目のキワにつけるダークカラーをしっかり入れると、目元が引き締まります。

奥二重の人向け

奥二重さんは、目を開けた状態でメインカラーがしっかり見えるように描きます。
さらに、目尻寄りに少しはみ出すように塗ってください。

それでもボヤける場合は、アイライナーペンシルを使って目尻を強調させると良いでしょう。

二重の人向け

二重さんは、カラーがしっかりのると派手なイメージを与えたり、他パーツとのバランスが取れなくなったりしてしまいます。

すべてのアイシャドウを塗ったら、しっかり指の体温で境目をぼかしましょう。

目指す印象別! アイシャドウの塗り方


アイシャドウの塗り方ひとつで大人っぽさや、華やかさなどを演出できます。

T P Oに合わせた服装をするように、その日なりたいイメージに仕上げるためにも、アイシャドウもさまざまなレパートリーを持つと良いですね。

大人っぽい印象を目指す

社会人になるタイミングや、可愛らしさから大人っぽくイメージチェンジしたい方は、知的に仕上がるアイシャドウをセレクトしましょう。

まぶた全体にホワイトを馴染ませたら、眼球のあたりにやや流すように横長にメインカラーのベージュを入れてください。
また、目尻にも濃いめラインを描くように細チップを使って流し目風に引きましょう。

きれいめな印象を目指す

きれいな印象の目元をつくるには、コンシーラーなどでまぶたのくすみをカバーすることからスタートしましょう。
くすみが少しでも残っていると、そのカラーがうまく発色しません。

まぶたの色補正を終えたら、まぶた全体に明るめカラーをのせ、次にメインになるカラーを眼球の部分にのせます。最後に引き締めるように目尻に向かって濃いカラーをのせましょう。グラデーションをつくるように丁寧に塗るのがポイントです。

パールやラメをのせれば、きれいな印象の目元に仕上がります。必ず指の体温でぼかすのを忘れずに。

華やかな印象を目指す

パーティなどの華やかな日にこそ、特別なアイシャドウでイメージチェンジしたいものですね。

そんな時はいつも使用しない「ラメ」や「パール」を散らすのも良いでしょう。また、下まぶたにも明るめのカラーなどを入れると、さらに華やかさがアップします。

クールな印象を目指す

クールな印象を目指すなら、ブルーやホワイトなどの寒色系カラーを上手く組み合わせてみましょう。

シャープで知的なイメージをつくるには、目尻に入れる濃いカラーを、少しだけはみ出し気味に跳ね上げるように描きましょう。
よりクール感を出したいときは、目尻のみにマスカラをプラスしてください。

カラー別! おすすめアイシャドウの塗り方


アイシャドウのつけ方をマスターしたら、次は自分に似合うカラーをセレクトしましょう。

肌や髪の色だけでなく、季節や服装に合わせてカラーを変えてあげると、色々な自分の魅力が発見できますよ。

ブラウンアイシャドウ

初心者さんでも使いやすいブラウン系アイシャドウは、普段使いから冠婚葬祭まで、パーフェクトに使いこなせるパーソナルカラーと言えるでしょう。

ブラウンは濃くつけてしまうと、ナチュラルさが失われてしまうため、他のカラーとうまくグラデーションをつくりながら境目をぼかしていきましょう。

ブラシなどのツールを使うと自然にぼかすことができます。

ピンクアイシャドウ

人気の定番色といえばピンクですね。

しかしピンクはそのまま塗ってしまうと、腫れぼったいイメージで仕上がってしまいます。特に一重さんや奥二重さんは塗り方に注意が必要です。

目頭の3分の1までにしたり、明るめのピンクを目下につけたりして、全部が同じ濃さにならないようにするといいでしょう。

オレンジアイシャドウ

韓国風メイクなどで大活躍のオレンジアイシャドウ。ふんわりと可愛らしい仕上がりが人気の理由です。

ピンク同様に注意したいのが、目の形によっては腫れぼったく見えてしまう点です。
一重さんや奥二重さんがオレンジを使用する時は、単色ではなく何色かのグラデーションを描くようにつけましょう。

