いくつになっても憧れるのは、パッチリとした目元ですね。そんな方にぜひ注目していただきたいのが、ラッシュリフトです。
美しいまつ毛を仕上げるために「毎朝ビューラーが必須」という方は少なくないでしょう。ですが、仕事に家事にと忙しい女性が増えた今、朝のメイクはなかなかの時間ロスにつながってしまいます。
そんな時は、ラッシュリフトという技術を利用すると効率良くアイメイクができるようになります。ラッシュリフトについて詳しく見ていきましょう。
ラッシュリフトってどんなもの?
アイメイクをさらにレベルアップさせてくれるラッシュリフト!
自然なアイメイクが実現できると話題のまつ毛パーマ施術です。
ですがその他にも、まつ毛メイクに拍車をかけるマツエクやパリジェンヌラッシュリフトなどもあります。ラッシュリフトとこれらの施術との違いを交えながら、ラッシュリフトとはどのようなものかを見ていきましょう。
ラッシュリフトとは
特殊な薬液を使用するまつ毛のカール技術です。
持続性に個人差こそありますが、ビューラーを使ったような美しいカールが実現でき、より自然な仕上がりが望めます。
ナチュラルメイク志向の方や、アイメイクに時間をかけられないくらいに多忙な生活を送っている方に向いている技術と言って良いでしょう。
ラッシュリフトとマツエクの違い
特殊な薬液を使うラッシュリフトは、まつ毛の根元からのしっかりとした立ち上げ、もしくはゆるいカールを施します。マツエクのようにまつ毛を付け足していく技術ではないため、隙間が目立ちやすいということもありません。
自分の自まつ毛を活かせるという点で、マツエクと比較してとても自然に仕上がるといえるでしょう。
ラッシュリフトとまつ毛パーマの違い
まつ毛に立ち上がりをつける「リフト剤」や「ロッド」などを使用するラッシュリフト。これらはまつ毛パーマとほとんど共通の手法・過程です。
主な違いを挙げるとすれば、ラッシュリフトはまつ毛パーマのようにしっかりとしたカールをつけない点です。根元から立ち上げるのみか、ゆるくカールをつけるかのどちらかだと思っていただいて良いでしょう。
そのため、わざとらしくない、ナチュラルな目元が実現できるのです。
ラッシュリフトとパリジェンヌラッシュリフトの違い
「まつ毛をアップさせたいなら、パリジェンヌラッシュリフトでも良いのでは?」と思う方もいるでしょう。ですが、パリジェンヌは、根元からの立ち上げが主です。
一方、ラッシュリフトは、根元から80度程度の立ち上げにカールも加わる、さらに付加価値の高い施術です。
パリジェンヌよりも薬液、ロットの種類も豊富ですから、自分にピッタリのデザインが実現しやすいといえるでしょう。
ラッシュリフトのメリット
ラッシュリフトには次のようなさまざまなメリットがあります。
今までビューラーやエクステがメインであった方は、ラッシュリフトに変えるだけで、朝の忙しさから開放されたり、アイメイク時の皮膚トラブルなどを回避できたりするでしょう。
ビューラーの手間が省ける
アイメイクまでしっかり完成させるという方のほとんどが、ビューラーでまつ毛をカールしてから、マスカラを塗るというスタイルをとっています。
ですが、このビューラー使いもコツがあるため、なるべくなら省きたいアイテムです。朝の忙しい時間ならなおさらでしょう。
しかしラッシュリフトを施していれば、ビューラーを使用しなくてもよくなり、時短が期待できます。
エクステのように取れたところが薄くならない
まつ毛のエクステを使用している方も多いでしょう。
マツエクは、1束ずつグルー(接着剤)を使用して付けていく技術なので、万が一、取れてしまうとその部分が薄くなります。つまり、見た目においてはマバラ感が出てしまうということです。
一方、ラッシュリフトについては、まつ毛の根元からしっかり持ち上げてカールする技術を用いるため、薄くなるという心配はありません。
汗や水でカールが落ちない
まつ毛の形状変化を促す特殊な薬液を使用するため、汗や水に強いといえます。
そのため、プールや運動などの場面でもまつ毛を気にせずに過ごすことができるでしょう。毎日の洗顔で落ちることもほとんどありません。
自然なぱっちり目がつくれる
ビューラーや、マスカラ、エクステなどでつくるぱっちり目に対して、なんとなく少女漫画のような違和感を覚えてしまう人もいるでしょう。
もっと自然で大きな目にするためにも、毛元からナチュラルなカールが作れるラッシュリフトはおすすめです。
ラッシュリフトなら自然なぱっちり目に仕上がるので、ナチュラルメイクにもしっくり馴染むはずですよ。
ラッシュリフトのデメリット
ラッシュリフトにはたくさんのメリットもありますが、その反面で、いくつかのデメリットも存在します。