マスカラやライナーで締めるとせっかくの柔らかさが失われることがあるため、目の際にはブラウンアイシャドウなどを使いましょう。

一方、二重さんについては、原色系のオレンジよりも肌馴染みの良い薄めのオレンジを使うと、リップメイクとのバランスも取れます。

グレー・カーキアイシャドウ

グレーやカーキのアイシャドウは、エレガントなイメージに仕上がります。特に秋口のファッションにしっくりはまるカラーです。

ですが、つけた時に濃く発色してしまいやすく、使いこなすのが難しいとも言えます。パールラメ入りであれば、シックさの中にも可愛らしさが際立つため、失敗なくつけることができるでしょう。

グレーやカーキを使いこなせれば、周りとのアイメイクの差が一段とつきますよ。

ブルーアイシャドウ

目元に透明感を与えるブルーアイシャドウ。
しかし肌の色や目の形によっては、チャレンジしにくいカラーとも言えます。

ブルーアイシャドウにも多彩な種類があり、肌の白いブルーベースの方なら薄めのパステルブルーがおすすめです。一方で肌の黄味が強い方なら、ダーク系の紺色に近いブルーアイシャドウをセレクトすると肌から浮かないでしょう。

また、一重さんや奥二重さんがつけるとクール感や知的さが出やすい一方で、二重さんがブルーをがっちり入れてしまうと派手目な印象になるため、目の形に合わせたつけ方が望ましいと言えます。

垢抜けを目指す! 今トレンドなアイシャドウの塗り方


基本的なアイシャドウの塗り方をマスターしたら、今度は垢抜けを目指したトレンド風な塗り方にチャレンジしてみませんか。
ファッション雑誌から飛び出してきたようなそんなアイメイクが楽しめそうです。

ここでは、2パターンのトレンドアイシャドウメイクをご紹介します。

抜け感を出すアイシャドウメイク

初心者メイクに慣れてきたら、少し小慣れ感を狙ったアイシャドウメイクをしてみませんか。
そのためには、抜け感を意識したテクニックを習得しましょう。

抜け感では、ガッチリ色を乗せたりグラデーションをつけたりすることはあえてしません。単色カラーを指でぼかす程度につけるのがポイントです。

韓国アイドル風・でか目アイシャドウメイク

最近話題のメイクと言えば、韓国アイドルのようなフェミンなメイクです。

「オルチャンメイク」などとも呼ばれる韓国メイクは、今や世界中から注目を集めています。その中でもアイメイクは、一層オルチャンメイクを引き立てます。

そんな韓国アイドル風なでか目アイシャドウは、肌馴染みがよく可愛らしく見えるコーラルピンクやオレンジなどのカラーで、目をふんわり囲むようなイメージで塗るのがポイントです。

年齢が気になる方に! 年代別・おすすめのアイシャドウの塗り方

年齢とともにコラーゲンやエラスチンは衰え、まぶたは変化します。
そのため、20代の時にはすんなり塗れていたアイシャドウも、歳を重ねるごとに塗りにくくなるでしょう。

また、くすみなどが生じると、うまく発色しないなどの悩みも出てきます。

ここでは、年代別アイシャドウの塗り方をご紹介します。

30代におすすめのアイシャドウの塗り方

空調による乾燥などが原因でアイシャドウが粉っぽく仕上がるなど、20代の時と比較するとすんなり粉がまぶたに乗ってくれないと悩む方も多くなります。

そのような時はコットンに化粧水をたっぷり含ませて、まぶたに数分置いてからアイシャドウをつけましょう。

まだまだ色々なカラーにチャレンジできる世代です。服装に合わせてカラーレパートリーを持ちましょう。

40代におすすめのアイシャドウの塗り方

40代になると乾燥だけでなく、まぶたのたるみ悩みも出てくるので、たるみ対策の美容液をつけてからアイシャドウをつけるようにしましょう。

また、40代からは血行不良や色素沈着などによるくすみ悩みを抱える方も少なくありません。その際は、オークル系のコンシーラーでまぶたの色補正をしてから、アイシャドウをのせると良いでしょう。

50代におすすめのアイシャドウの塗り方

50代になると、目のたるみやくすみなどあらゆる肌悩みがまぶたにも現れます。
皮膚のたるみにより、アイシャドウ自体がつけにくくなるケースもあるでしょう。

アイシャドウをつける前は、化粧水や美容液でまぶたをしっかり整え、くすみを抑えるラベンダーやピンクのコントロールカラーを塗ってからアイシャドウをのせると良いでしょう。

またアイシャドウをつける時は、中指でまぶたの端をくっと持ち上げてつけてあげると、よれずにきれいに仕上げられます。

自分に合ったアイシャドウの選び方


メイクショップやメイクコーナーに行くとたくさんの種類のアイシャドウが並んでいて、どれをセレクトしたら良いか迷ってしまいますね。

ここではアイシャドウを選ぶ方法をいくつかご紹介します。

アイシャドウの種類

アイシャドウには定番の「パウダー」、フィット感のある「クリーム」などがあります。
また、みずみずしい質感に仕上がる「リキッド」もあるため、テクスチャーや仕上がりの好みで選ぶのも良いでしょう。

パーソナルカラー

自分の肌や髪の質感に合い、最大に魅力を引き出せるカラーをパーソナルカラーと呼びます。

黄みのあるイエローベースや、青みあるブルーベースなどに分かれており、似合う色を意識して選びます。ショップなどでは、カラーアナライザーなどの資格を持つ人がいるケースもあるため、機会があれば自分のパーソナルカラーを知っておきましょう。

目のタイプ

一重さん、奥二重さん、二重さん、それぞれ目のタイプに合わせたカラーを取り入れると、さらなる目元の魅力アップにつながるでしょう。

一重さん
時に眠たく見えたり、ぼやけて見えたりする目元には、メインのカラーをしっかり見えるように入れるだけでガラリと印象が変わります。アイシャドウをつける時は目を開けた状態をなるべくキープしながら2mm位メインカラーが見えるようにつけます。また、目を開けてもアイシャドウが隠れない下まぶたにもカラーをのせることで、一重さんの魅力がアップします。

奥二重さん
まぶたが腫れぼったく見えてしまうため、目元に陰影をつけるように仕上げましょう。チップやブラシでアイホール真ん中付近までミディアムカラーを広げたら、二重部分に濃いカラーを入れます。目を開けた時にカラーが隠れてしまいがちなので、カラーがどこまで入っているか目を開けて確認しながらつけていくのがポイントです。

二重さん
目元がはっきりしている二重さんは、濃くカラーを入れてしまうと派手なインパクトを与えてしまいます。そのため、薄いカラーを目の際に入れるだけで美しく仕上がるでしょう。また、チップや筆を使うとカラーが濃く出てしまう場合は、指に軽く乗せたパウダーを目のキワにのせてぼかすとナチュラルに仕上がります。

メイク下手な印象に! NGなアイシャドウの塗り方

アイシャドウの塗り方を間違えると、メイクが下手な印象を与えてしまうかもしれません。
では、どのような理由でアイシャドウの使い方のミスが生じてしまうのでしょうか。

アイシャドウに濃淡がついていない

アイシャドウはなるべく2色以上を組み合わせください。
単色や濃淡のない塗り方は、目を腫れぼったく見せたり、メイクバランスの悪さを強調したりしてしまうことがあります。

深い色やベージュ系を広範囲に塗る

目元にインパクトを出したいがために、深いカラーやベージュ系を広範囲に塗ってしまう人は少なくありません。心理的に目を大きく見せたいためにやってしまいがちな塗り方と言って良いでしょう。

こうしたメインカラーは、アイホール付近の丸みのある部分限定で入れてあげるとメリハリもついて自然に仕上がります。

似合うカラーを見つけよう! この夏はアイシャドウで目力アップ!


メイクの印象は、ほぼアイメイクで決まると言っても良いかもしれません。
そのため、アイメイクの要となるアイシャドウ選びやつけ方はとても重要です。

自分の目の形やパーソナルカラーを十分に熟知していれば、より魅力的に見せるアイシャドウ選びができるはずですよ。これを機会に苦手意識のあったアイシャドゥカラーにもチャレンジしてみませんか。

 

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ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。

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