どちらについても理解することで、ラッシュリフトを十分に楽しむことができるでしょう。特にデメリットについては、仕上がりに差が生じるケースもあるため、注意してください。
濃さや長さは足せない
ラッシュリフトは、自まつ毛に対して行なう施術です。そのため、エクステのようにまつ毛に濃さや長さは足せません。もし、ラッシュリフトで濃さ・長さを出したいのであれば、マスカラを併用することになるでしょう。
まつ毛が短い人には不向き
自まつ毛にカールをつける施術であるラッシュリフトは、まつ毛が短い方や抜けやすい方にも適していないといえるでしょう。
ある程度の長さと丈夫な自まつ毛が生えている方であれば、ラッシュリフトの持続性も期待できます。
生えぐせが強い人はこまめなメンテナンスが必要
まつ毛の生えぐせがある人は、生え方にアンバランスさが目立ちやすいため、施術のタイミングが早まります。
この場合、
マスカラで修正するには限界があります。生えぐせのない方と比較して早めのメンテナンスが必要になるでしょう。
ラッシュリフトのやり方・施術の流れ
ラッシュリフトは次のような手順で施術していきます。
所要時間はカウンセリングから完成まで70分程度を見ておきましょう。
- カウンセリング
アレルギーの有無、理想の仕上がり、施術後の注意点など、総合的にカウンセリングをします。
今までに皮膚トラブルなどがあった場合は必ず申告してください。 - 前処理
前処理専用の薬剤を付け、生え際に付着している汚れを除去します。
この際、サージカルテープや綿棒が使用されます。 - 巻きつけ
自まつ毛や、目の形状に合ったロットを根元から巻きつけていきます。
※大きすぎるロットはゆるく、取れやすくなります。 - 1回目のトリートメント
専用トリートメントを付け、約5分置きます。
※まつ毛を傷めないための大事な工程です。 - 1回目のリフト剤
トリートメントが乾くのを待ってから、まぶたに付着しないように、数ミリ離した箇所に1回目のリフト剤を付けます。 - 2回目のトリートメント
根元から上手く立ち上がっているかを確認し、2回目のトリートメントを付けていきます。 - 2回目のリフト剤
2回目のリフト剤を付けます。
状態に合わせて、7分から15分程度放置します。 - ロットを取る
綿棒で薬剤を取り除きながら、ロットを丁寧にはずしていきます。 - 専用美容液で保護
ラッシュリフト専用の美容液などでまつ毛を保護します。
これにより、薬液によるダメージを極力抑えられます。
持ちが悪い? ラッシュリフトの持続期間
せっかくラッシュリフトをかけても、持ちが悪いともったいない感じがしますよね。
ここでは、ラッシュリフトの持続期間目安と持ちを悪くしてしまう原因をまとめています。
施術をする側、受ける側どちらもしっかりと心得ておけば、少しでも長く美しい形を保つことができるでしょう。
ラッシュリフトの持続期間
初めて施術される方なら、持続期間は約1ヵ月が目安となります。まつ毛がしっかりと生えている方ならば、約1ヵ月半持続することもあります。
持続期間は個人の毛周期により若干の差があります。特に、「下がりやすく、バラツキが気になるようになってきた」という場合は、施術のタイミングといえるでしょう。
特に、生えぐせのある方は、ラッシュリフトの期間が短くなる傾向があります。
ダメージリスクを回避するためにも、自分のまつ毛の質をしっかり把握してラッシュリフトに臨むことが大切です。
ラッシュリフトの持ちが悪くなる原因
「せっかくラッシュリフトをしても、すぐに元に戻ってしまう」という方もいるかもしれません。その原因のひとつに、施術の仕方が挙げられます。
例えば、「まつ毛の長さ」「量」「形状」より容量の大きいロットを使用すると、かなりゆるくかかってしまうため、持ちが悪くなります。また、薬液のpH(水素イオン濃度指数)が高くても、まつ毛の軟化を促すために持続性が失われます。
これらの原因は、どちらかというと施術者側が気をつけなければならないことです。施術を受ける側の解決策としては、ラッシュリフトの施術数が多く、口コミ評判が良いサロンを選ぶようにしましょう。
またヘアカット同様、施術前の十分なカウンセリングも大切です。
ラッシュリフトがおすすめな人
ラッシュリフトがおすすめな人は次のような方です。ご自分のまつ毛の特徴にあてはまるようであれば、ぜひチャレンジしてみましょう。
また、サロンに来店されるお客様が同じようなまつ毛悩みを抱えているのであれば、ラッシュリフトを紹介することで「アイメイクに幅が広がりますよ」とお伝えするといいかもしれません。
ビューラーをしてもすぐに下がってきてしまう人
まつ毛の量が多く、重みがあるとビューラーをしてもすぐに下がり気味になります。
下がる度にビューラーを何度もかけてしまうと、まつ毛やその周辺の皮膚まで傷めてしまうおそれがあります。そうしたビューラーにおけるトラブルを避けるためにも、ビューラーいらずのラッシュリフトはおすすめです。
まつ毛が硬くしっかりしている人
ラッシュリフトは、擬似まつ毛を付け足していくエクステとは違い、自まつ毛に直接働きかける施術を特徴とします。そのため、特に自まつ毛が硬くしっかりしている人に向いています。常日頃から、まつ毛美容液などで自まつ毛のケアを心がけている方にもおすすめといえるでしょう。
また施術には薬液を使うため、今まで目周りの皮膚にかぶれやアレルギーなどの皮膚トラブルがない方であれば、比較的安心して施術を受けられます。
まつ毛が下向きに生えている人
まつ毛が下向きに生えている人がビューラーを使う場合、つい力を入れすぎてしまいがちになります。また下がり気味のまつ毛を上げるために、マスカラをたくさん消費してしまうこともあるでしょう。
このように、まつ毛が下向きに生えている人では、まつ毛を傷めてしまうリスクが高い傾向にあります。自まつ毛を傷めずにまつ毛を上げたい人には、ラッシュリフトは適しているといえるでしょう。
エクステほど頻繁にメンテナンスに行けない人
エクステは、頻繁にメンテナンスに行く必要があります。ですが、「まつ毛だけに時間はかけられない…」という方の方も多いのではないでしょうか。
そのようなメンテナンスに時間をかけられない忙しい方にも、ラッシュリフトは向いています。
ラッシュリフトのよくある疑問
ラッシュリフトはまだ新しい技術でもあるため、「チャレンジするには不安」という方も多いと思います。確かに無知な状態で挑むと、薄くてデリケートな目元の皮膚にダメージを与えかねません。
また、すでにマツエクやアイプチなどを利用している方もいるため、そこの兼ね合いについて知ることも、とても大切なことと言えます。
ラッシュリフトでよくある質問と解答で理解を深めていきましょう。
ラッシュリフトとマツエクは同時にできる?
「アイメイクを極めたい」と思っている方なら、「ラッシュリフトとマツエクを同時に施術したい!」と思うかもしれません。どちらも一緒にできれば、まさに鬼に金棒ですね。
ですが、これらを同時にするには、ある程度のリスクがあります。リスクを抑えてどちらも楽しめるように次の点を心掛けましょう。
- ラッシュリフトでなだらかなカールを作る
まつ毛はマツエクの土台となるため、なだらかで円周率の弱いカールをラッシュリフトでつけましょう。
この場合、くるんとしたCカールはNGです。 - マツエクのカールもやんわりと
ラッシュリフトと同様、マツエクのカールも柔らくなだらかなカールで合わせましょう。 - 装着の適正なタイミングは1週間後!
ラッシュリフトを施術すると、pH8.0程度のアルカリになります。ちなみに、健康なまつ毛はpH4.5程度の弱酸性とされています。
こうした健康なpHに戻すためには、ラッシュリフト後1週間程度かかると考えましょう。それ以前にマツエクをしてしまうと、まつ毛を傷める原因になりかねません。
一重や奥二重にもラッシュリフトは向いている?
「アイメイクが理想どおりにいかない」と苦手意識を持っている一重や奥二重の方は多いです。その理由として、まぶたの重さでまつ毛下がってしまうことが挙げられます。せっかくビューラーで上げたカールが、まぶたの重みで取れやすくなるという難点があるのです。
ラッシュリフトは特殊な薬液で根元から自まつ毛をしっかり立たせ、形状を記憶させるため、少々の重みでまつ毛が下がるということはあまりありません。
一重、奥二重用のラインに沿ったロットもあるので、ぜひチャレンジしたいものです。
●アイプチと併用も可能!
一重・奥ニ重の方の中にはアイプチを使用している方も多いですね。今まで目のトラブルがなかったのであれば、アイプチとラッシュリフトを併用しても良いでしょう。
その場合、完成した姿、つまりアイプチをした状態でカウンセリングを受け、まぶたの形状に合ったロットや薬液をセレクトしてもらいましょう。
ラッシュリフトをしてからアイプチをすると理想とかけ離れた仕上がりになってしまうため注意が必要です。
まつ毛のロールアップで瞳美人に!
さまざまな技術が普及し、まつ毛に変化をつけることでアイメイクがさらに楽しめるようになりましたね。
そのひとつに、ここでご紹介した「ラッシュリフト」があります。
まつ毛を根元から持ち上げるので、瞳を大きく見せられる画期的なオシャレといえるでしょう。
ラッシュリフトでまつ毛をロールアップし、自然な目力とメイク力を向上させてみてはいかがでしょうか。サロンにいらしたお客様にも、おすすめしたいですね。
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